そのため、読み飛ばしていただいても結構です。
また、コメディ風味の会話劇という体をとっておりますので、本編の雰囲気や流れを損なう恐れがあることをご了承ください。
ナンドー
「それじゃあ、始めていくか。今回からはこのナンドーが機体を解説していくぜ。だが、ジャンク屋の親父だけってのは華がねぇからな。
アラン
「よろしく頼む。……しかし、最初の解説はグフ・パサードだと思ったが。シャーラが持ち込んだザクⅡJ型なんだな」
ナンドー
「連邦の新米ども相手にちょいと暴れただけだからな。グフ・パサードはまだ
アラン
「あぁ。
ナンドー
「おいおいメカオタクさんよ、一人の世界に入ってもらっちゃ困るぜ。お前さん、現場の兵士とは思えねぇくらい
アラン
「す、すまない。ザクは特に好きな機体なんだ。……で、この機体の他の特徴としては腕部がザクⅡF2型、所謂
ナンドー
「だろうな。おいらがまだジオンのメカニックだった頃、何度か見たことがあるぜ。リフトだのモビルスーツの手だの使って乗り降りするのは億劫だったからな。コイツなら胸部のハッチを開けて、ワイヤー垂らせばそれで終わりよ」
アラン
「他にも工夫されている箇所は山ほどある。防塵対策として、関節部は硬質ゴムによってきっちりとシーリングされている。長距離移動用に、腰部と脚部に補助推進装置が取り付けられているのも興味深いな。おそらく、これを運用していた連中はアフリカや中央アジアといった場所でも戦っていたんだろう」
ナンドー
「そこよ、おいらが感心したのは。このフランケンシュタインは、ちゃんとメンテナンスのことも考えて組み上げられてる。一年戦争の後もずっと、
アラン
「ジオン残党の中には、反地球連邦や民族独立運動系の勢力に鞍替えした連中もいるというからな。例えジオンという旗が無くなっても
ナンドー
「それはもう、兵士じゃねぇ。自分で戦う理由を探すヤツはもう、戦士だ。そうなっちまったら、戦いからは一生離れられねぇ。その身が朽ちて果てるまで、そいつは戦場を求めるし、そいつを受け入れる戦場は宇宙世紀には
アラン
「このザクを見ていると親近感というか、我が身のように思えてしまうこともあったが、なるほどそういうことか。このザクは
ナンドー
「泥臭く、傷だらけになり、元の自分が無くなっても戦い続けるってのは、まさに戦士だな。嫌いじゃあねぇ」
ナンドー
「これ以上は、おっさんの昔話になっちまいそうだな。この辺で仕舞いにするか」
アラン
「それじゃあ、次はグフ・パサードの解説だ。あの機体も、色々と語り甲斐があるからな」
ナンドー
「……おめぇさん、一年戦争の機体になるとノリに乗ってんなぁ」