タイムトラベルカフェ   作:魚のしっぽ

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今回はドールについて少し書き進めたいとおもいます


喫茶店「ドール」は一体、、、

坂ノ上町の外れにある図書館

そこに毎日のように通う女の子がいた

 

女の子の名前はさやか

小学3年生のとても可愛らしい女の子だ

 

さやかは本が大好きで閉館までいることも珍しくなかった

 

「将来は絵本や童話の作家さんになるの」

家族や友達にいつもそう話していた

 

 

ただいつも帰りが遅いので心配した母親がさやかに図書館にいくのをやめさせてしまった

 

 

さやかは暫く家で絵を書いたり童話を読んだりして過ごしていたが段々つまらなくなってきたので、ある日の休日家族が出かけた隙に、図書館にいくことにした

 

怒られてもいいや、、、

 

さやかは久しぶりにきた図書館で夢中になって本を読んでいた

 

 

「お嬢ちゃんもう時間だよ」

図書館の館長さんが声をかけてくれた

 

もう!?

さやかは渋々帰ることにした

 

「ありがとう」

さやかはいつも通りお礼を言って図書館をでた

 

おや?

館長さんがさやかの座っていた席で帽子を見つけた

 

慌てん坊な女の子だ

館長は帽子を持ってさやかの後を追った

 

 

いたいた

「おーい忘れ物だよ」

館長が大きな声でさやかに話しかけた

 

「あ、本当だありがとう!」

さやかはにこにこしながら帽子を受け取って手を振りながら青信号の交差点を渡り始めた

 

と、その瞬間!!

 

信号無視をしてきたトラックにさやかが跳ねられそうになり館長は飛び出してさやかもろとも跳ねられてしまった

 

 

「痛いよ、、痛いよさやかしんしじゃうの?」

さやかは消えそうな声でつぶやいた

 

館長も全くうごけなくてかなり危険状態だったが、

最後の力を振り絞ってさやかの手を握り、「大丈夫だよ。

おじちゃんがついてるからね」

 

とさやかに言った

「さやかまだしにたくない、まだやりたいこと沢山あるよ

おじちゃん助けて、痛いよ」

 

さやかも必死に館長の手を握り返した

 

二人を跳ねたトラックはそのまま逃走してしまい、事故に気が付いた人達が救急車や警察を呼んでくれたようだった

 

館長はしを悟りさやかに言った

「おじちゃんと一緒に行こうか、、、楽しい夢の世界に。

さやかちゃんはお人形さんになるんだよ。さやかちゃんの夢も何でも叶うからね」

 

さやかはもう声もでなかったが最後の力を振り絞って小さく頷いた

 

そして間もなく二人は息を引き取った

 

回りの人達はあまりに可哀想な出来事にひどくショックをうけ、さやかが好きだった本や人形、館長が務めていた図書館の本をお墓に備えて、二人の冥福を祈った

 

 

そして月日が流れて二人のことも風化しそうな時、「ドール」が現れるようになった

 

 

「ドール」が求めているのは人間の光と闇

さやかが幼くして諦めざるを得なかった将来への期待と過去の反省

 

マスターはそれをそっと見守る番人

 

 

決して変えられない、変えてはいけない過去と未来への案内人として二人はこれからも坂ノ上町のどこかで誰かを待っています。

 

次に喫茶店に足を運ぶのはどんな人なのか

 

次に来たお客様が、幸せになれるのか、不幸になるのかは二人にもわかりません

 

 

まだまだ物語は続いていきます

 

 

今後の「ドール」がどうなっていくのか

しばし見守りましょう




次回はほっこりするお話かも?
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