可憐な少女達と紡ぐ日常   作:なかムー

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 皆さま、お待たせしました。

 今回はヴァンガードコラボイベント回をお送りします。やっと書けた……。

 あと注意事項として…カードプールはグルミク時点より進んで、つい最近…『無幻双刻』までとなります。

 それでは、どうぞ。

-待機-


 話の後半からは、前回投稿した内容と大幅に変えているため、予めご了承ください。


ヴァンガードコラボイベント回 Stand UP! EndressFight‼︎
#1.スタンドアップ!ヴァンガード‼︎


 春になり暖かくなってきたが、まだ風が吹いて寒さも少し感じる今日この頃。都内に店舗を構えているカードショップ─カピタルにてとあるイベントご開催されていた。

 

 しかしイベントといっても、まず行われているのはカードショップには似つかわない、DJのライブであった…が、そのステージ上では美夢や京介が所属しているLyrical(リリカル) Lily(リリィ)が演奏を披露している最中であった。

 

 そして暫くすると、演奏が終わったのだった。

 

 「『フレンズ』を聴いていただき、ありがとうございました!改めて、今回ヴァンガードのアンバサダーになりましたLyrical Lilyです」

 

 演奏が終わると、美夢がステージ上でライブ後のMCを務めていた。そして美夢は言い終えると、「せーの」と言ってLyrical Lilyの全員で『よろしくお願いします!』と元気よく挨拶をするのであった。

 

 「やっぱりリリリリは独特な色があるなー。可愛らしいというかふわっとしているというか。真似しようとしてもできるものじゃないっていうか」

 

 そのLyrical Lily(以降、リリリリ)の演奏を聴いていたうちの1人…真秀は彼女達のライブの感想を素直に述べるのであった。

 

 彼女の所属してるユニット…Happy(ハッピー) Around(アラウンド)!(以降、ハピアラ)のメンバーにもお嬢様はいるのだが、彼女はリリリリのメンバーとは少し違うが世間離れな部分も目立つのも事実。しかしそれを差し引いてもお淑やかな印象があるのが特徴的なのだ。

 

 彼女やリリリリとタイプが違う以上、真秀本人が言ったとおり真似ができるかと言われたらできないと答えるのは納得がいくものであった。

 

 「それにしても……リリリリがミニライブと講習会をするって聞いて来たはいいものの…誰か誘ったらよかったかな?1人はやっぱり心許ない」

 

 しかしそんな真秀だが、実はカードゲーム経験が無い上にリリリリがミニライブをするという理由で今回訪れたのだ。

 

 というのも、リリリリがヴァンガードのアンバサダーを務めた事になったからか、ハピアラメンバーの中…というより知り合いのDJユニットの間でヴァンガードがプチブームとなっているのだ。

 

 『周りがやっているなら自分もやって損はない』のと『妹弟が興味を持ち始めたから履修しておこう』という事で、真秀もヴァンガードの勉強を始めたのだが、まずは何処から手を出せばいいか分からなかったのだ。

 

 そんな時に同メンバーの大鳴門(おおなると) むにの薦めで今回のミニライブ兼講習会に参加したのが発端であった。

 

 しかし残念ながら他のハピアラのメンバーは都合が合わなかったようで、1人だけ参加となったのだ。もっと他に声を掛けようとしたのだが、むにからその話を持ち掛けられたのが昨日なのだ。そのため声掛けしてもおそらく参加は厳しいだろうと判断したため後悔する事になったのだ。

 

 「おや。真秀じゃないか、どうしたんだこんな所で?」

 「あっ、颯樹さん」

 

 だがそんな時、真秀に声を掛けてきた人物が現れた。その人物は黒髪の少年…盛谷(もりや) 颯樹(さつき)で、有栖川学院に通う一個上の先輩であった。ちなみに真秀が通うのは陽葉(ようば)学園で、彼とは学校や学年が違うので接点は無いのだが…真秀と同じ陽葉学園に通ってるPhoton(フォトン) Maiden(メイデン)のマネージャーを颯樹が務める事があるため、そこで接点が生まれたのだ。

 

 真秀からしたら颯樹は信頼をおける人物であるので、何故そうなったか簡単に説明するのであった。

 

 「なるほどね。それなら僕と行動するか?」

 「いいんですか?」

 「大丈夫だ。なんなら君の知り合いも何人かいる」

 

 颯樹にそう言われると真秀は頷いた。自分はヴァンガードの事については右も左も分からない初心者なので、まずその初心者がまずすべきなのは経験者から色々と話を聞かなければならないためそうするしかないのだ。

 

 そして颯樹に着いてくるよう促された真秀はそれに従った。颯樹の案内によりカピタルの一角に着くと、そこには知り合いであるPeaky(ピーキー) P-key(ピーキー)犬寄(いぬより) しのぶ、燐舞曲(ロンド)三宅(みやけ) 葵依(あおい)の姿があったが、あとは他にも3人いた。

 

 1人は真秀の知っている人物であった。その人物は明るめの茶髪を腰まで伸ばし、その髪の一部をツインテールにしており、目元がパッチリ開いていて、その眼はルビーを思わせる様に紅いのが特徴の少女…愛川(あいかわ) 希美(のぞみ)である。

 

 その内2人は、グレーの髪を腰の位置まで伸ばしたサファイアの瞳の少女と、濃紺色のロングヘアで黒眼の少女…というより風格が女性といった方がいい人物であった。

 

 この2人は颯樹と同じ有栖川学院に通う生徒で、グレーの髪の人物は水澄(みすみ) 千歌(ちか)、濃紺色のロングヘアの人物は長瀬(ながせ) 優奈(ゆうな)である。

 

 何故真秀が知っているのかというと、以前颯樹や京介からの紹介で耳にしたからである。

 

 「あっ、真秀ちゃんじゃん!ヤッホー☆」

 「こんにちは、真秀さん。しかしこんな所で出会うなんて奇遇だね。もしかして真秀さんもファイターだったの?」

 

 真秀の存在にいち早く気づいたのは希美と葵依のようで、2人は彼女に挨拶をするのであった。

 

 「(ファイター……?)すみません、私ヴァンガードの事よく知らなくて…。むにの薦めでここに行ってみろと言われて…それにリリリリが出るって知ったのもあるので…」

 

 しかし今の真秀には専門用語すら分からないので、何故今回此処に来たのか事情を説明するのであった。

 

 「なるほど、そういう事でしたか…」

 「それならファイトして体感して貰おうよ!この後講習会があるから、実践形式でルールを覚えたらどうかな?」

 

 真秀の事情を受けて、希美は講習会に参加して実践形式でルールとかを知って貰う事を提案した。真秀にとっては不慣れではあるが、ヴァンガードの事は全く知らないのは事実。『郷に入れば郷に従え』…経験者達の意見を汲み取る事にしたちょうどその時、ミニライブの演奏が終わって暫しの間トークショーが始まるのであった。

 

 そしてトークショーが終わると、実際カードに触れて体感する講習会がそのまま始まるの…というわけにはいかず、準備があるため暫し休憩となった。その間、Lyrical Lily全員は颯樹達を見かけるとそのまま合流するのであった。

 

 颯樹達やしのぶ、葵依がいた事は予測できたが真秀までは予想外のようで先程と同じく事情をリリリリのメンバーに説明するのであった。

 

 「それならトップバッターとして真秀ちゃんには一度ファイトして貰ったらどうかな?」

 「それいい考えなの!スタッフさんに聞いてくるのー!」

 「えっ、ちょ……⁉︎」

 

 希美がそう提案すると、突然の事で驚く真秀をよそに、みいこは即座にスタッフに尋ねに走り去った。数分経つと、みいこが戻ってきて、「スタッフさんが許可してくれたのー!」と元気良く報告したのと同時に準備が終わった事も伝えられた。

 

 「それじゃ、さっそくやってみるの!てなわけで…はい、真秀ちゃん!」

 

 みいこはそう言うと、何処からかトライアルデッキを取り出して真秀に差し出した。

 

 「構築済みデッキを持ってるのはいいとして、何故トライアルデッキなんだ?普通はスタートデッキを渡すはずだろ」

 「真秀ちゃんに使わせるとしたらこれだなって思ったの!」

 「際ですか…」

 

 颯樹にそう指摘されと、みいこは胸を張りながらドヤ顔で選考基準を説明するのだ。しかし説明といっても()()()()()()()()()と言った方が正しいが。

 

 「それなら実際ファイトするとして…誰にしますか?」

 

 春奈がそう言うと暫しの間沈黙が続いたが、千歌が挙手をするのであった。

 

 「それでは私がいきましょう。明石さんが今持っているデッキの相手には私が相応しいですので」

 

 どうやら真秀と通ずる何かを感じ取ったのか、千歌はティーチングファイトを引き受けた理由は至極単純なもののようだ。

 

 すると千歌はみいこに一度耳打ちすると、鞄からストレージボックスを取り出すと、数枚カードを抜き取って、その内の一部を真秀に差し出した。

 

 「私も貴女と同じデッキでファイトします。ですが、そのデッキだとカード不足でファイトが出来ないので、ほんの数枚はこれを差し込んでファイトしてください」

 「分かりました」

 

 千歌からカードを受け取ると、真秀はそれをデッキに組み込んで、慣れない手つきでシャッフルをした。千歌もそれを見届けると、此方は慣れた手つきでカードを組み込んでシャッフルするのであった。

 

 シャッフルが終わると、次はファイトを始めるための準備を説明も交えて進めるのであった。そしてお互いファーストヴァンガードを裏向きに設置まで完了するのであった。

 

 「それでは明石さん。掛け声もお教えしますので、私についてこう言ってください」

 「掛け声…分かりました」

 

 真秀がそう了承すると千歌はファーストヴァンガードに手を置いた。真秀も千歌の真似をするようにファーストヴァンガードに手を置くのであった。

 

 「スタンドアップ!」

 「ス、スタンドアップ!」

 

 「マイ!」

 

 「ヴァンガード!」

 「ヴァンガード!」

 

 お互いほぼ同時に裏向きになっていたファーストヴァンガードを表に返すのであった。

 


 

 「さ、流石経験者。強すぎます…」

 

 ティーチングファイトが始まって約数十分後、千歌に軍配が上がった。真秀の方は初心者のためか無駄な動きが見られたが、それに対して千歌はステップを踏むようにファイトを進めるのであった。

 

 「いえいえ。それと明石さんもスジはよかったですよ?」

 「ホントですか⁉︎」

 「えぇ。しかしまだ初心者のためか無駄な動きが多いです。荒削りな所はありますが、経験次第ではなんとかなりますよ」

 

 先程のファイトを通して、千歌は真秀のよかった所とダメだった所を的確に分析して評価するのであった。

 

 「真秀ちゃん、千歌さん相手によく粘りました!さて皆さま、2人の健闘に…拍手っ!」

 

 胡桃がそう言って拍手をすると、会場内にいる全員かそれに続くように拍手をするのであった。拍手音が会場内に鳴り響いた。

 

 「さて皆さま、まだまだ終わりではありませんよ?」

 「皆さまお待ちかね、リリリリとファイトをするコーナーを始めるのー!」

 「我こそはというファイターはいませんか?」

 

 このイベントの目玉であるリリリリとのファイトコーナーが始まりを告げるアナウンスがなされた。こういったものは基本整理券を配布して順番でファイトするのだが、会場内がカードショップのためか、早い物優先となっているようだ。リリリリのメンバーにそう言われると、誰が行こうかざわめき始まるのであった。

 

 「私が行こうか」

 

 誰が行くかざわめき出す中、葵依が手を挙げて立候補してきた。

 

 「スゲェ、三宅葵依…いや、微笑みの騎士がファイトするのか…!」

 「リリリリちゃん達は荷が重いかなー?」

 「でも誰が相手するんだ…?」

 

 ギャラリーは葵依の姿を見るや否や、先程までざわついていたのが更に加速し始めた。

 

 「それではえぇーと…微笑みの騎士さんこと葵依さん。誰とファイトしたいですが?」

 「立候補したのは悪いんだけど、私が指名する相手は君たちじゃないんだよ」

 

 司会の1人である春奈がファイトの相手を誰なのか尋ねるも、ファイトの相手はリリリリではないと断言したのだ。

 

 「それでは葵依さんは誰とファイトしたいのですか?」

 「そんなのは愚問だよ。私がファイトしたいのはただ1人…」

 

 質問してきた春奈の問いに答えるかのように葵依は笑みを浮かべると間を整えるために一度咳払いをした。

 

 「流川京介!私は君にファイトを申し込むっ!」

 

 そして指をビシッと差しながら葵依はそう宣言するのであった。

 

 誰かを指差すのはマナー違反ではあるが、今回の場合は葵依の宣言に惚れ惚れとしたのか、誰も咎める事はなかった…というより、その宣言のお陰…もとい所為(せい)なのか、ギャラリーは一段とざわつき始めた。

 

 「マジか……」

 「あの闇の貴公子と……⁉︎」

 「知ってるか?微笑みの騎士闇の貴公子ってお互いが認めるライバル同士なんだぜ。知らんけど」

 「その噂聞いた事あるぞ。なんでも短期間で70戦以上ファイトしてるって…」

 「(えっ、そんな噂まで流れているんですかっ⁉︎少し羨ましいですが……)」

 「(京介くん、凄いなぁ……♪)」

 

 ギャラリーが小声でそう囁く中、偶然聞き取った春奈と美夢は各々の感想を抱いていた。しかしその際、春奈は京介に対して何処か嫉妬していたが。

 

 「悪いですが、ファイトの対象は私達だけで「問題無いぞ」へっ?」

 

 だけどこれも企画の範囲外なので春奈は申し訳なさそうにしながらも、仕事のうちなので断ろうとするも、誰かが声を掛けてきた。

 

 ステージには、サングラスを掛けていて、黒で統一されたシャツにスラックス、ベストにロングコートの紫のネクタイを締めた京介がいつのまにか立っていた。しかも彼は放心状態の数人の観客らしき人物の首根っこを掴んでいた。

 

 「京介くん、お疲れ様ー」

 「お疲れ。マナーを守れてない輩にたっぷりと礼儀を教えてやった」

 「せめて言葉を選んでください!」

 

 春奈に注意されるも、マナー違反の観客達を床に放り投げると、京介はコートの懐からデッキケースを取り出した。ちなみにマナー違反の観客のその後は、スタッフに強制的に連行されるのであった。

 

 「葵依さん。ファイトの相手は俺をご所望だったな? いいだろう、俺が相手を務めよう」

 「いいのかい?私のワガママに付き合ってもらってすまないね」

 「構わん。それに、アンタとはお互い48勝同士。何方が先に上に出るか勝負しよう」

 『(多っ⁉︎)』

 

 京介と葵依の戦績を間近で聞いていた殆どのメンバーと観客達は心中ツッコミをいれるのであった。

 

 だが会場中の人間を差し置いて2人は既にデッキをシャッフルしているのであった。

 

***

 

 さて、2人はデッキのシャッフルも終わって掛け声一つでいつでもファイトを始められる状態だ。

 

 あっ、読者の皆さま。急だが、此処からは僕こと盛谷颯樹の視点から京介と葵依さんのファイトを提供していくぞ。

 

 そんな2人は今因縁のある相手っぽくお互いを見つめていた。

 

 「行くぞ、葵依さん」

 「この勝負、負けられないよ」

 

 2人はそう一言言うと、進行役の春奈の一言で、ファーストヴァンガードに手を掛けた。

 

スタンドアップ・(ル・)ヴァンガード

 

 そしてお決まりの掛け声の元、裏返しにしているファーストヴァンガードを表に返した。

 

 「ディアブロス "無垢(イノセント)" マット

 「天弓の騎士 ベイス

 

 マットにベイス…この1枚を見る限り、京介は【ブルース】軸の【ダークステイツ】、葵依さんは【バスティオン】軸の【ケテルサンクチュアリ】だろうな。

 

 しかしファーストヴァンガードだけで判断できるのはあくまでも国家だけだ。一目見ただけでデッキの判別は不可能だが…あの2人なら話は別だ。

 

 「スタンド&ドロー。手札1枚破棄して《ディアブロス "悪童(バッド)" スティーブ》にライド。エネルギージェネレーターをセット。スティーブのスキル、ソウルのマットを自身の後ろにスペリオルコールしてソウルチャージ1」

 (手札5→6→5/ドロップ0→1/ソウル0→1→0→1)

 

 【ソウルチャージされたカード】

 ・《ディアブロスラピッドキャリア ジーノ》

 

 「ターンエンド」

 「私のターン、スタンド&ドロー。手札1枚をコストにして《天剣の騎士 フォート》にライド。エネルギージェネレーターをセットしてエネルギーチャージ3。ベイスのスキルで1枚ドロー。これでバトル、フォートでヴァンガードに攻撃」

 (手札5→6→5→6/ドロップ0→1)

 (エネルギー0→3)

 

 「ノーガード」

 「ドライブチェック《グランドールエッジ・ドラゴン》。ノートリガー」

 (手札6→7)

 

 「ダメージチェック《ディアブロスガールズ トリッシュ》。ノートリガー」

 (ダメージ0→1)

 

 「ターンエンド」

 

 どうやら僕が抱いた懸念点は杞憂に終わったようだ。あの2人の関係は多分、ヴァンガードをやっている人間であれば誰しもが耳に入るはずだからね。

 

 「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札1枚破棄して《ディアブロス "憤怒(アンガー)" リチャード》にライド。リチャードのスキル、マットをソウルに置いて1枚ドロー。《ディアブロスガールズ ステファニー》をコール。バトル、リチャードでヴァンガードに攻撃」

 (手札5→6→5→6→5/ドロップ1→2/ソウル1→2→3)

 

 「ノーガード」

 「ドライブチェック《ディアブロスガールズ ナタリア》。ゲット、フロントトリガー。前列のパワー+10000」

 (手札5→6)

 

 「ダメージチェック《セイピアント・オウル》。ノートリガー」

 (ダメージ0→1)

 

 「ステファニーでヴァンガードに攻撃」

 

 「《天槌の騎士 グルカント》でガード」

 (手札7→6/ドロップ1→2)

 

 「ターンエンド」

 「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札1枚破棄して《天槍の騎士 ルクス》にライド。フォートのスキル、ルクスにライドされた時、手札からグレード3を2枚公開してデッキの上から1枚チェックしてそれがユニットカードならスペリオルコール、違ってならドロップに置くよ。まずはコストととして手札のグレード3を公開」

 (手札6→7→6/ドロップ2→3)

 (エネルギー3→6)

 

 【手札から公開されたカード】

 ・《グランドールエッジ・ドラゴン》

 

 「《グランドールエッジ・ドラゴン》はカードの能力で手札からグレード3を公開する際、2枚分として扱える。次にチェック」

 

 【山札から公開されたカード】

 ・《豪儀の騎士 オールデン》

 

 「ユニットカードのためスペリオルコール。バトルに入るよ、まずはルクスでヴァンガードに攻撃」

 

 「ノーガード」

 「ドライブチェック《ブレードフェザー・ドラゴン》。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルをヴァンガード、パワーをオールデンに」

 (手札6→7)

 

 「ダメージチェック。1点目《ディアブロスストライカー オーリンド》。2点目《ディアブロスガールズ アリアナ》。ゲット、ヒールトリガー。パワーをヴァンガードに与えてダメージ1回復」

 (ダメージ1→3→2/ドロップ2→3)

 

 「(ヒールトリガーか。それなら…)オールデンでステファニーに攻撃」

 「ノーガード。ステファニーは退却」

 (ドロップ3→4)

 

 「ターンエンド」

 

 トリガーを引き当てて、ダメージが通らないと悟ったようで葵依さんは攻め手を叩く戦法に変えたようだ。

 

 そしてもう3ターン目。ダメージを見ると有利なのは葵依さんだが、この先何が起こるからまだ分からない。勝負はこれからだからね。

 

 「スタンド&ドロー、エネルギーチャージ3。手札の《ディアブロスストライカー オーリンド》を破棄…行くぞ」

 (手札6→7→6/ドロップ4→5)

 (エネルギー3→6)

 

 手札コストを支払った際に京介の目つきが変わったように感じた。

 

 「当然。来なよ、君のエースを!」

 

轟け爆音!

止まらぬ衝撃!

立ち塞がる者、その悉くを粉砕する!

ライド

《ディアブロス "爆轟(ヴィアマンス)" ブルース》!

 

 やはり来たか、ブルース。此処からなら多分京介は攻めてくるはずだ。

 

 「やはりブルース。でもそれだけじゃないよね?」

 「当然。ライドコストで破棄されたオーリンドのスキル、自分のターンに手札から破棄されたかソウルに置かれた時、エネルギーブラスト3して自身をブルースの後ろにスペリオルコール。更に前列に《ディアブロスガールズ トリッシュ》、《ディアブロスダイバー ジュリアン》をコール。これでバトル入ろう…バトルフェイズ開始時…」

 (手札6→4/ソウル3→4)

 (エネルギー6→3)

 

 「(……来るっ!)」

 

 来るか。ブルースの十八番……

 

一気、呵勢!

 

 「やはり来たようだね、"一気呵勢"」

 「当然。まずは攻め手を狩るとしよう。トリッシュでオールデンに攻撃。トリッシュは"一気呵勢"なら自身のパワーとシールド+5000だ」

 (パワー13000/⭐︎1)

 

 「ノーガード。オールデンは退却」

 (ドロップ3→4)

 

 リアガードを退却させるのも一つの手だからな。こればかりは仕方ない。

 

 「ジュリアンでヴァンガードに攻撃。ジュリアンのスキル、ヴァンガードに攻撃した時カウンターブラスト1してダメージゾーン1枚につきパワー+2000…今回は4000される。更にヴァンガードがブルースなら、ダメージゾーン2枚につき1枚ソウルチャージ」

 (ソウル4→5)

 

 【ソウルチャージされたカード】

 ・《リキューザルヘイト・ドラゴン》

 

 「更にこのソウルチャージされた枚数につき、ソウルのユニットをスペリオルコールする。ジュリアンの後ろに《ディアブロスラピッドキャリアー ジーノ》をスペリオルコール。ジュリアンのバトルはどう捌くかな?」

 (ソウル5→4)

 (パワー17000/☆1)

 

 「ブレードフェザーでガード」

 (手札7→6/ドロップ4→5)

 

 「リアガードのバトル終了時、オーリンドのスキル。ジュリアンとトリッシュを退却して1枚ドロー、後列のジーノをトリッシュのいたリアガードサークルに移動する」

 (手札4→5/ドロップ5→7)

 

 これで4回攻撃を可能にしてきたか。

 

 「"一気呵勢"の時からバトル4回か…最初から飛ばすね」

 「アンタ相手だと中途半端に攻めるのは自分の首を絞めるんでね。オーリンドのブースト、ブルースでヴァンガードに攻撃!」

 (パワー21000/☆1)

 

 「(受けてもいいけど、京介相手なら警戒するに越した事はないか…)手札を1枚破棄して《アイジスメア・ドラゴン》で完全ガード」

 (手札6→4/ドロップ5→7)

 

 「守るか。ツインドライブ、1stチェック《ステムディヴェエイト・ドラゴン》。ゲット、クリティカルトリガー。効果全てをジーノに。2ndチェック《ディアブロスガールズ マイマイ》。ゲット、クリティカルトリガー!これもジーノに付与する」

 (手札5→7)

 

 ダブルクリティカル…運が良いな。

 

 「?どうしたんですか?」

 「…いや。何でもない…」

 「?」

 

 そういえば京介並みかそれ以上に運がいい子が此処にいたんだった。失念してたよ……。

 

 「ダブルクリティカルとは…おそれいったよ」

 「褒め言葉として受け取っておく。続けてジーノでヴァンガードに攻撃」

 (パワー30000/☆3)

 

 「流石にこれは守れないね、ノーガード。ダメージチェック1点目《頂を超える剣 バスティオン・プライム》。2点目《清浄の天翼 オネッタリア》。3点目《天杖の癒し手 アーシェス》。ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガードに与えてダメージ1回復」

 (ダメージ1→4→3/ドロップ7→8)

 

 葵依さんはダメージ3点受けるけど、どうやらヒールトリガーに救われてダメージを2で抑えられたなよ。

 

 「ターンエンド。ジーノのスキル、自身をソウルに置いて、ソウルの《リキューザルヘイト・ドラゴン》を手札に加える」

 (手札7→8/ソウル4→5→4)

 

 京介のヤツ、抜け目ないな。手札に守護者(センチネル)を手札に加えてるもん。

 

 「私のターン、スタンド&ドロー。エネルギーチャージ3。手札1枚破棄…行くよ?」

 (手札4→5→4/ドロップ8→9)

 (エネルギー6→9)

 

 「いいだろう……来いっ!」

 

 来るか、葵依さんのエース…!

 

響け、歓呼の声。

聖なる刃に希望を乗せ、光纏いて顕現せよ!

《万民の剣 バスティオン・アコード》にライド!




 まずは感想、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです!

 次回の更新日は未定ですが、ヴァンガードコラボイベント回の続きからとなります。

 それでは、また次回。
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