コピーしたKOS-MOSに憑依して戦う魔神の戦闘記録 作:真っ黒鉛筆
マザーシップの攻撃は見事に失敗した。
結果はEDFの戦力を低下させただけ。
そんな泣きっ面状態のEDFにプライマーは鉄拳をプレゼント。
各地に巨大蛙を派遣して戦場を混乱させているらしい。
巨大蛙はアルファ型やベータ型とセットで送られてくるので人類は苦戦気味。
蛙のくせに虫を従えてるんじゃないよって思う。
私は巨大蛙&巨大生物と戦うために各地を転戦。
今は隊長や知り合いの兵士達と別れて行動中だよ。
私抜きで大丈夫なんだろうかって心配になるけど……隊長達も実戦経験の豊富な部隊なんだし、たぶん何があっても平気かな。
まあ、隊長は元気でやってることを信じて私は私の仕事をしよう。
「G・SHOT」
最近、ずっと使ってるG・SHOTを両手に転送。
そしてフライトユニットで飛行して目標に接近する。
本日のノルマは巨大蛙5体にアルファ型いっぱい。
獲物はたくさんいるので早く片付けてしまおう。
空から巨大蛙の頭部にG・SHOTの弾丸を撃ち込む。
巨大蛙の頭はパーンと弾け飛んだ。
そうしたら次に火線を巨大蛙の周囲にいたアルファ型に向ける。
アルファ型は相変わらず空からの攻撃には弱い。
あっという間に巨大蛙に随伴していたアルファ型は駆除が完了した。
これで残りの巨大蛙は4体。
アルファ型は数えるのが面倒だからいっぱいだな。
4体の巨大蛙は私を視認したようで、手にした銃で反撃してきた。
でもKOS-MOSに当てるには狙いが大雑把かな。
巨大蛙の銃は狙い撃ちするのには向いていない模様。
こっちに向けて銃を撃つ巨大蛙にG・SHOTの弾をお見舞いした。
2体目の巨大蛙を始末出来たのを確認して、一旦ビルの屋上に着地する。
フライトユニットは長時間の飛行は出来ない。
こまめに着地してフライトユニットのプラズマコアを休ませる必要があるのだ。
そんなわけで背中のプラズマコアの冷却が完了するまで、ビルの屋上から周囲の様子を確認しつつ、G・SHOTで攻撃して3体目の巨大蛙を倒した。
この戦場には私以外にも戦ってる兵士達がいる。
彼らも頑張っているけどアルファ型の駆除に手一杯な様子。
やっぱり巨大蛙は私が倒すしかないね。
さて、プラズマコアの冷却が完了したし、再び空に舞い上がるとするかな。
残った2体の巨大蛙はビルに隠れながら攻撃してきた。
くるくる回りながら回避して巨大蛙の真横を通り過ぎながらG・SHOTを発射。
穴開きチーズと化した4体目の巨大蛙は動かなくなった。
5体目の巨大蛙は周囲のアルファ型を集めて私にけしかける。
まあ、私飛んでるから無意味なんですけどね。
私の真下でわらわら動いてる蟻共を殲滅して5体目の巨大蛙に向かって飛ぶ。
巨大蛙は銃で応戦するけど当たらないんだなこれが。
5体目の巨大蛙に近付いたらG・SHOTを撃つ。
頭部を破壊された巨大蛙はその場に崩れ落ちた。
これにて巨大蛙の駆除が完了。
私は残ったアルファ型を殲滅するために移動を開始するのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
巨大生物の巣穴が見つかったらしい。
EDFは巣穴の調査のために部隊を派遣。
私もその調査部隊の1人だったりする。
巣穴はかなり大きい。
フライトユニットで飛べるくらいの広さがある。
無作為に穴を掘って天井が崩れないか心配だわ。
生き埋めだけは勘弁してほしい。
しばらく穴を下っていくとアルファ型とベータ型がお出迎えしてくれた。
一緒に行動している兵士達が応戦を開始したので私も便乗する。
今回はDRAGON・TOOTHのランチャーモードで攻撃してみた。
巣穴は直線になっているのでDRAGON・TOOTHのビームが面白いように当たる。
ビームは貫通して数体まとめて倒せるので殲滅するのは早かった。
出てきたアルファ型とベータ型を蹴散らしたら進軍再開。
途中で先行していた部隊も拾いながら奥へと進む。
『こちら戦略情報部です。新たな地球外生物を確認しました。アルファ型、ベータ型よりも大型の生物であり、また生物的に差異が大きいことから特別な分類が必要だと判断し、エルギヌスと命名しました。各部隊はエルギヌスの情報収集をお願いします』
巣穴を進んでいると通信を傍受した。
どうやら新しい巨大生物が出たみたい。
どんな見た目をしているのかは今のところ分かんないな。
まあ、エルギヌスの見た目は出会ってからのお楽しみか。
「また怪物が現れたぞ!」
「今度は数が多い! きっと俺達を奥に行かせたくないんだ!」
「戦闘開始だ! 怪物を駆除するぞ!」
兵士達が叫んだのと同時にKOS-MOSのセンサーに反応有り。
たくさんのアルファ型とベータ型が穴の奥からどんどん湧いて出てくるのが分かる。
数が多いのでここはX・BUSTERの拡散モードで対応しよう。
「X・BUSTER発射」
私の腹部から拡散ビームが撃ち出される。
ビーム攻撃で穴から出てきたアルファ型もベータ型も一気に数を減らした。
これで勢いに乗ったEDFはアルファ型とベータ型をまとめて駆逐。
私達は更に巣穴の奥へと足を踏み入れ……ようとしたがここでストップ。
司令部から撤退するように指示があったのだ。
これ以上の探索は危険だと判断したみたい。
まあ、この巣穴思ったよりも深いし撤退も仕方ないかな。
そんなわけで私は兵士達と一緒に地上へと戻るのであった。
あ、どうでもいいけど帰り道の海岸沿いに赤いアルファ型の大群がいたよ。
そいつらは私がパパッとやっつけておいた。
X・BUSTER乱れ撃ちで殲滅余裕でした。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
巨大蛙がとある工業地帯を占拠した。
この工業地帯は重要な施設が集中していて、失うことは人類側にとって大きなマイナスだからなるべく早く奪還したいそうだ。
EDFは即座に工業地帯の奪還部隊を召集。
その中にちゃっかり私が混じってたりする。
ほら、私って実績だけはあるし?
重要な作戦を任されるのも仕方ないかなって。
私としては嘘ついてEDFにいるわけだし、目立つことは避けたいんだけどね。
組織の歯車である以上、拒否出来ないのよね。
そんなわけでやって来ました工業地帯。
現在の時刻は深夜0時。
真夜中なら巨大蛙も寝ぼけてるでしょって判断なのかな?
でも見た感じ巨大蛙は真面目に警備してる。
真夜中に作戦する意味あるの?
私は無いと思う。
こんなの現場の人間が眠たいだけじゃん。
深夜残業はやめてさしあげろ。
「まさか新人のウイングダイバーを作戦に加えるとは……」
「我々スプリガンについてこれるのか?」
「足手まといは必要ないんだがな」
「新人に最新装備を与えるなど、司令部は何を考えているんだ?」
私を見ながら散々なことを言ってるのはウイングダイバーのスプリガン隊。
エリート意識の高いウイングダイバーのエリートさんです。
言いたい放題言いやがって。
今に見てろよエリートめ。
私の実力を見て腰を抜かすがよい。
人間が神のエリートである私を舐めるんじゃないっての。
「作戦開始だ。各員散開」
スプリガン隊の隊長がそう言うと、他の隊員は元気よく「了解!」って言った。
そして四方に飛びながら散っていったよ。
さて、私も移動するかな。
私は無駄にぴょんぴょん飛んだりしないぞ。
KOS-MOSの健脚なら走ろうと飛ぼうとスピードはあんまり変わらないのだ。
そんなわけで夜道をダッシュで駆け抜ける。
工業地帯の道路をダッシュしてると巨大蛙を発見。
都合よく1体だけで歩いている。
こっちに近付いてくるので待ち構えよう。
「R・CANNON」
今回は施設へのダメージを抑える必要があるのでR・CANNONを使う。
右腕をR・CANNONに換装してから巨大蛙の頭を狙う。
R・CANNONのビームが巨大蛙の汚い面を吹き飛ばす。
威力は充分かちょっとだけ不安だったけど杞憂だったようだわ。
とりあえず巨大蛙を1体倒した。
でもこんなんじゃスプリガン隊をぎゃふんと言わせられないのでもっと頑張ろう。
私は闇夜に紛れて巨大蛙を次々と始末していく。
気分は凄腕の暗殺者である。
工業地帯を走っていると巨大蛙の死体が転がっている。
スプリガン隊もエリートなだけあって仕事はきっちりしている模様。
でも倒し方はエグいな。
スプリガン隊は巨大蛙の四肢を吹き飛ばしてから止めを刺してるし。
……まあ、いつもG・SHOTで挽肉作ってる私が言えた義理じゃないか。
「きゃあああー!」
おや、巨大蛙の悲鳴が混じって女の悲鳴が聞こえるね。
KOS-MOSの集音機能は悲鳴を聞き分けることなんて朝飯前なのだ。
悲鳴のした方へ走って向かうと巨大蛙がスプリガン隊の1人を捕まえてた。
スプリガン隊員は武器を落としていて反撃出来ないみたい。
グーパンで必死に抵抗してるのが健気ですわ。
私は巨大蛙の眉間(蛙に眉間ってあるのかな)をR・CANNONで撃つ。
すると巨大蛙は物言わぬ死体になった。
「大丈夫ですか?」
巨大蛙に捕まってたスプリガン隊員に手を差し伸べる。
スプリガン隊員は素直に手を取った。
「新人に助けられるとはな。……今回は感謝しておこう」
スプリガン隊員はそう言うと落としていた武器を拾って飛んでいった。
『エイリアンが怪物を呼び出したぞ! 各員は集まれ! このままでは各個撃破されてしまうぞ!』
おっと、どうやら敵の増援が来たらしい。
巨大生物って夜でも全然問題無く活動出来るんだね。
私的には巣穴で寝てろよって思う。
私はフライトユニットを起動して工業地帯の合間を縫うように飛ぶ。
戦闘の光が見えたのでそこに向かって飛ぶと、ベータ型と戦っているスプリガン隊員達を発見したので、私も戦闘に参加する。
私は歪曲フィールドと自己修復装甲という能力を持ってる。
この2つの能力のダブルコンボで私は高い防御力を手に入れているのだ。
なので私は率先してベータ型の前を飛行。
相手の注目をこっちに引き付ける。
ベータ型の蜘蛛の糸が飛んでくるがくるくる回転して回避する。
そして回避のついでにR・CANNONで反撃。
ベータ型は確実に数を減らしていった。
で、ベータ型の駆除がある程度終わったら巨大蛙への攻撃を再開。
巨大蛙は銃で応戦してくるが遮蔽物の多い(建物の被害は知りません)場所なので身を隠すのは簡単だった。
「新人に負けるな! スプリガンの力をエイリアンに見せてやれ!」
負けず嫌いなスプリガン隊員の大声が聞こえた。
それに呼応するように他のスプリガン隊員達が奮起する。
いつの間にか私VSスプリガン隊の巨大蛙討伐合戦になってしまった。
まあ、どっちも張り切ったから工業地帯の奪還は早まったのだった。
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
プライマーは前線基地を用意してきた。
どうも宇宙から基地を投下したらしいよ。
即席の基地だね。
EDFは「エイリアンが家建てたみたい! 見に行こうぜ!」ってノリで偵察を強行。
結構な戦力を集めて基地見学へ向かうことになったよ。
「本当に前線基地が出来てるぞ……」
「ビルよりでかい……どうやって運んできたんだ?」
「奴らこの星に住む気だぞ! 家を建てやがった!」
徒歩で前線基地に接近していると兵士達の話し声が聞こえた。
彼らは目の前の巨大な基地に度肝を抜かれているようだ。
前線基地に近付くと基地内部から戦闘ドローンが大量に出てきた。
あの基地も転送装置を持っているみたいだね。
「ドローンが飛んできたぞ!」
「戦闘開始だ! ドローンを撃墜しろ!」
ドローンが出てきたことで私達は戦闘を開始した。
こっちの戦力は対物ライフルを装備した兵士に、フェンサーっていうパワードスーツを身に着けた重武装な兵士、それにコンバットフレームがいる。
ドローンを撃墜出来る火力は充分にある。
問題は敵の数が多過ぎるってことだけど……まあ、それを言っても仕方ないね。
『エイリアンの対空砲火は凄まじい。空からの接近は不可能だ。地上から接近するしかない。地上部隊はエイリアンの基地に接近しろ』
司令部も無茶言ってくれるなぁ。
ドローンを倒しながら基地に近付くのって結構きついよ。
いや、私は平気だけどさ。
私以外が厳しいんじゃないかなって。
『こちらG2! 砲撃を受けています!』
『こちらG4! 敵の攻撃激しく、前進出来ません!』
ほら、やっぱり兵士の皆さん苦戦してるじゃん。
兵士達の悲鳴が通信で聞こえてくるんですけど。
『コンバットフレームは歩兵の盾になれ。歩兵は前進を続けろ』
鬼畜司令部の指示に従って前に進むことになった。
このままじゃ兵士達の被害が凄いことになっちゃう。
こうなったら私が前に出て敵の注意を引き付けよう。
フライトユニットを起動させて空に飛び上がる。
ドローンは私に向かってレーザーを撃つが、そんなもん効かないんだよ。
「X・BUSTER発射」
X・BUSTERを拡散モードで発射する。
何度かX・BUSTERを撃った後は両手に握ったG・SHOTでドローンを攻撃。
私の攻撃によってドローンは数を減らしていったよ。
ドローンの数が減ったことで兵士達は被害を最小限に抑えながら前進出来た。
で、今は前線基地をみんなで攻撃してる。
「攻撃が効いてないぞ!」
「この基地は円盤と同じ装甲で出来ているのか!?」
どうやらこの前線基地も歪曲フィールドと自己修復装甲を持ってるらしい。
砲台は破壊出来てるけど、それ以外はほとんどダメージが無い。
私も試しにX・BUSTERを最大出力で撃ってみたけど効かなかった。
もしかしたらKOS-MOSの必殺技であるD・TENERITASなら効くかもしれない。
でもそれを試す前にドローンのおかわりが出てきた。
ドローンを放置は出来ないのでG・SHOTで攻撃する。
『これ以上は無理か……。総員、ドローンを撃破しつつ撤退しろ』
司令部から撤退指示が出た。
それを聞いた私達は散り散りになりながら撤退。
こうしてプライマーの前線基地の偵察は、成果の無いまま終わったのだった。