可憐な少女達と紡ぐ日常   作:なかムー

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 皆さまお待たせしました。

 今回はヴァンガードイベントの2話をお送りしますが、本編に入る前に一つお詫びします。

 実はオリキャラ提供者である咲野 皐月様と話し合い…もとい要請の元、当初予定していた内容とは路線変更する事となりました。そのため、今回を話を読む前に、前回の話をお読みいただく事を推奨します。

 それでは、本編をどうぞ。


#2.爆ぜ轟く悪魔、光纏う聖なる剣

 「やはりバスティオンか。アンタらしい」

 「ありがとう。 でもファイトの方は私が勝つよ…ルクスのスキル、手札のグレード3を3枚公開するよ」

 

 葵依さんの手札には手札を2枚にカウントされるグランドールを持っている。おそらくもう一枚グレード3を握ってるのは確実だ。

 

【手札から公開されたカード】

・《グランドールエッジ・ドラゴン》

・《剣光竜 スカイライゼン》

 

 「公開した事により、1枚ドロー。そこに《グランドールエッジ・ドラゴン》と《豪儀の天剣 オールデン》をコール。オールデンのスキル、カウンターブラスト2とソウルブラスト1して手札の《清浄の天翼 オネッタリア》をスペリオルコール、グレード3をスペリオルコールしたので2枚ドロー。オネッタリアのスキルで《剣光竜 スカイライゼン》をスペリオルコールして1枚ドロー。スカイライゼンのスキル、手札のグレード4を公開」

 (手札4→5→3→5→4→5)

 

【手札から公開されたカード】

・《頂を超える剣 バスティオン・プライム》

 

 「その後自身とオネッタリアを選択してこのターン『ブースト』を得るよ。更にエネルギージェネレーターのスキル、エネルギーブラスト7して1枚ドロー。バトルに入るよ、まずはグランドールでヴァンガードに攻撃。グランドールはヴァンガードがバスティオンなら自身のパワーとシールドを+10000、バスティオン・アコードの永続スキルで前列のリアガードのパワー+5000」

 (手札5→6)

 (パワー28000/☆1)

 

 カウンターを大いに使ってリアガード大量展開してきたか。全面埋めて攻撃していきたいけど、葵依さんはおそらく、このターンで仕留められない事を懸念してか、防御面を考慮して多めに手札を残したようだ。

 

 「ノーガード。ダメージチェック《ディアブロスナックラー ジャミル》。ノートリガー」

(ダメージ2→3)

 

 「バスティオン・アコードでヴァンガードに攻撃」

 

 「手札1枚破棄して《リキューザルヘイト・ドラゴン》で完全ガード」

(手札8→7)

 

 やはりここでガードしてきたか。

 

 「ツインドライブ。1stチェック《剣光竜 スカイライゼン》。2ndチェック《天音の楽士 アルパック》。ゲット、フロントトリガー。前列のパワー+10000。バスティオン・アコードのバトル終了時、グランドールをスタンドさせて新たなスキルを得る。オネッタリアのブースト、グランドールでヴァンガードに攻撃。グランドールのスキル、手札の《頂を超える剣 バスティオン・プライム》を破棄してそのバトル中、ドライブを得るよ」

 (手札6→8→7/ドロップ9→10)

 (パワー53000/☆1)

 

 バスティオン・プライムを此処で破棄するとは…おそらくもう一枚手札にあるはずだ。じゃなきゃコストとして使わないよ。

 

 「ノーガード」

 

 「ツインドライブ。1stチェック《セイピアント・オウル》。2ndチェック《天槌の騎士 グルカント》。ゲット、クリティカルトリガー!クリティカルをグランドール、パワーをオールデンに!」

 (手札7→9)

 

 クリティカルを引き当てたか。此処でのトリガーは結構強いぞ。

 

 「ダメージチェック。1点目《ディアブロスヘヴィランチャー パトリック》。2点目《ディアブロスガールズ マイマイ》。ゲット、クリティカルトリガー!効果全てをヴァンガードに与える」

(ダメージ3→5)

 

 「スカイライゼンのブーストしたオールデンでヴァンガードに攻撃。オールデンは自身のスキルでパワー+5000」

 (パワー56000/☆1)

 

 「ナタリアとステムディヴェエイトでガード。ナタリアのスキルで自身のシールド+5000」

 (手札7→5)

 

 しかし京介も負けじとガードしてくる。先程のダメージチェックでトリガーが出てなければ、京介は痛手を負う事になってたな。

 

 「ターンエンド。防がれてしまったけど、どう攻める気だい?」

 

 「当然あるだけの手を使って攻めるまでさ。スタンド&ドロー。ペルソナライド、爆轟"《ヴィアマンス》" ブルース。ペルソナライドボーナスに因り、前列にパワー+10000して1枚ドロー。《ディアブロスナックラー ジャミル》をコール。ジャミルのスキル、登場時にヴァンガードがブルースならカウンターブラスト1してソウルチャージ1」

 (手札5→6→5→6→5/ソウル4→5)

 (エネルギー3→6)

 

 やはりペルソナライドか。あと…手札1枚展開しただけで以外と京介の手札は減ってないってツッコミは無しだからな?

 

 【ソウルチャージされたカード】

 ・《ディアブロスヘヴィランチャー パトリック》

 

 「その後今ソウルに送られた、パトリックをスペリオルコール。その後パトリックの後ろにジュリアン、ジャミルの後ろにステファニーをコール。これでバトルに入る…バトルフェイズ開始時……」

 (手札4→2/ソウル5→4)

 

一気、爆勢!

 

 『一気爆勢』……さっき京介が披露した『一気呵勢』とは一緒だけど、『一気爆勢』の方が【ディアブロス】の恩恵が大いに受けられる。京介はこのターンでフィニッシュを掛ける気だ…!

 

 「"一気爆勢"になったようだね」

 「無論だ。まずはパトリックでヴァンガードに攻撃。パトリックのパワーは"一気爆勢"なら自身のパワー+10000」

(パワー30000/☆1)

 

 「アレ?パトリックのスキルは使わないの?」

 「バスティオン・アコードのスキルで前列のリアガードを選択できない上に、対象に選べるのが後列のオネッタリアとスカイライゼンだからだよ。でもスカイライゼンはガーディアンサークルに置かれた時に手札のグレード4を公開するとシールド+15000するスキルがあるから迂闊にパトリックのスキルを使っちゃうと、逆に京介くんの首を絞める結果になっちゃうの」

 

 美夢、解説ありがとう。でも美夢の言い分は確かにそうだ。此処でパトリックで後列のオネッタリアとスカイライゼンをガーディアンサークルに移動させられちゃうと、後者のスキルでシールド15000のガードができるからな…。

 

 多分京介は前の葵依さんのターンでグレード4のバスティオン・プライムを破棄したのを見て、2枚手札にあると踏んだんだろう。だから手札を減らすために使わなかったんだ。

 

 「手札のアルパックでガード。相手ヴァンガードがグレード3以上なら、アルパックのシールド+5000」

 (手札9→8)

 

 手札1枚をガード…葵依さんは9枚ある手札を全て使ってでも防ぐ気だ。幸い、リアガードは残ってるから、攻め手があるのは明白…だから手札が殆ど無くても、ペルソナライドが残れば葵依さんにも勝機はある。でもそれはこのターンの京介の攻撃を防いで初めて成立する話だ。でも葵依さんがどう受け流すかで話は変わってくるけど。

 

 「ジャミルでヴァンガードに攻撃。ジャミルも、"一気爆勢"ならパワー+10000、シールド+5000。更にステファニーのスキルでジャミルのパワー+5000だ」

 (パワー35000/☆1)

 

 「ノーガード。ダメージチェック《グランドールエッジ・ドラゴン》。ノートリガー」

 (ダメージ3→4)

 

 「オーリンドのスキル、ジャミルとパトリックを退却して1枚ドロー。ジュリアンをステファニーの前に移動。ステファニーのブーストしたジュリアンでジュリアンでヴァンガードに攻撃。ジュリアンのスキル、カウンターブラスト1して自身のパワー+10000。更にダメージゾーン2枚につきソウルチャージだから、ソウルチャージ2する」

 (ソウル4→6)

 

 【ソウルチャージされたカード】

 ・《リキューザルヘイト・ドラゴン》

 ・《ディアブロスガールズ トリッシュ》

 

 「その後ソウルチャージされた枚数分…ジーノとトリッシュをスペリオルコール。さぁ、ジュリアンの攻撃は残ってるぞ?」

(パワー46000/☆1)

 

 「ノーガード。ダメージチェック《並び立て、選ばれし騎士達よ》。ノートリガー」

 (ダメージ4→5)

 

 ダメージは受ける…この後攻撃は最高4回残ってるからな。易々とガードもできない。

 

 「トリッシュのブースト、ジーノでヴァンガードに攻撃」

 (パワー33000/☆1)

 

 「手札のグルカントとスカイライゼンでガード。スカイライゼンのスキル、ガーディアンサークルに置かれた時、手札のグレード4の1枚を公開するよ」

 (手札8→6)

 

 【手札から公開したカード】

 ・《頂を超える剣 バスティオン・プライム》

 

 握ってたようだ。僕の予想は当たってた。

 

 「やはり握ってたか…」

 「当然だよ。これによりスカイライゼンのシールドは+15000されるよ」

 

 「それならオーリンドのブースト、ブルースでヴァンガードに攻撃。ブルースとジーノのスキル、どちらも"一気爆勢"の時に発動できる。まずはブルースのスキルで、カウンターブラスト1してジュリアンとステファニーをスタンドしてそれぞれにパワー+5000。ジーノのスキルで自身と同じ縦列の自分リアガード…ジーノ自身とトリッシュをスタンド。2体スタンドしたためそれらのパワーを+5000する」

(パワー31000/☆1)

 

 これで京介はあと2回リアガードの攻撃ができる。でも葵依さんはこの攻撃は流石に防ぐだろう。

 

 「手札を1枚破棄してアイジスメアで完全ガード」

(手札6→4)

 

 やっぱり防いできたか。でもツインドライブが残ってる…このトリガーで何かしら引かなきゃ京介に勝ち目は無い。

 

 「ツインドライブ。1stチェック《ステムディヴェエイト・ドラゴン》。ゲット、クリティカル。効果全てをジーノに。2ndチェック《怨恨の冥竜神 ゴルマギルエド》。ゲット、オーバートリガー」

 (手札2→3)

 

 …って、此処でオーバートリガー⁉︎引きが良すぎるぞ!

 

 「このタイミングで来たのは此方としてはキツイね…」

 

 一方の葵依さんはいつもの涼しい表情を浮かべてるけど苦笑いしている……。意外と余裕あるんだな。

 

 「まずは自身を除外、ジーノにパワー+100,000,000、1枚ドロー。追加効果で自分ターン中はヴァンガードのパワー+10000とクリティカル+1するスキルを得る。ステファニーのブーストしたジュリアンでヴァンガードに攻撃」

 (手札3→4)

 (パワー56000/☆1)

 

 「手札の《セイピアント・オウル》と《栄典の光竜神 アマルティノア》でガード!」

 (手札4→2)

 

 手札に握ってたか、オーバートリガー。防げたけど葵依さんの手札は残り2枚。防げるのか…?

 

 「トリッシュのブースト、ジーノでヴァンガードに攻撃」

 (パワー100053000/☆2)

 

 「アイジスメアで完全ガード…といきたいけど、あいにく先程のヴァンガードの攻撃で使い切ってしまったよ。だからノーガード。いくよ、ダメージチェック1点目…」

 

 持ってなかったか…それなら葵依さんは2連続でヒールトリガーを引かなければダメージが6になってこのファイトに負ける。

 

 「……………』

 

 ファイトしている京介や葵依さん、見学している僕らは無言で固唾を呑んだ。さぁ、どうなる……?

 

 「《天杖の癒し手 アーシェス》。ゲット、ヒールトリガー!パワーをヴァンガードに与えてダメージ1回復。2点目……」

(ダメージ5→6→5)

 

 1枚目はヒールトリガー。見学している観客達は『オォーッ!』と声を挙げているけど、問題は2枚目だ。少なくともあと2枚はデッキにヒールは入っているからそれを引かなければならない。

 

 葵依さんは一度軽い深呼吸をすると、意を決したのか山札の1番上を巡った。そして……

 

 「《万民の剣 バスティオン・アコード》。ノートリガー……京介、今回は君の勝ちだよ」

 (ダメージ5→6)

 

 葵依さんのダメージゾーンのカードが6枚溜まった事により、この勝負は京介に軍配が上がった。

 

勝者(WINNER):流川京介】

 


 

 「私のワガママに付き合わせてすまなかったね、京介」

 「問題無い。俺もアンタとファイトしたかったからな。それに、今回は俺が先に勝ち越した。50勝目の領域に踏み込むのは俺の方が先になるな」

 「凄い自信だね。でも、慢心は足元を掬われるよ?」

 「ご忠告どうも。だが俺は慢心しないさ。次も勝つために努力はする、それだけだ」

 「それなら私も君に勝つために努力しないとね。年上なのに黒星を上げてばかりじゃ示しがつかないからね」

 

 ファイトが終わると、二人は握手をしながら他愛もない世間話に花を咲かせていた。しかし内容が内容のためか、一部ギャラリーは話についてこれなかった。当然、初心者の真秀も話に疑問符を浮かべていた。

 

 「「羨ましいですわ/なぁ……」」

 

 しかしこの光景に嫉妬していた人物が二人いた。言うまでもなく、春奈と美夢であった。片や自身の憧れの人、片や自身の恋人なので二人が嫉妬するのは至極当然である。春奈と美夢が羨ましがっている光景を見ていた胡桃達も苦笑いするしかなかった。

 

 「では桜田さんと春日さんは、自身が望む相手とファイトするのはどうでしょう?それなら二人の気分が晴れるかもしれませんよ?」

 

 此処で優奈が突然の提案を持ちかけてきた。それを受けた颯樹達は勿論の事、当人達も驚いた。

 

 「それなら京介くんは私とファイトしようね♪」

 「あ、あぁ…」

 「素晴らしいご提案ありがとうございます、優奈お姉様♪」

 「構いませんよ♪」

 「ではそのご厚意に甘えて京介くんとファイトしに行ってきます。行こう、京介くん♪」

 

 美夢は優奈に礼を言うと、京介の腕を掴んでそのままファイトスペースに連行するのであった。

 

 「それでしたら私の相手は…」

 「僕が引き受けよう(でなきゃ京介の二の舞になるからな…)」

 

 春奈が指名しようとした瞬間、颯樹が割り込むように立候補してきた。しかし本人は内心愚痴っているが。

 

 「颯樹さんとですか?」

 「不服か?」

 「いえ。私も颯樹さんとファイトしたかったから、指名しようと思っていたところですわ」

 

 しかし春奈の方も元より、颯樹とファイトする事を望んでいたようだ。彼女からすると正に渡りに船である。

 

 その後は周囲の反応を確認すると、反対するものは誰もいなかったので、二人はファイトスペースで準備を終えるのであった────。




 まずは感想、お気に入り登録をしてくれた方、こんな拙作を応援いただきありがとうございます!こんな拙作読んでくれるだけでもありがたいです!

 次回は当初予定しておりました春奈と、咲野 颯樹様提供のオリキャラである盛谷颯樹のファイトとなります。ちなみにファイト展開は当初予定したものとなっておりますのでご安心ください。

 それでは、次回をお楽しみに。
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