向日葵畑から(仮)   作:檜の棒

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あーらースジ
「包帯巻いてハイ終わり」


48話「向かう途中で、そして妹紅の悩み」

新「おいおいおい、大丈夫なのか?俺」

 

妹紅「心配してくれてたと思ったのなァ〜」

 

新「怪我人に言う事じゃないだろうがそれ」

 

妹紅「まあまあ、ホレ、背中乗れ」

 

新に背中を向け、手を出しおんぶをしようと試みる。

その背中には、先程まで炎の羽根が轟轟と燃え上がっていたにも関わらず焦げ一つ無い。

 

新「マジでイケんのかよ…」

 

 

 

新「あばばばばばばばばb」

 「ちょっ髪がっ、顔にぃぃいッッ」

 

妹紅「我慢しろっての」

 

新「お前の髪が長すぎなんだぁっ…って!」

 

初登場の時に東方を知らない人に向けての説明が抜けていたが

彼女、藤原妹紅(ふじわらのもこう)は、銀髪がちょ〜カッチョいい「 超 ロングヘアー」である。

その長さは東方の中でもトップクラスとも呼べるべき長さで、実際の長さは「腰の位置より下」まで伸びているのだ。

そんな長髪の持ち主のおんぶだ、想像は容易いだろう。

 

新「コハッ、髪が息を吸うのを阻害してくでぅっ」

 

妹紅「だったらもっとくっつけ!」

 

新「ギブ!ギブ!一回降りて!」

 

 

 

妹紅「お前マジで大丈夫かよ…」

 

新「妹紅さんは俺より身長少し低いからどこまで密着させても髪が乗っかってくるんだよ」

 

妹紅「うーん、となるとー」

 

妹紅「お姫様抱っこするって選択肢しか」

新 「お姫様抱っこしか無いよなぁ…」

 

新 「へ?」

妹紅「え?」

 

妹紅「……よし、良いぞ来い!」

 

新「ぐぬっうおおおお」

 

妹紅「よしよし、これならイケるぞ」

 

新「2回目、まさかの2回目ですよ……」

 

妹紅「もしかして不服か?こんな体験他じゃ出来ないし今のうちに楽しんでおくんだな」

 

新「は、早く出てぇ…」

 

 

 

新「はっや…」

 

妹紅「やっぱり楽しんでるだろ」

 

新「いや、ここまで速くなるもんなんだなって…」

 

妹紅「お前さんもまあまあ速かったぞ?」

 

新「あんがとよ」

 

竹林の中を人を抱えながらスイスイと飛んでいく、そのスピードは怪我人を抱えているのでそこまで出ていないが、この複雑な竹林の中をここまでスムーズに避けて止まらず進めるのはそこまでこの「迷いの竹林」を熟知しているから出来る芸当なのだ。

 

新「てか俺の事を簡単に抱きかかえるって、お前妖怪か何かなのか?」

 

妹紅「今更だな、そんでもって失礼だ」

 

新「…ごめん」

 

妹紅「まあ人間では無いのは当たりだけどな」

 

新「やっぱりか…」

 「……幻想郷は人間には厳しいかぁ…」

 

妹紅「まあ人間から見たらそうなるよな」

  「でも妖怪も頑張ってるから生きてるんだぜ?」

 

新「生きてる?もんな」

 

妹紅「まあそれでも妖怪の方が暮らしやすいのは当てはまってるかも」

 

ハハハと愉快に笑う妹紅。

だがその顔は少し、ほんの少しだけ憂いを帯びていた。

その言葉に嫌気がさしているかの様に…

 

新「………?」

 「妹紅さん」

 

妹紅「なんだ?」

 

新「なんか今、悩みとかあります?」

 

妹紅「無い人間、妖怪なんて居ないさ、全員が全員何かしらの悩みを持ってるものさ」

  「勿論私も今、悩みがある」

  「だけどその内容はとても他の人には言えないモノよ」

 

新「俺で良いなら相談、受けますよ」

 

妹紅「良いのか?」

 

新「良いですよ、言っちゃってください!」

 

妹紅「私の悩みはだな……」

  「 貧乳 なんだよ…」

 

新「………ハイ?」

 

妹紅「いやーさぁ、決してつるペタってワケじゃなくて少しはあるんだよ、でもそれでも貧乳で…」

  「慧音といっつも居るからよく見ちゃうんだけど、慧音は身長もパイパイもデケェもんで見てると逆に辛くなってくるんだよねェ〜」

  「あっと、慧音は私の親友で人里で寺小屋の先生をしてる人な」

 

新「……………」

 

    (思ってたよりも悩みのベクトルが違う!)

 

困惑

自ら悩みを聞こうと言った挙げ句予想とは違うような方向性の悩みをうち明かされる、自業自得、責任は明後日に飛んでいったようだ。

 

妹紅「おいおいおいおい、乙女が胸の奥底に秘めたデリケートな悩みをうち明けてやったんだぞ?」

  「ちゃあんと、責任を取って、その相談に 真摯 に付き合うベキなんじゃないのかい?」

 

新「あ…う……」

 「一応現代には豊胸っていう胸に詰め物みたいな事をして大きくする手術が出来るんだけ、ど…」

 「歳をとったらなんか胸の形がどうたらこうたらあるみたいな話を聞いたことあるし……」

 「なんか、こう、とある食物を一定に食べていけば成長とともに大きくなるとか…牛乳毎日飲むみたいな…?」

 

妹紅「あっはははは!!!」

 

新「えぇー………」

 

妹紅「そんな無理して悩みとか聞こうとすんなよ?」

  「もしかしたら「こういう」悩みが飛び出るかもしれないしねぇ〜」

 

新「おまっ、わざとかッ!?」

 

妹紅「いや、まぁ、悩みっちゃあ悩みだけどそこまで大きくはないって感じ?」

 

新「はぁぁ……受け止める気概が準備出来てないならこういう事は止めておく、かぁ………」

 

妹紅「はっはっは、そうやって学んでいくんじゃぞ?」

 

茶化すように相槌を入れる。

 

新「ぁぁぁぁぁぁぁ………」




妹紅ちゃん、なんか新と仲が良いな……人見知り設定は消えたようです。

妹紅はまな板が悩みです(茶化す為の嘘では無い)
でもまあ本心から悩んでる アノ 悩みを出すわけにはいかないと思い立った結果がコレですね。
妹紅ちゃんも悩むものですねぇ〜

はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。

  • 台本形式ィ?好きだね
  • まあ、イケなくはないな
  • 少し気になる書き方だな
  • あまり好きじゃないね
  • どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ
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