可憐な少女達と紡ぐ日常   作:なかムー

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 皆さまお待たせしました。そしてメリークリスマス!

 そしてもしかしたら、2025年最後の投稿になると思います。

 今回はみいこと乙和のファイト回となります。ちなみに今回の対戦カードは『ヴァンガード Divinez Season2』にて、みいこと乙和のCVを務めました、渡瀬結月さんと岩田陽葵さんが担当するキャラがファイトする回があるためか、それに合わせました。ちなみに放送当時とはカードが増えた事もあるためか、ファイト内容は本家と差異がある事を予めご了承下さい。

 それでは、本編をどうぞ。



万化のキミヘ、至高の愛を

スタンドアップ!ヴァンガード!

 

 「《バミューダ△候補生 シズク》!」

 「《ルーセントスイート ミリス》!」

 

 「まずは私のターンだね。スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《マーメイドアイドル セドナ》にライド。《エネルギージェネレーター》をセットしてターンエンド」

 (手札5→6→5/ドロップ0→1)

 (ソウル0→1)

 

 「みいこのターンなの。スタンド&ドロー、手札を1枚破棄して《クーレストグランス ヴィレア》にライドなの!《エネルギージェネレーター》をセットしてEC(エネルギーチャージ)3して、ミリスのスキルで1枚ドローするの。バトル、ヴィレアでヴァンガードに攻撃なの」

 (手札5→6→5→6/ドロップ0→1)

 (エネルギー0→3/ソウル0→1)

 

 「ノーガード」

 「ドライブチェック《至高の運命者 リシアフェール》。ノートリガーなの」

 (手札6→7)

 

 「ダメージチェック《クーリング・ハート ユイカ》。ノートリガー」

 (ダメージ0→1)

 

 「ターンエンドなの」

 

 「私のターン。スタンド&ドロー、EC3。手札を1枚破棄して《トップアイドル アクア》にライド!セドナのスキル、SB(ソウルブラスト)1して山札の上から7枚見てグレード2以上のユニット…《エンファティックライム アルメル》を手札に加えるよ!バトルに入るよ、アクアでヴァンガードに攻撃!」

 (手札5→6→5→6/ドロップ1→2)

 (エネルギー0→3/ソウル1→2→1)

 

 「ノーガードなの」

 「ドライブチェック《マーメイドアイドル エリー》。ノートリガー」

 (手札6→7)

 

 「ダメージチェック《七彩の架け橋 ルクシェイル》。ノートリガーなの」

 (ダメージ0→1)

 

 「ターンエンド」

 

 「スタンド&ドロー、EC3。手札1枚破棄して《マチュアルアーズ ルティカ》にライドなの!ヴィレアのスキル、1枚ドローして1枚をソウルに置いてルティカのパワーを+5000するの。《推してくれる君へ(エスペシャルエスパ・レスポンス) アルメリア》をコール。バトルなの、ルティカでヴァンガードに攻撃」

 (手札7→8→7/ドロップ1→2)

 (エネルギー3→6/ソウル1→2→3)

 

 「エドウィーシュとラウムでガード!」

 (手札7→5/ドロップ)

 

 「ドライブチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガーなの!パワー10000をアルメリアに与えるの。そのままアルメリアでヴァンガードに攻撃なの」

 (手札7→8→9)

 

 「ノーガード。ダメージチェック《あふれる精彩 ウィズメイ》、ノートリガー」

 (ダメージ1→2)

 

 「ターンエンドなの」

 

 

 ここまでで今若干有利なのはみいこになる…が、それはまだ序盤のため勝敗はまだ分からないのだ。

 

 

 「ねぇみいこちゃん…」

 「?」

 「…ヴァンガードって、楽しいよね」

 「うん!楽しいの!」

 

 

 自分のターンを始める前に乙和はそんな言葉をみいこに投げかけると、彼女は笑顔で楽しいと返した。

 

 「スタンド&ドロー、EC3。手札1枚破棄して……行くよみいこちゃん!」

 「うん!」

 (手札5→6→5/ドロップ2→4)

 (エネルギー3→6/ソウル1→2)

 

 

煌めけ、万感織り成す波紋の万華鏡!

《万化の運命者 クリスレイン・カデンツァ》にライド!

 

 

 「きれいなのー……」

 「綺麗だけじゃないよ!まずはアクアのスキル、グレード3以上のマーメイドにライドされた時、山札の上から5枚見て、その中からグレード2以上のユニットカードを手札に加えるよ!」

 

 

 【公開されたカード】

 ・《穏やかな海で朝練を トルマナ》

 ・《モデレートミント ロシェル》

 ・《神秘の双子姉妹 ロミア&ルミア》

 ・《珠玉の一曲 エドウィーシュ》

 ・《マーメイドアイドル エリー》

 

 

 「……対象がトルマナしか無いので、それを手札に加えてそのままトルマナをコール!トルマナのスキル、登場時にソウルのセドナとアクアをSB(ソウルブラスト)して、山札からユイカをスペリオルコールしてそのターン中パワー+5000!ユイカの前に《エンファティックライム アルメル》をコール!アルメルのスキルでソウルチャージ1してトルマナのパワー+5000!更にCB(カウンターブラスト)1して自身のパワーを+5000!」

 (手札4→5→4→5/ドロップ4→6)

 (ソウル2→0→1)

 

 「どんどんリアガードが増えるのー」

 「それだけじゃないよ!更に手札からトルマナの後ろに《モデレートミント ロシェル》、ヴァンガードの後ろに《シニカルコンポーザー ラウム》をコール!これで準備ばできたよ!クリスレイン・カデンツァのスキル発動!」

 (手札5→3)

 

 

 「スキル…?」

 「CB1して自身の望むユニットの枚数選択、全部選ぶよ!5枚以上選択したのが別々のユニットなので、以下のスキルを1つずつ全て行なうよ!」

 

 

 クリスレインのスキルに対してみいこはピンとこなかったのか首を小さく傾げていた。そんな彼女に対して乙和はドヤ顔で講釈するも、外野から「可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!」と野次が飛ぶのであった。尤も、その数秒後に黙るのは言うまでもなかったが。

 

 その後は仕切り直すために乙和は一度咳払いをして気を取り直した。

 

 

 「まず一つ…1枚ドローしてEC3。次にアルメルのパワー+15000!更に自身のクリティカル+1!そして最後にトルマナを選択して『自身のターン終了時、このユニットを戻してもいい』スキルを与えるよ!」

 

 

 「スキルが多いのー……」

 「そこがクリスレインの強みだからね。さて、攻撃はどう受けるのかな?まずはアルメルでヴァンガードに攻撃!」

 

 

 クリスレインの効果処理を終えると此処でやっとバトルに移るのであった。

 

 

 「そこはノーガードなの。ダメージチェック《ふらこことゆれバラティアル》。ノートリガーなの」

(ダメージ1→2)

 

 「次にロシェルのブーストしたトルマナでヴァンガードに攻撃!」

 「《ショッキングキャンディ アウリス》でガードなの」

 (手札9→8/ドロップ2→3)

 

 「それならこれはどうかな?ラウムのブーストしたクリスレインでヴァンガードに攻撃!ロシェルのスキル、EB3と自身をソウルに入れて1枚ドロー、アルメルをスタンドさせるよ!」

 (手札5→6/ソウル1→2)

 (エネルギー6→3)

 

 「手札1枚使って《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》て完全ガードなの」

 (手札8→6/ドロップ3→5)

 

 「ツインドライブ。1枚目《ラヴィング・ピンク フランセット》、ノートリガー。2枚目《珠玉の一曲 エドウィーシュ》。ゲット・クリティカルトリガー!アルメルのパワー+10000、更にクリティカル+1!更にユイカのブーストしたアルメルでヴァンガードに攻撃!」

 (手札6→8)

 

 「ノーガードなの。ダメージチェック。1点目《コンピセント・ディレクター セプリナ》。2点目《お猫様の愛を リーサンネ》。ゲット・ヒールトリガーなの!ルティカにパワー+10000してダメージ1回復なの!」

 (ダメージ2→4→3)

 (ソウル2→1)

 

 「ユイカのスキル、ソウルブラスト1してアルメルを手札に戻すよ。これでターンエンド!スキルでトルマナを戻すよ」

 (手札8→10)

 

 

 ダメージを2で抑えたみいこであるが、まだ油断も出来ない状況であるのは間違いないのだ。しかしみいこはちゃんと理解出来ているからか、普段とは違い、真面目な表情を浮かべていた。

 

 「スタンド&ドロー、EC3。手札1枚破棄して…みいこも行くのー!」

 (手札6→7→6/ソウル2→3)

 (エネルギー6→9/ドロップ5→6)

 

 

 しかし自分のターンに回ってくると、普段の表情に戻るのであった。ファイトの見学をしている両陣営も思わずコメディドラマのようなギャグ展開のようにコケそうになった。

 

 だがまた「可愛いぃぃぃぃぃぃぃぃ!」って奇声が上がるも、何処からか飛んできた針が奇声の持ち主の頭に刺さったのは言うまでもなかった。

 

 「いいよ!」

 

 

 しかし乙和は苦笑いするも、内心ワクワクを隠しきれていないみたいだ。その実、みいこの使うデッキは何を使うのかは聞いた事あるのだが、ファイトするのは初めてであるからだ。

 

目指すは究極の唯一無二!

《至高の宿命者 リシアフェール》にライド!

 

 

 「やっぱり来たね、リシアフェール…」

 「なのー!まずはルティカのスキル、EB3払って1枚ドローしてSC(ソウルチャージ)1するの!」

 (手札6→7/ソウル3→4)

 

 「更にリアガードをドンドン展開していくのー!《あの輝きをもう一度(ブリリアンス・リステージ) エルベリーナ》、その後ろに《クローバー・ハーツ ネリネア》をコール!ネリネアのスキル、CB1してソウルの《推してくれる君へ アルメリア》を手札に加えてSC1するの。その後手札に加えたアルメリアをリシアフェールの後ろにコール!」

 (手札7→5→6→5/ソウル4→3→4)

 

 

 みいこも乙和に負けじとリアガードを展開していくのであった。

 

 「えっ⁉︎なんでブーストを持たないグレード2のユニットをヴァンガードの後ろにっ⁉︎」

 

 

 グレード2のユニットは例外がなければブーストを持たない…そんなユニットをヴァンガードの後ろに何故置いたのか理解出来なかった乙和であった。

 

 「それはすぐに分かるの。お次は《コンピテント・ディレクター セプリナ》と《ふらこことゆれ バラティアル》をコール!」

(手札5→3)

 

 

 みいこの盤面は今はサークル全部を埋めて攻めの態勢を整えた。しかしそれだけでは終わらないのか手札にある一枚のカードを掲げた。

 

 「そして手札からノーマルオーダー《その輝きは遠く空の彼方より(ブレイビング・エンジェルラダー)》をプレイするの!1枚ドローしてこのオーダーカードをソウルに置いて、みいこは乙和さんのターン終了時まで、『自分のターン中、自分ヴァンガードのパワー+5000』『リアガード全ては相手のスキルで選ばれず、リアガードサークル以外に置けない』を得るの!」

 (手札3→2→3/ソウル4→5)

 

 

 ヴァンガードの火力を上げていつでも攻められる準備を終えたのか、「ふぅ」と息を整えて汗を軽く手で拭っていた。途中、「はしたないですわ!」と声が投げかけられるも、隣人二人に諭されたのは此処だけの話であった。

 

 「仕込みはバッチリしたの!まずは次にネリネアのブーストしたエルベリーナでヴァンガードに攻撃するの!エルベリーナはヴァンガードがリシアフェールならパワー+5000するの」

 「ノーガード。ダメージチェック《マーメイドアイドル エリー》。ノートリガー」

 (ダメージ2→3)

 

 「バラティアルのブーストしたセプリナでヴァンガードに攻撃するの!どちらもヴァンガードがリシアフェールだからパワーが+5000ずつされるの」

 「それはトルマナとエドウィーシュでガード!」

 (手札10→8/手札6→8)

 

 「リシアフェールでヴァンガードに攻撃。この時、リシアフェールのスキルが発動するの!」

 「ここでスキル?」

 「そうなの!リシアフェールはブーストせずに攻撃するとスキルが発動するの!まずはEB(エネルギーブラスト)3して、セプリナとバラティアルとアルメリアをソウルに置くの!そしてリシアフェールのドライブは+1、更にパワーをソウルに置いたカード1枚につき+5000…15000されるの!この時ソウルに置かれた3体のユニットとエルベリーナのスキルが発動するの!」

 (手札3→4/ソウル5→8)

 (エネルギー9→6)

 

 「まずはバラティアルのスキルで1枚ドローしてCC(カウンターチャージ)1!次にセプリナのスキルでこのターン中、前列のユニットのパワー+5000!アルメリアのスキルで後列にいるネリネアをスタンド!そしてエルベリーナのスキル、CB1してスタンドして、相手ヴァンガードがグレード3以上のためパワー+10000するの!」

 

 

 乙和は何故みいこはグレード2をヴァンガードの後ろに置いたのか漸く理解出来た。リシアフェールのスキルを誘発させるためにわざと置いたのだと。

 

 「パワー33000のトリプルドライブ⁉︎そこは手札1枚をコストにして《マーメイドアイドル エリー》で完全ガード!」

(手札8→6/ドロップ8→10)

 

 「トリプルドライブ!1枚目《ヴァイブラント・シンフォニー》。2枚目《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》。3枚目《ショッキングキャンディ アウリス》。ゲット・クリティカルトリガー!効果全てをリシアフェールに与えるの!」

 (手札4→7)

 

 

 この時乙和は何故トリガー効果をヒットしないヴァンガードに振ったのか理解していなかった。

 

 今の盤面ならリアガードのエルベリーナにトリガーの効果を振り分けるのがベストなのだからだ。

 

 「(でもなんでリシアフェールにトリガー効果を…まさか‼︎)」

 

 

 そんなみいこの行動に乙和は何を思い出したようで我に返った。

 

 「そのまさかなの……行くの!」

 

みいこ達のライブは、まだ終わらないの!

 

 

至高、到達!

【ディヴァインスキル】発動!

 

 

 「バトル終了時、ソウルが6枚以上あるなら、CB1をコストに支払って、リシアフェールをスタンドしてドライブ-2、そしてこのファイト中、リシアフェールのパワー+5000クリティカル+1するの!」

 

 「ち、ちょっと⁉︎メッチャ盛り込んでくるんだけどっ‼︎」

 「もう一度リシアフェールでヴァンガードに攻撃するの!」

 「完全ガードは……ヤバい、さっきのガードで使っちゃった……ノーガード!」

 

 

 先程のリシアフェールの攻撃で守護者(センチネル)を無用心に使用した事を後悔する乙和であるが、此処でそんな事をしても意味は無いため、これ以上クリティカルトリガーが来ない事を祈るばかりであった。

 

 「ドライブチェック《澄み渡る雪夜 ベレトア》。ゲット・ドロートリガー!エルベリーナにパワー+10000して1枚ドローするの!」

 (手札7→8→9)

 

 「ダ、ダメージチェック。1点目《ラヴィング・ピンク フランセット》。2点目《Winter Cheak It!(ウィンター・ライブ・チェキ!)》。3点目《トーカティヴ・アワー タンムーズ》。ゲット・ヒールトリガー!クリスレインにパワー+10000してダメージを1回復するよ!」

 (ダメージ3→6→5/ドロップ10→11)

 

 「ネリネアのブーストしたエルベリーナでヴァンガードに攻撃!ネリネアのスキル、SB2して自身のパワー+10000するの!」

 

 「《朗らかな陽の下で(チアフル・サンシャイン) ウォリス》とアルメルとラウムとタンムーズでガード!」

 (手札6→2/ドロップ11→15)

 

 「ターンエンドなの」

 

 

 何とかヒールトリガーで首の皮が一枚繋がったが、肝心の手札の消費が激しかったばかりか、残り2枚という状況に陥った。

 

 このドローで勝敗が決まる…そんな感じであると後に乙和は語るのは此処だけの話である。

 

 「スタンド&ドロー、EB3。ライドフェイズはスキップ……でも手札からノーマルオーダー《恩寵湛えし聖なる杯》をプレイ!このターン、ペルソナライドをしてないため即座にペルソナライド発動!前列のパワー+10000して1枚ドロー!ユイカの前にフランセット、アルメルとロシェルをコール!アルメルのスキル、SC1してヴァンガードのパワー+5000。CB1して1枚ドローしてアルメルのパワー5000!更に《エネルギージェネレーター》のスキル、EB7して1枚ドロー!」

 (手札2→3→0→1→2/ドロップ15→16)

 (エネルギー6→9/ソウル1→2)

 

 

 手札を消費してなんとか盤面を元通りに近い形に戻すのであった。しかし手札はターンの終わりにはスキルで戻ってくるため問題は無いが、ガードに使う際にら心もとないので、コレが乙和にとってはラストターンであるのは間違いないのだ。

 

 「クリスレイン・カデンツァのスキル!CB1して、スキルの詳細は大丈夫だよね?」

 「大丈夫なのー!」

 「よかった。まずは1枚ドローしてEC3!パワー+15000をフランセットに!クリスレイン・カデンツァのクリティカル+1!更にユイカに手札に戻すスキルを与えるよ!フランセットのスキルで自身のパワー+10000!」

 (手札2→3)

 (エネルギー2→5)

 

 

 先程のターンと同じ処理を行なった末に漸く乙和のバトルが回ってきた。

 

 「まずはロシェルのブーストしたアルメルでヴァンガードに攻撃!」

 「ノーガードなの。ダメージチェック《クローバー・ハーツ ネリネア》。ノートリガーなの」

 (ダメージ3→4)

 

 「次にフランセットでヴァンガードに攻撃!」

 「ここもノーガードなの。ダメージチェック《珠玉の一曲 エドウィーシュ》。ゲット・クリティカルトリガーなの!効果全てをリシアフェールに付与するの!」

 (ダメージ4→5)

 

 「クリスレインでヴァンガードに攻撃!ロシェルのスキル発動、自身をソウルに置いてフランセットをスタンド!」

 (エネルギー5→2)

 (ソウル2→3)

 

 「手札1枚破棄してウォルミアで完全ガードなの」

 (手札9→7)

 

 「ツインドライブ。1枚目《あふれる精彩(ビビット・フラッシュ) ウィズメイ》。2枚目《朗らかな陽の下で(チアフル・サンシャイン) ウォリス》。ゲット・クリティカルトリガー!効果全てをクリスレインに!」

 (手札3→5)

 

 「でもクリスレインの攻撃はヒットしないの」

 「分かってるよ。でもね……」

 

 

 先程の意趣返しと言わんばかりに乙和はドヤ顔でみいこを見た。

 

スーパー乙和ちゃんタイムの時間だよ!

 

 

万化、絢爛!

【ディヴァインスキル】発動!

 

 

 「コストでSB1支払ってラウムとアルメルを手札に戻して、手札の《あふれる精彩(ビビット・フラッシュ) ウィズメイ》をスペリオルコール!更にこのターン中、ウィズメイのパワーはクリスレインのパワーとクリティカルと同じになるまで増減するよ!」

 (手札5→7→6/ドロップ16→17)

 (ソウル2→1)

 

 「また2回攻撃がくるの!」

 「ご名答!まずはユイカのブーストしたフランセットでヴァンガードに攻撃!」

 「手札1枚破棄、ウォルミアで完全ガードなの!」

 (手札7→5)

 

 「もう一枚あったか……それならユイカのスキル、SB1してフランセットを手札に!これで最後のアタック!ウィズメイでヴァンガードに攻撃!ウィズメイのスキル、CB1して自身のパワー+15000!」

 (手札6→7/ソウル1→0)

 

 「それなら手札からブリッツオーダー《雪舞う夜空に祝いの歌を(シュティーレ・ナハト)》をプレイするの!このターン中、みいこのヴァンガードがヒットしているため、リシアフェールのパワー+30000するの!」

 (手札5→4)

 (ソウル1→0)

 

 「ターンエンド。ユイカは手札に戻るよ」

 (手札7→8)

 

 

 驚きはしたものの、みいこは自分が出来る範囲で乙和の猛攻を防ぎきる事に無事成功した。

 

 しかし手札はあと4枚と心もとなかった。それに対し乙和は8枚……手数は明らかに彼女の方が有利なのは明確であるものの、みいこは諦めていなかった。

 

 「スタンド&ドロー、EC3。《至高の宿命者 リシアフェール》にペルソナライドなの!ペルソナライドスキルにより、前列のパワー+10000して1枚ドローなの!更にセプリナとバラティアル、ヴァンガードの後ろに《七彩の架け橋 ルクシェイル》をコールなの!ルクシェイルは登場時のスキルはあるけど、今回は使わないの!」

 (手札4→5→4→5→2)

 (エネルギー6→9/ソウル6→7)

 

 「スキルを使わないとなると…」

 「このターンでトドメを刺すって事、でいいんだよね?」

 「そうだ」

 

 

 ルクシェイルのスキルをあえて使用しなかった所を見た春奈と美夢は冷静に分析していた。手札も少ないので、何がなんでもトドメを刺しに行くのは至極もっともである。

 

 「バトルに入るの!まずはバラティアルのブーストしたセプリナでヴァンガードに攻撃するの!」

 

 「ウォリスとフランセットとラウムとアルメルでガード!」

 (手札8→4)

 

 「エルベリーナでヴァンガードに攻撃なの!」

 

 「エドウィーシュでガード!」

 (手札4→3)

 

 「リシアフェールで攻撃なの!スキル発動、EB3とセプリナとバラティアルとルクシェイルをソウルに置いて自身のパワー+15000とドライブ+1するの!セプリナのスキルで前列のユニットのパワー+5000。バラティアルのスキル、1枚ドローしてCC1。エルベリーナのスキル、CB1して自身をスタンド!」

 (手札2→3/ソウル7→10)

 

 「それなら……《神秘の双子姉妹 (ミステリアスツインズ)ロミア&ルミア》でガード!」

(手札3→2)

 

 「ここでオーバートリガーでガード⁉︎トリガー2枚来ないと勝てないよ!」

 

 

 確かにスキルでドライブが増えているとはいえ、それをトリプルドライブで2回トリガーを引かなければならないのだ。その確率は高くもなく低くもなくだが、今回は後者の方が高いのは確かだ。

 

 「いや、もう一つだけ方法はある」

 「方法、ですか…?」

 「嗚呼。()()()()()()()()()()()()()()()()全て解決だ」

 

 

 京介の見解…オーバートリガーを引き当てれば、みいこの勝利する確率がある事だと述べるのであった。

 

 「でもデッキに一枚しか入れられないオーバートリガーを引くのは至難の技では…?」

 

 

 しかし春奈の指摘通り、オーバートリガーはデッキに1枚までというルールがある。それをたった一枚しかないカードを引き当てるのは確率的に低いのは誰でも分かる事だ。

 

 「逆に言えば一枚ある。焦る事ではない。それに見ろ、みいこはまだ諦めてないぞ?」

 

 

 京介に促されてリリリリ陣営はみいこを見ると、諦めではなく希望に賭けた表情をしていた。まだ諦めていないのが窺える。

 

 「いくの!トリプルドライブ。1枚目《暖かいうちに召し上がれ ウォルミア》。2枚目《ヴァイブラント・シンフォニー》。3枚目……」

(手札3→6)

 

 

 ドライブチェックで出たのはトリガーではないカード。最後の望みはオーバートリガー一択しかない状況にまで追い込まれてしまった。

 

 「(危なかった…これでもうみいこちゃんはオーバーを引くしか勝ち目が無くなった。でもデッキに1枚しかないオーバーを引くなんて無理に等しいって……)」

 

 

 そんな状況下で、乙和は勝ちを確信していた……

 

 「《天恩天唱(ブレッシングデーヴァ) グリザエル……ゲット、オーバートリガーなのっ!

 

 

 ……が、そのオーバートリガーをみいこは見事に引き当てた。

 

 「嘘っ⁉︎⁉︎⁉︎⁉︎」

 「グリザエルを除外して1枚ドロー、パワーをリシアフェールに与えるの‼︎更に追加効果で、このファイト中、みいこは『自分のターン中、あなたのリアガードすべてのパワー+10000』を得るの!」

 

 

 この一枚で形成は一気に逆転して、バトルは通ってしまうのであった。

 

 

 「ダ、ダメージチェック……1点目《トーカティヴ・アワー タンムーズ》。ゲット・ヒールトリガー!ヴァンガードのパワー+10000!2点目……!」

(ダメージ5→6→5)

 

 

 立場が一気に変わってしまった事により、乙和は涙目でダメージチェックを行なった。1点目はヒールトリガーで、あと1枚ヒールを引けば勝機は充分ある。

 

 「………《万化の運命者 クリスレイン・カデンツァ》。私の負けです……」

 (ダメージ5→6)

 

 

 しかしそんな上手い話がある事はなく、無情にも2点目のダメージはノートリガーという結果で、乙和の敗北が決定した瞬間であった。

 

勝者(WINNER) 竹下みいこ】

 


 

 「みいこちゃん、お疲れ様!」

 「ありがとうなの!」

 

 中堅戦が終わると、リリリリ陣営に戻ってきたみいこは胡桃を筆頭としたメンバー全員に迎え入れられた。

 

 「これで無事大将戦まで持ち込めたわけですわね」

 「うん。でもごめんね、私が先鋒戦を落としちゃったばかりに……」

 「いえ、美夢さんは悪くありませんわ!」

 

 未だ先程の先鋒戦を気にしていたのか、美夢は落ち込むも、春奈は慌ててフォローに入った。

 

 「それでは気を取り直して…大将戦は私が白星を上げてきますわ!」

 

 話を完全に逸らそうと、春奈は意気揚々としながら大将戦に望むのであると同時に、ファイトテーブルに向かうのであった。

 

 一方、同じ頃……

 

 「うぅ、負けちゃった……」

 「お疲れ様です、乙和さん」

 「お疲れ様、乙和」

 

 

 みいこちゃんとのファイトに敗れた私は、咲姫ちゃんやノアからの労いの言葉を貰って控えに下がった。希美ちゃんに関してはずっと苦笑いしてるだけだったから、その真意がわからなかったんだけど……。

 

 

 「「乙和……?」」

 

 

 ……残り二人の息を呑む様な威圧感で、全てを察した。

 

 労いの言葉を掛けたいとは思ってたのかもだけど、ファイト中に無意識のうちに琴線に触れる事をしてたみたい……。

 

 

 「先ずはお疲れ様、乙和。惜しかったね」

 「あ、はい……」

 

 

 最初に飛び出したのは……颯樹くんからの労いだった。衣舞紀は怒ると悪代官みたいに厳しいから、彼から言い出してくれた事には一先ずほっと一安心。

 

 

 ……でも。

 

 

 「それはそれとして。何故先攻の2ターン目、あの場面で手を緩めた?」

 

 

 うぐっ?!

 

 

 「まさか、自分なら楽に勝てると言う慢心があった?」

 「そ、そそそそそ……そんな訳無いよっ!? 私、あの時全力でファイトしてたから、アレも本気でやったからこその副産物なのであって……」

 「慢心するな、潰す気でやれ。ってあの時キッチリ叩き込んだはずだけどな……」

 「つ、潰す気でやれって……」

 「あの場は真剣勝負の場だよ。手心を加えて出し惜しみしたんじゃ、相手に対しても観客に対しても失礼だ」

 

 

 ……悔しいけど、彼の言う通り。

 

 実はあの時、フランセットもユイカも揃ってた。でも私が今回は先攻だから……相手はそこまで動けないだろう、とタカを括っていた。それにガード値を多めに出しすぎたのもマズかった。アレをした所為で敗北に繋がったと言っても過言じゃない。

 

 

 「衣舞紀。お前は勿論潰す気で行くんだろうな?」

 「勿論だよ、颯樹。それに相手が相手だからね」

 

 

 アレ?なんかアッサリ終わっちゃった。もしかして指摘するのはそれだけって事……

 

 

 「……乙和。お説教は後でミッチリするから覚悟してよね?」

 

 

 ……ですよねー。そう簡単に見逃してくれなかった。そう思いながらも、衣舞紀は春奈ちゃんと同じくファイトテーブルに歩み寄るのでした。あとで逃げようかな……?

 


 

 二人はファイトテーブルに到着すると、デッキを取り出してファイトの準備をしていた。

 

 

 「……衣舞紀さん。今日はよろしくお願いしますね」

 「……春奈。此方こそよろしくね」

 

 

 二人は穏やかにそう言葉を交わしているも、二人の間に火花が散っていた。言葉とは裏腹に、ファイトが激しくなるのは誰が見ても理解出来た。

 

 そして大将戦が始まるのであった────。




 まずは感想、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです。

 2026年の投稿はまだ未定ですが、今回の続きか他作品になるかと思います。

 それでは、また次回。
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