コピーしたKOS-MOSに憑依して戦う魔神の戦闘記録   作:真っ黒鉛筆

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 キサラギ社が「新型のACを開発したからテストに付き合って」という依頼をしてきた。

 

 キサラギ社がどんなACを開発したのか気になるしってことで依頼は受けたよ。

 ちょうど他企業からの依頼も無くて暇してたし。

 

『これより新型機の性能テストを開始する』

 

 キサラギ社のオペレーターがそう言うと新型のACが姿を現した。

 

 キサラギ社の作ったACだから人の形をしてないんじゃないかと思ってたけど、蓋を開けてみると両腕が武器と一体化してる以外は普通のACだった。

 

 見た感じ、機動性を重視したACみたいだね。

 それなら弾をばら撒けるG・SHOTの出番だな。

 

『レイヴン、遠慮はいらない。ACを破壊するつもりで戦ってくれ』

 

 え、いいの?

 あのACって人間乗ってるんじゃないの?

 まあ、いいっていうならやるけどさ。

 あとで文句とか言わないでよね。

 

「G・SHOT」

 

 武装を両手に転送して新型ACに向かって撃つ。

 

 新型ACは私の予想通り機動力を活かして軽やかに銃撃を避ける。

 それからお返しとばかりに両腕で攻撃してきた。

 どうやら両腕はパルスライフルになってるらしい。

 

 新型ACの攻撃は演習場に設置された壁で防御。

 攻撃が止んだらG・SHOTで反撃する。

 

 G・SHOTの弾が新型ACを捉える。

 新型ACは一瞬だけ攻撃に耐えた。

 ……いや、ほんとに一瞬だけだったよ。

 

 爆散するACを見て思ったけど装甲が薄すぎる。

 MTよりも装甲薄いんじゃないのこれは。

 こんなんじゃ商品にならないと思う。

 レイヴンも命を預けるのがこんなACじゃ嫌でしょ。

 

『なるほど、まだ既存のパーツに学ぶべきところはあるようだな。人間サイズの兵器相手にこの結果では話にならん』

 

 キサラギ社的に今回の結果は不満の様子。

 そりゃそうだろうさ。

 

『今回のデータは参考にさせてもらう。ご苦労だった』

 

 参考になるデータは本当に集まったの?

 あっさり新型ACのテストを終わらせちゃったから私は不安だよ。

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

 ベイロードシティがクレスト社から攻撃されて陥落したらしい。

 

 こんなことされたらナービス社も黙っていられないだろう。

 すぐにクレスト社へ報復するための依頼をレイヴンにすると思ってた。

 

 でも依頼してきたのはナービス社じゃなくてミラージュ社だった。

 

 依頼内容はクレスト社の専属ACの消去。

 依頼の報酬の高さからもミラージュ社の本気具合が分かるって感じ。

 

 ミラージュ社としてはクレスト社の行動が我慢ならないんだろうね。

 ミラージュ社もベイロードシティを狙ってたんだろうし。

 

 まあ何にせよ、依頼されたからにはきっちりこなしてみせようか。

 

 というわけでクレスト社の専属ACを襲うためにベイロードシティに来ました。

 

 わざわざベイロードシティで襲うのが今回のポイントだね。

 ミラージュ社なりの粋な計らいってやつである。

 

 クレスト社の専属ACは偽の依頼でおびき寄せることになっているので、相手が来るまでオペレーターの説明を聞くことにした。

 

 ACの名前はジオハーツ。

 乗ってる人はアグラーヤって名前らしい。

 前にミラージュ社の基地を防衛した時に戦ったACがこのジオハーツだったりする。

 

 アグラーヤは赤い星とかいう異名持ちで、クレスト社にとっては重要な戦力だとか。

 相手にとって不足は無いね。

 こいつもKOS-MOSの経験値にしてやろう。

 

『敵ACが接近しています。戦闘準備をしてください』

 

 分かってますよオペレーター。

 私のセンサーでもばっちり捕捉してますから。

 

「G・SHOT」

 

 異空間からG・SHOTを呼び出して準備万端。

 あとはアグラーヤがやってくるのを待つだけ……お、来たな。

 ヘリからACが1機投下された。

 

 まずは軽い挨拶代わりにG・SHOTの弾丸をどうぞ。

 

『罠……か』

 

 アグラーヤのACジオハーツは私の攻撃を避けながら着地した。

 

『お前が私の相手か。いいだろう。この任務を受けたこと、後悔してもらおう!』

 

 ふーん、私に向かって大口叩くじゃん。

 やれるもんならやってみてもらおうかな。

 

『いくぞ!』

 

 ジオハーツは右に移動しつつ、グレネードランチャーで牽制してきた。

 私はジオハーツに並走するように走りながらG・SHOTを使う。

 G・SHOTの弾がジオハーツにダメージを与えていく。

 

 ジオハーツも撃ち負けまいとショットガンを使い始めた。

 散弾がKOS-MOSの身体に当たるが、このくらいならまだ大丈夫だ。

 このまま戦闘は続行だよ続行!

 

『なかなかやる!』

 

 ジオハーツが空に飛び上がった。

 私の真上から撃ち下ろす気かな。

 

 ジオハーツのチェーンガンが甲高い音を立てながら弾を発射する。

 

 私はジグザグに移動してジオハーツの射撃を回避しながらG・SHOTで応射。

 

 ジオハーツもブースターを噴かせてこっちの攻撃を避ける。

 

『レイヴン。敵増援が近付いています。敵ACの撃破を急いでください』

 

 オペレーターから聞きたくない情報を聞いた。

 まあ、今戦ってるのはクレスト社の勢力下だもんな。

 そりゃ増援くらい出してくるか。

 

 増援がどのくらいの規模かは分からないけどこのまま戦い続けるのは不味いよね。

 ここは一気に畳み掛けてしまおうっと。

 

「M・SHOT」

 

 大量のミサイルを一斉に発射。

 これでジオハーツを仕留める……わけじゃない。

 ミサイルは前座。

 本命は相手がミサイルで動きを止めた瞬間に放つ。

 

「X・BUSTER発射」

 

 収束した極太ビームがジオハーツに直撃した。

 X・BUSTERの直撃を受けてはACでも耐えきれない。

 

 ジオハーツはビームの光の中に消えていった。

 

『level up!』

 

 アグラーヤを倒したことでレベルが上がった。

 どれどれステータスはどんな感じになったかな。

 

 

 

 KOS-MOS Ver.4(コピー魔神) Lv10

 

 格闘134

 射撃150

 技量146

 防御119

 回避164

 命中168

 

 固有能力 【コピー能力】

 

 一般能力 【強化人間Lv5】

 

 

 

 お、2レベルも上がってるじゃん!

 

 アグラーヤってそれほどの相手だったのか。

 これはX・BUSTERを使って早期決着したのは良かったかな。

 

『レイヴン、回収ポイントまで移動してください』

 

 オペレーターが急いで帰れって言うので、さっさとベイロードシティから撤退する。

 

 1時間くらい走ってヘリとの合流地点に到着。

 私は無事に帰りのヘリに乗ることが出来たのだった。

 

 あ、帰り際にナービス社から依頼があったのでついでにやっておいたよ。

 依頼はベイロードシティから逃げる住民の護衛で、特に苦戦はしなかった。

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

 ナービス社もいよいよ追い詰められてる。

 もう新資源の採掘場くらいにしかまともな戦力は無い模様。

 まあ、数ヵ月の間戦い抜いてきたんだし、ナービス社も健闘はしてるかな。

 すでに大勢は決してるから今やってることは無駄な足掻きとも言えるけど。

 

 そんな死にかけのナービス社にミラージュ社は追い打ちを仕掛けた。

 ナービス社の雇ってるレイヴンを倒してほしいんだってさ。

 孤軍奮闘してるレイヴンが邪魔なんだろう。

 

 ってなわけでやってきました採掘場。

 

 まずは邪魔なガードメカをR・CANNONで破壊していく。

 これは特に苦労するようなこともなくあっさり終わった。

 

 強化人間の能力でステータスに補正のかかっている今のKOS-MOSを相手にするにはガードメカじゃ力不足だしね。

 

 ガードメカを倒し終えるとACが登場。

 

 相手は四脚で両手に嵌めるみたいなマシンガンを装備してる。

 肩にはチェーンガンとミサイルを取り付けてるかな。

 

 どう見ても接近戦が得意そうなACだし、ここは距離をとって攻撃しよう。

 

「X・BUSTER発射」

 

 まずはX・BUSTERの収束モードを放つ。

 これで決まれば簡単だったんだけどACは遮蔽物を利用して上手くビームを避けた。

 

 ならば次はDRAGON・TOOTHのランチャーモードで対処しよう。

 これならどうだ?

 

『ふん、小娘が……調子に乗るなよ』

 

 私が撃ったビームをACは地面をジグザグに滑りながら回避する。

 うーん、なかなか腕の良いレイヴンじゃん。

 

『一気に近付く。それしか出来んのでな』

 

 ACがブースターを使って急接近。

 近距離になったところで両手のマシンガンを撃ってきた。

 

 マシンガンの瞬間火力が凄い。

 普通のACなら蜂の巣になるわこれ。

 やっぱりこいつと近距離で撃ち合いしちゃ駄目だな……早く終わらせよう。

 とりあえずこれでも食らえ。

 

「X・BUSTER発射」

 

 今度は拡散モードでX・BUSTERを使った。

 近距離で撃たれた拡散ビームをACで回避するのは難しかろう。

 

『なんだと……!?』

 

 KOS-MOSの放った拡散ビームがACに直撃した。

 当たり所が悪かったのか両手のマシンガンが駄目になってますね。

 これで相手は大幅に火力がダウンしたってわけだ。

 

 ACは肩のチェーンガンを撃ちながら私から離れようとする。

 まあ、そんなの許すはずがないんだけどね。

 KOS-MOSの運動性能なら逃げるACに追い付くのは容易い。

 

『読み違えたと言うのか!? この機体で負けるはずが!』

 

 残念だけどお前は負けるんだよ。

 KOS-MOSの性能を過小評価しちゃった自分を恨むんだね。

 

「セイバーモード起動」

 

 手に持ったDRAGON・TOOTHのビーム刃でACを斬る。

 

 斬られたACはバチバチと火花を散らせながら機能を停止。

 地面にその巨体を横たえた。

 

『ついに……俺の番か』

 

 そう言い残してレイヴンはACの爆発に巻き込まれて死んだ。

 

『level up!』

 

 よし、レベルが上がったな。

 ステータスも確認しておこう。

 

 

 

 KOS-MOS Ver.4(コピー魔神) Lv11

 

 格闘138

 射撃154

 技量149

 防御121

 回避168

 命中171

 

 固有能力 【コピー能力】

 

 一般能力 【強化人間Lv5】

 

 

 

 さて、これでナービス社は頼みの綱を失ったわけだ。

 今後はミラージュ社が本格的に侵攻するんだろうな。

 それにクレスト社やキサラギ社の動向も気になるところ。

 

 アーマードコア世界の戦乱は収まりそうにないな。

 私的にはまだ遊べるってことだから悪い話じゃないけど。

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

 エヴァンジェから再戦してくれとの言われたのでもう一度戦ってあげることにした。

 

『今度はどちらの力が上か確かめさせてもらおう』

 

 演習場に入るとエヴァンジェが先に待ってた。

 向こうのやる気は充分って感じですな。

 よっぽど私に負けたのが悔しかったんだろうなって思うわけ。

 こっちも気合を入れないと思わぬ手傷を負ってしまうかも。

 ここは真面目に相手をしてあげよう。

 

『ready……go!!』

 

 開始の合図と共にエヴァンジェの駆るACオラクルは真っ直ぐ突っ込んでくる。

 オラクルは近、中距離を得意としたACだから近付かないと話にならないか。

 

 こっちはM・SHOTで先制攻撃をしようかな。

 このミサイルでやられちゃうようなレイヴンじゃないだろうけど、まあ牽制にはなるでしょ。

 

 異空間から飛び出したミサイルをオラクルは機体を斜めに滑らせながら回避する。

 そしてお返しなのか向こうもミサイルで攻撃してきた。

 

 サイドステップでミサイルを躱すとDRAGON・TOOTHを呼び出す。

 ランチャーモードで起動してオラクルにビームを撃つ。

 

 オラクルは小刻みにジャンプしながらビームを避けると、肩のリニアガンを撃ってきた。

 

 射撃は正確だけど、KOS-MOSの運動性能なら躱せないことはない。

 演習場を走り回りながらDRAGON・TOOTHをオラクルに向けてバンバン撃つ。

 

 強化人間の能力でステータスの命中に補正がかかっているKOS-MOSの射撃を避け続けるのはエヴァンジェにも難しいようで、徐々にダメージを負い始めた。

 

 このままダメージを与え続ければ私の勝ちだね。

 エヴァンジェもそれは分かっているみたいで勝負を仕掛けてきた。

 

 オラクルは肩に装備したリニアガンとミサイルをパージして私に肉薄する。

 そして左腕のレーザーブレードを振るってきた。

 

 前回よりも鋭い一撃だったが私も成長してるんだよなぁ。

 なのでオラクルの振ったレーザーブレードは当たらなかった。

 

 オラクルはすぐにブースターを使い移動する。

 DRAGON・TOOTHのセイバーモードを警戒してるのかな?

 その判断は間違ってないけどさ。

 

 DRAGON・TOOTHを構え直して射撃を再開する。

 勿論、走り回りながら相手の攻撃が当たらないようにすることも忘れない。

 

『君はその力を何のために使うつもりだ?』

 

 突然エヴァンジェがそんなことを言ってきた。

 

 何のために力を使うかって言われたらそりゃ遊ぶためって答えるよ。

 いつだって命を賭けた遊びっていうのは面白いもんだからね。

 ……まあ、命を賭けるのはいつだって相手の方で、私は命を賭けないけどな!

 

『君の力は異質だ。まるでこの世界の物ではないみたいだ』

 

 ふーん、想像で言ってるんだろうけどその通りなんだよなこれが。

 正解を当てたご褒美として銃弾をあげよう。

 

「G・SHOT」

 

 武装をDRAGON・TOOTHからG・SHOTに変更してオラクルに猛射する。

 

『返事は無しか……』

 

 エヴァンジェは少しだけ残念そうに言った。

 

 それから数分後、オラクルは機能停止して私は勝利した。

 

『今回はこちらの負けだ。だが、次は勝つ』

 

 エヴァンジェは私に再戦を誓って去っていった。

 また勝負を挑む気ならいつでもこいって思ってたけど、どうやらその日は来ない気がする。

 

 何故ってエヴァンジェがレイヴンズアークから追放されたからだ。

 どうもクレスト社と直接契約を結んで不当な利益を得ていたらしい。

 

 まあ、追放の件に関しては自業自得なんで特に言うことは無いかな。

 目先の餌に釣られてしまうとはエヴァンジェも人の子だってことだね。

 

 

 

◇   ◇   ◇   ◇   ◇

 

 

 

 今日の依頼はクレスト社からだ。

 ミラージュ社の保有してる補給基地を強襲するから手伝えだってさ。

 早速、ヘリに乗って現場に急行しようっと。

 

『敵部隊の中にはACが含まれています。注意してください』

 

 オペレーターから忠告。

 どうやらミラージュ社もレイヴンを雇っている模様。

 

 ヘリから補給基地を見てみるとACを発見。

 右腕にレーザーライフル、左腕にグレネードランチャー、両肩には大型ミサイルを背負ってる重装備なACだ。

 

 このAC見たことあるぞ。

 私がアーマードコア世界にやってきて最初に見たACだ。

 つまりジャック・Oが乗ってるフォックスアイですな。

 

 まさかこんな所で出会うとは思ってなかったわ。

 あの高火力な武装は厄介だけど……まあ、どうにでもなるよたぶん。

 

 ……よし、覚悟を決めて行くか!

 

 ヘリから飛び降りて、まずは補給基地上空からX・BUSTERを拡散モードで発射する。

 補給基地に降り注ぐビームの雨は、地上から見れば流星群のように見えたに違いない。

 

 X・BUSTERの攻撃により何機かMTが行動不能になる。

 当たったMTに関しては運が無かったね。

 来世は業運の持ち主として生まれ変わることを推奨するよ。

 

『噂の人間兵器だ! 奴の武装はどれも高火力だぞ! 注意しろ!』

 

『レイヴンは正面から奴を引きつけろ! MTは側面から仕掛けるんだ!』

 

 生き残ったMT(あと当然フォックスアイ)は私に対して攻撃を始めた。

 MTとフォックスアイが連携とかやり始めると面倒なことになるのでここは各個撃破を狙う。

 

 G・SHOTを呼び出してMTを次々と穴開きチーズにしていく。

 MTの装甲がまるで紙切れのようだったわ。

 

 これはMTの性能が情けないわけじゃなくてKOS-MOSの圧倒的な性能が悪いんだ。

 あー圧倒的性能差で敵を圧殺するの気持ちいいねぇ。

 

『うわああああ!』

 

『助けてくれレイヴン! あれは化物だ!』

 

 結局、MTはさしたる反撃も出来ずに全滅しちゃったよ。

 

 これで残るはフォックスアイだけ。

 あいつは強いから集中して戦いたいんだよね。

 

 というわけでフォックスアイとのタイマン開始。

 

 まずフォックスアイが肩の大型ミサイルを発射したので走りつつG・SHOTで大型ミサイルを迎撃。

 

 大型ミサイルを撃ち落とすと盛大な爆発が巻き起こった。

 あのミサイル威力ありすぎだろ……当たればKOS-MOSでもやばいかも。

 

 そんなでかい花火の向こう側からいきなりレーザーが飛んできた。

 

 正直、これは運が良かった。

 相手の照準が少しだけ外れてたからレーザーは当たらなかった。

 

 ジャック・Oは大型ミサイルの爆発を上手く利用したな。

 あんな風に攻撃してくるとはちょっと予想外でしたわ。

 

「M・SHOT」

 

 こっちも派手にやろう。

 M・SHOTをばら撒いてフォックスアイにダメージを与える。

 

 フォックスアイは重武装、重装甲で機動力が死んでるACだからね。

 こうしてミサイルを発射すれば絶対に命中する。

 

 だけどこうしてミサイルを数発当てた程度じゃ倒せないだろう。

 伊達に堅牢な装甲をしてるわけじゃないだろうし。

 

 だからミサイルに気を取られてる間にG・SHOTで確実に装甲を削る。

 

 強化人間の能力でステータスに補正がかかってるせいかG・SHOTの弾は散らばることもなくフォックスアイに命中していく。

 

 でもフォックスアイも黙って攻撃されているわけじゃないね。

 左腕のグレネードランチャーで私を牽制しながら本命のレーザーライフルを発射してくる。

 

 今の私だと回避はぎりぎり出来ているって感じだ。

 フォックスアイの攻撃が当たるか当たらないかの瀬戸際を反復横飛びしてる気分ですよ。

 

 うーん、このまま戦うとこっちも大きな被害受けちゃう気がする。

 

 補給基地は壊滅状態だしMT部隊は全滅してるし、これもう依頼達成でいいじゃん。

 となるとフォックスアイから逃げても別に構わないな。

 問題はフォックスアイが見逃してくれるかってことだけど……あれ?

 

 逃げる算段を考えていると突然フォックスアイの左腕が爆発した。

 

 たぶんグレネードランチャーの銃口にたまたまG・SHOTの弾が入り込んで内部のグレネードが爆発したんじゃないかと予想。

 

 左腕を失ったフォックスアイはどうするんだろうと思って見ていると、反転して逃げ出した。

 

 このまま戦うと割に合わないと思ったのかな?

 まあ、私にとっては都合の良い結果になったわ。

 

 ちなみにクレスト社のMT部隊は全てが終わってからのんびりとやってきた。

 

 お前ら給料分しっかり働けよって思った。

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