【Web版】敵のおっぱいなら幾らでも揉めることに気づいた件について(なお、転生後の世界は若干シリアスな模様) 作:とがの丸夫
書くのめんどい……はやくいやらしいことを書きたい。
プロローグ読むのめんどい人用に、後書きに今話の内容を箇条書きでまとめました。
物語というのは、何事もプロローグというものが存在する。
魔王が誕生したり、世界に突然出現したブラックホールだったり。
謎エネルギーの発見、宇宙人襲来、未確認生物との対面。
そして転生。
最後に転生を持ってきたのは勿論、俺が転生者だからだ。
転生を語るならまずは俺の前世の話を少しだけさせてくれ。
俺、前世、童貞。
よし、前世の話が終わったから俺が転生した世界のことを話そう。
正直、前世の話なんてテンプレもいい所だろう?
誰が引きこもり大学生の話を深々と聞きたいというんだ、それより今の話だ、前向いてけ。
俺が転生した時代は前世とさほど変わらなかった。
地理や歴史も俺の前世の記憶と、確認できる限りで差分は無かった。
ただ一つ。
この世界には超能力と呼ばれるものが、ただのおとぎ話ではなかったこと以外、前世と変わらない世界だった。
超能力。
それは人知を超えた、人類が出会うには唐突過ぎた代物だ。
俺が転生した10数年前、世界で突如超能力者が現れた。
ある日歩いていたら突然超能力が発現、その前後で一切の因果関係はなく、急の出来事だったらしい。
その日から世界の各地で超能力に目覚める人間が出現。
ただ、その絶対数は多くはなかった。
世界は震撼した、良くも悪くも。
世界中の国々で、超能力の発現した自国民の保護。もっと言えば捕獲隔離が始まった。
世界で最も平和だと言われている日本でも、似たようなことが起きた。
流石にディストピアものみたいな感じは無かったが、世論のお題目は暗いモノばかりだったらしい。
当然、超能力に目覚めた人間に関連性はない。
サラリーマン、子供、政治家、芸能人と。年代やその人が持っている技能に共通点は見られなかった。
つまり、後ろ暗い人間にも同じことが起きたということだ。
そして超能力の存在が確認されてから2年後、アメリカで超能力者集団によるテロ行為が行われるようになった。
日本にも非合法な超能力者集団というのは出来ていた。むしろ日本が最初だったのかもしれない。
なんせ、オタクの国と呼ばれるサブカルチャー国家だぞ?
当初、警察や自衛隊がそういった非合法超能力者集団の摘発、対処を行っていたが、如何せん数も出現地域もバラバラ。
国が運営する組織では、神出鬼没の超能力者集団に対抗するには母体が重すぎた。
拠点を構えるほどの巨大な組織であれば、組織力の高い警察のほうが対処しやすいが、そういうのは少数。
むしろ、少人数による組織、そして数ある組織による蜘蛛の巣状の繋がりが、犯罪シンジケートとして日本に出来上がっていった。
だが、そこで重い腰を上げたのが日本政府のお偉いさんだ。
まずは警察や自衛隊から超能力を発現した人員を集め、少数精鋭の部隊を幾つも作った。
そうすれば、強力な組織力と柔軟さ、そして速さを手に入れた彼らによって、ある程度の対応ができた。
勿論、法律やら人権的な話もいっぱいあったらしいが、そんなのは説明する必要ないだろ?
色々例外的逸話が多い日本だが、何故か超能力関係には積極的に動いた。
次に日本政府が行ったのが、一般人から超能力者の受け入れを行った事。
そうして、敵になる前に国として超能力者を囲い、敵超能力者の対抗手段の一つ“ヒーロー”を作り上げた。
多分だが、日本が超能力者を囲ったのは、内より外に対抗するための措置だったのだろう。
毎年全国で超能力検査を行い、超能力判定を受けた国民に対しての措置も行われたりした。
前情報が長くなったな。
色々搔い摘んで、超能力者だけに焦点を当てていたが、それでも歴史を語ったのだから伸びてしまった。
そろそろ俺の話に戻そう。
さっき話した、毎年行われる超能力検査に引っかかった俺は、前世の記憶から超能力に憧れていたこともあり、喜々として国が作った超能力者専用の施設に所属することになった。
それから10年近く、前世と同じ20という成人(今では18で成人らしいけど)になった俺は、初めて超能力をもって、敵と戦う“ヒーロー”になった。
自分で言うのも何だが、俺の超能力は強い。そう、超能力が強いんだ。だからといって舐めるなよ?
例え超能力がなくても、俺は強いぞ。
だからとあるヒーロー部隊に配属されてから1年、隊長の戦死やら強大な敵を倒したやらで、あれよあれよと昇進。
まさかのヒーロー活動2年目で、一つのヒーロー部隊を持つことになった。
といっても、構成員は今の所俺だけだ。
なぜ? 単純な話だ、俺が求める人材が居ないのだ。
俺は強い、何度でも言ってやる。強い俺とチームを組む人間が、並大抵の力でいいはずがない。
さらっといったが、俺がいる世界は優しい場所じゃない。
数年間部隊のリーダーを務めていた人も、俺の同僚ともいえる奴等も、たった1年で死んでいった。
悲しくないわけがない、まだ20の若造が体験するには、重い出来事ばかりだ。
だから、チームに入れる人間は最低限死なないやつだ。
幸いなことに、俺が強いおかげで1人チームでも問題なく任務を達成できているから、今のところは問題ない。
まぁ、そんな感じで、同年代と比べても濃い経験を積んでいる俺だが、前世からの野望があった。
女の体を弄りたい。
それも、俺に対して憎悪を向け、世間的に悪い奴。敵だ。
そういえば、大抵の奴がそういう店に行けと言うだろう。
嫌だね。
どうして男の紳士たらしめる要素を、金を払って享受せねばならんのだ。
それに、前世で童貞の俺がよくネタにしていたのは、敵の女戦闘構成員にいやらしいことをする系だ。
敵なら後顧の憂いもなく、罪悪感も抱くことなく、好きな事ができる。なんてすばらしいことだ。
それなのにだ。前世の世界と来たらくそみたいなエロ作品を大量に出しやがって!
なにがヒロインレ〇プモノだ、正義のヒーロー(NTR)だ……ふざけんじゃねえ! そんな代物で楽しめるわけがねえだろうが!
俺のネタは納得いかないが所詮、マイナーと呼ばれるものという自覚はある。
俺は世界を憎んだ、人類を蔑んだ。
お前らは、そんな作品で楽しめるのかと。
作品だから何してもいいって訳じゃねえんだぞ。
凌辱されるのはいつも善良な人間で、悪役の慰み者? 制作者の人間性を疑うね、きっと陰湿な奴なんだろう(偏見)。
そんな義憤を抱えた俺は、童貞のままその人生の演目を交通事故で終わらせることになったわけだが。
正義の心をもった俺は、今世でも童貞のままだった。
実力主義なこの世界で、俺にすり寄る奴は居たが、そんな身売りみたいなことしてんじゃねえと突っぱねてやった。
好きな奴にこそ、そういうのをやればいいんだ。
この世界もそうなのか……、そんな気持ちを抱えたままネタ探しをしていた時だった。
「あれ? 敵にならアレなことしてもいいんじゃね?」
前世にはなく、今世にあるのも。
それは敵という、善良なる国民の純然たる脅威。
言い忘れていたが、超能力の発現者に共通点があると一つだけ噂されている。
“美形が超能力者になりやすい”
実際、敵の殆どが美男美女、ダンディグラマラス。全員がそうというわけじゃないが、確かに比率は高い。
天啓だ。
俺がこの世界に転生した理由を、その時初めて理解できた。
俺はこの世界で、敵という大義名分を持っていやらしいことをするために、転生したんだ。
“ヒーロー”になって2年、俺は初めて地に足が付いた気がした。
……っと、本来ならここでプロローグは終わりなんだが、あと一つ大事なことを忘れていた。
超能力だ。
単純に超能力と言っても、超能力と聞いた人は十人十色の想像をするだろう。
だからこのプロローグの中で、読者諸君の認識をある程度統一させておこう。
この世界で言う超能力とは、特殊な未知のエネルギーのことを指す。
パイロキネシスやら、重力操作やらといった名称を持つ超能力の源と言えるものだ。
ファンタジー物の魔力が想像しやすいか?
魔力を使って魔法や魔術を行使するのがファンタジー。
謎エネルギー、この世界ではPE(プログレスエネルギー)と呼ばれる力を使って、パイロキネシスや重力操作といった力を行使する。
当然、魔法同様に得手不得手が存在するから、もしも戦いになったときには相性がついてくる。
だが、純然たる力の差というのは明確にすることができる。
個人で扱えるPEの総量だ。
例えば同じ炎系の力を行使する二人が居たとする、その場合決着の決めてとなるのはPEの総量だ。
PEの総量が大きいというのは、単純に使用できる火力に直結する。
だからPEの差が大きければ、例え相性が悪いと言われる相手でも完封することができる。
超能力発現当初、俺の総PE量は常人のそれを遥かに超えていた。
ま、だからと言ってその時から俺が最強だったわけじゃないが。
そこからPEを扱うための訓練や、超能力の訓練、身体的トレーニングに文字通り死に物狂いで挑んださ。
理由?
正義のために決まってるだろ?
いや、ここでは正直に言おう。
俺には親族というものが既に存在しない。
俺がヒーロー養成カリキュラムで施設暮らしをしていた時だ、とある敵が両親の住んでいた家の近くで暴走。
巻き込まれた両親はそのまま……
足が地面に付いている感覚が無かったな。
その知らせを聞いて、まだその敵が生きているという話を聞いていたはずなのだが、気が付いたら知らない場所にいた。
足元を見ると、そこには敵がいた。
すぐに理解できた。こいつが俺の両親を殺したんだと。
PEの使い方の最も簡単なモノは身体能力の強化だ。
単純な身体強化とは言え、俺並に総PEが高ければ体を鋼鉄以上に堅くさせ、拳を振りぬけばコンクリートだろうが鉄の壁だろうが、貫くことができる。
ゆっくりとだ、一撃一撃に意識を集中させて。俺は敵を殴り殺した。
流石に、ヒーローでもない人間が敵だろうと人殺しをすれば問題になる。
だが、幸いなことに、俺が殺したソイツは相当な能力者だったようで、俺の両親以外にも大勢の人、そしてヒーローを殺していたそうだ。
確かに、アイツは強かったと思う。
そんな奴を訓練生の俺が殴り殺したのだ。
目撃者がいないことを理由に、俺が敵を殺したことは隠蔽された。
上からその後、今回の件を不問にする代わりに、ヒーローになることを絶対条件に挙げてきた。
そうだろう。
凶悪で手の付けられなかった敵を、訓練生の俺が倒したのだ。自分で言うのもあれだが、期待の新人だろ?
その話を聞いた時、文字通り頂点に近い男から、世間には公表されていない超能力者のことを教えられた。
超能力者に能力の差が存在することは話したな。
超能力者は自身が最も得意とする能力に関連する、潜在的欲求が常人の数十倍になるらしい。
例えば、さっき言ったパイロキネシスなんかは分かりやすい。
パイロキネシスを得意とする能力者は、“何かを燃やす”という潜在的欲求が異常なまでに高くなる。
だから、敵というものが出現するし。
ヒーローというものが存在する。
敵は単純に、その欲求に抗えなくなった人間の末路。
ヒーローは自分の欲求を、敵を使って発散する最低な人種だ。
まぁ、悪い話ばかりじゃない。
その欲求が人のためになるものなら、問題はないのだ。
例えば、治癒系の能力者なら、他者が傷つくことに対しての嫌悪感が強く。
人の傷を治すことの欲求が強くなる。
思考能力の強化系の能力者なら、研究や情報処理に対する欲求が強く。
そういった仕事で常人では10数年かかる成果を、1年で成し遂げたりする。
要は欲求のはけ口がどこに向くかだ。
能力が強い人ほど、欲求は強くなる。
俺は、並みのヒーローが手出しできないほどの強力な能力者を殴り殺した。
上で検討されたのは二つ。
殺すか、飼い殺すか。
結果が後者だったというだけ。
だが、俺はその選択を非難しないし、当然だと思っている。
自分の想像できない力を持つ人間ってのは、誰だって怖いだろ?
幸い、ここの給料は正直に言ってバカみたいに良い。
成果主義であり、敵を倒せば倒すほど、敵が凶悪であればあるほど。受け取れるマージンは青天井だ。
別に飼い殺すと言っても、俺のような強い能力者の扱いが悪ければ、最悪の事態すら想定できる。何より、俺達は上にとっての強力なカードの一枚、捨てるには配役が強すぎるということだろう。
良くも悪くも、ヒーローも欲求に忠実だ。
だから俺の扱いはかなり良いモノだ。
全然、飼い殺してもらって構わない。
1年目はともかく、2年目になり、一人部隊のリーダーになった俺は。
仕事をある程度選べたりする様にもなった。雑魚は弱いヒーローに任せて、マージン率の高い敵だけを狙うこともできる。
流石に断れないものもあるが、それは仕方ないと諦めている。
じゃあ俺の欲求は何だって聞きたいか?
済まない、俺のは少々特殊でな。
一言で言えば、“興味のわいたことに対する欲求”が俺の欲求になるだろう。
そう、前世からの欲望に言い換えれば、“敵(女)に嫌らしいことをしたい”が今の俺の欲求だ。
今話のまとめ
主人公現代と殆ど同じ時代に転生。
そこにはPE能力者と呼ばれる存在が居た。
PE能力者は敵と、国運営の組織に所属するヒーローがいる。
主人公は過去に親を敵に殺され、当時子供の主人公が敵討ちをする。
色々頑張って特殊なヒーロー機関”特務”のヒーローになる
なんか敵とか美人ばっかだしおっぱい揉みたくなる
小説の描写について、今後の方針アンケートになります。
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今のままでええんやで
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もう少し簡単にしてスピード感が欲しい
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描写をもっと分かりやすく具体的にして
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駄文が多いぞコラ