タイムトラベルカフェ   作:魚のしっぽ

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いよいよ最終回です

さやか達の物語はどんな結末に、、、



エピローグ~それぞれの願い

止まらない闇に侵されたケニーの行動

 

なす術もなく立ちすくんだままのさやか

 

このままではドールは、、、

 

さやかは自分の憎悪の塊と化したケニーをなんとかしなくてはと必死に考えましたが何も思いつきません

 

どうしたらいいの、、、

さやかはケニーを過去か未来に送ろうかとも考えましたが

自分の憎悪で変わってしまったケニーにそんな仕打ちは出来ませんでした

 

 

途方にくれるさやか

 

そんなさやかを嘲笑うかのようにケニーは暴れ回っています

 

 

「ほ~らさやか。やっぱり何も出来ないようだね。こんなお店僕が壊してあげるから安心してね。そしたらさやかはもう用済みさ。可愛いそうだから僕の召し使いにしてあげようか?あははは」

 

 

もう昔のケニーにはもどれないのかしら

 

さやかは悲しみのあまり大粒の涙を流しました

 

するとケニーの目からも涙が、、

しかしケニーの目から溢れでる涙は綺麗な涙ではなく真っ黒な涙

 

ケニーは真っ黒な涙を流しながら笑っています

 

もうケニーをこれ以上苦しめたくない

 

さやかはケニーをせめて幸せになれるように何十年も先の未来に送ろうと思いました

 

そして店内に光る扉を出現させたその時!

 

 

「駄目だよさやか。ケニーを送ってはいけないよ」

 

 

どこからかマスターの声が聞こえました

 

 

マスター帰ってきてくれたのね

 

さやかは店内を見回しましたがマスターの姿はみあたりません

 

「マスターどこ?どこにいるの?」

 

さやかが叫ぶとマスターが

「ここだよここ、ケニーをみてごらん?」と言いました

 

 

さやかはケニーを見ましたがマスターは勿論いません

 

どういうこと?、、、

するとケニーの首に飾ってある星のペンダントがキラリと光りました

 

まさか、、

「マスターそのケニーのペンダントの中なの?」

 

さやかはすがりつくようにペンダントを掴みました

 

「ごめんよさやか。この前2時間だけさやかを人間にしただろう?その時の代償として私は自らの体を支払うことにしたんだ。

 

ただ勘違いするんじゃないよ。私は嬉しかったんだ。さやかが楽しそうにお祭りに行きたいと言ってくれたこと。

 

そして楽しんで来てくれたこと。無邪気なさやかが見れて私はちっとも後悔してないからね」

 

マスターはとても優しく穏やかな声でさやかにいいました

 

 

さやかはマスターの優しさに心から感謝しました

「マスターいつも私を守ってくれてありがとう。今度は私がケニーを守るわ」

 

さやかに考えが浮かんだようです

 

「マスター。ケニーに流れ込んだ憎悪の感情私に戻して」

 

するとマスターが

「そんなことしたら今度はさやかが憎悪の塊になって暴走してしまう。危険すぎるよ。ケニーは可愛そうだが奥の部屋の一番右にあるガラスケースに閉じ込めよう」

 

そのガラスケースは特別な力が働いていて一度中に入ると二度と外には出られません

 

マスターは最初からケニーが闇に染まりきった時はそのガラスケースに閉じ込めようと考えていたのです

 

しかしさやかは

「駄目よ、ケニーは大事な家族なの。マスターも。私1人だけ幸せになろうとは思わないわ。それに私はいい子じゃないもの」

 

 

とさっきまで泣いていたさやかとは別人のように強い口調で言いました

 

「さやかはいい子だよ。どうしたんだい急に」

マスターはちょっとビックリした様子でさやかに言うと

 

「私は私達を跳ねたあの運転手がここにくるのをずっと待っていたの。ここにきたらあの場所に送って一生そこに閉じ込めるつもりだったの」

 

マスターはさやかがそう思っていたことは知っていました

 

ただその運転手がドールを訪れることは二度とないことも知っていました

 

なぜならその運転手はさやか達を跳ねた後猛スピードで逃げる途中ガードレールを曲がり切れずに激突してしんでしまったからです

 

「さやかもうあの運転手はいないんだ。だからさやかはもう何も苦しまなくていいんだよ。さぁケニーをガラスケースに入れるんだ。後はさやかの望むようにすればいい」

 

さやかは真っ黒になったケニーを抱き寄せ

 

「さやかのねがいはお人形さんになることとケニーを前の可愛い白いウサギにもどしてあげることよ。私にケニーの感情を移して」

 

さやかそれは危険だと、、マスターが言いかけると

 

 

「私がケニーを抱いてあのガラスケースに入るわ。そして私が闇に染まってケニーが、真っ白なぬいぐるみに戻ったら私をお人形にして。私はケニーと一緒にいたいの。お願いマスター!」

 

 

さやかはケニーを抱いてガラスケースに入ろうとしています

 

「後悔しないのかい、さやか?」

 

さやかはにっこり笑って言いました

「今までありがとう。マスター大好きだよ。さやかはケニーと一緒だから全然寂しくないの。だから笑って」

 

 

マスターはさやかの決意を受け入れることに

 

「わかったよ、その前にこのペンダントを外してガラスケースの上に置いてくれないか」

 

さやかは言われた通りペンダントをケニーの首から外して

ガラスケースの上に置きました

 

 

そしてさやかがガラスケースに入りケニーを抱いて座りました

 

マスターがケニーの憎悪をさやかにもどし始めるとさやかの肌がみるみる黒く、、、

マスターはあまりに可愛そうで心がはち切れそうになりま

したが、グッと堪えていました

 

やがてケニーが真っ白になり、さやかは髪も体も真っ黒に

 

「マスター、、早くお人形にして!さやかがおかしくなる前に、、、」

 

 

マスターは最後まで頑張ったさやかに

「さやか。ゆっくりおやすみ」

 

と最後の言葉を言いました

 

「マスター、さ、よ、う、な、ら」

 

 

さやかは白いぬいぐるみを抱いたただのお人形になってしまいました

 

 

 

マスターはなんともいえない切なさが胸をよぎりましたが

、もう全て終わってしまったこと

 

じゃ私も最後の仕事をしようかな

 

ガラスケースの上のペンダントが輝き始めガラスケースが浮かび上がりました

 

 

マスターは最後の力を振り絞りガラスケースを未来に、、

 

行き先はマスターにもわかりませんでした

 

未来に送ると同時にマスターもドールも完全に消えてしまったからです

 

 

きっとマスターはふたりが明るい未来で仲良く過ごすことを願って送ったのでしょう

 

さやか、お疲れ様。ケニーといつまでも仲良くね

 

そんな気持ちで、、

 

完

 




初めての小説投稿の作品
 
まだまだ未熟で上手く表現できない場面も多々ありました

それでも書き上げることができたのは、閲覧して下さる皆様がいたからです

最後までお付き合い頂きありがとうございました

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