向日葵畑から(仮)   作:檜の棒

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あひゃすじ
「怪我した馬鹿野郎をうさ耳野郎が永遠亭の中に連れこんだ」


50話「謎の治療法、そして怪しい二人組」

新「ぐ…っ」

 

「あぁあぁぁ、ごめんなさい!」

 

新「アンタ…一回落ち着け……」

 

「深呼吸ですね?!」

 

新の手を離したと思ったら大きく両手を広げ、大袈裟に見えるほどの深呼吸。

深く深く息を吸い、その全てを体外に出すように息を吐く。

シワシワでヨレヨレだったうさ耳が、少し、ほんの少しだけヨレヨレが無くなる。

 

新「大丈夫なのか?」

 

「怪我人に言われた……」

 

新「そんぐらいテンパってんだよアンタ……ちょっと休憩」

 

廊下の壁際にべったりと背中を付けるようにして座り込む。

 

「こんな状態で…よく飛んで来ましたね」

 

新「俺もびっくりよ」

 「でもかなり消耗してる、その、先生?の所に行かなければ…」

 

「了解です」

 

 

新「さっきはアンタとか言ってごめんな」

 

「いやっ、アレは完全に私が悪いので…新さんが謝る事無いですよ」

 

新「そうか………ん?」

 「キミさっき俺の名前…」

 

「あ"っ、っとあああ改まって謝る事ないですよ〜ってえへへ」

 

急いで訂正をするも内容が滅茶苦茶である。

顔からは冷や汗がダラダラと滝のように流れ出ているのを見るに、相当な隠し事をしているのは確実だろう。

 

新「キミ、なんか知ってるよな、もしかしt」

「あ"ーッあーあーあーもうそろそろ休憩出来ましたよねそうですね行きましょう!!!」

 

新「ちょっ…………はぁ」

 

 

「着きました、ここです」

「すみません、ちょっと先に入らせてもらいますね」

 

何故かここまで付き添って案内してくれたうさ耳の少女が部屋の中に入っていった。

その動作はとても慎重で、新は部屋の中を扉を開けた隙間からは見れなかった。

 

 

新「……なんか謎の空気が扉から漏れ出してるぞぉ」

 

他の部屋の扉、引き戸とは違い、急にドアノブの付いた大きめな洋風のドアがそこに存在している。

ここが診察室であるのなら患者などを入れやすくするためだろうが、先程までの和風の扉が続いた所でのコレは怪しさが増長される他無い。

しかもここまでの道のりで何故か廊下を曲がる事が多かった。

もしかしたら実際はもっと早くこのドアの前に着いていたかもしれない。

 

「チョットシショウハヤクカタヅケテクダサイヨ」

「スマナイッ、ショウショウテコズッテイタンダ」

「ジカンカセギハモウキキマセン!ドアノメノマエデスヨ?!」

 

何やら部屋の中では小声だが言い合いをしているらしい。

焦っているように聴こえる。

 

新「………」

 

 コンコン

 

新「すみませーん、入ってm」

「大丈夫、早く入ってもらって」

 

新(食い気味…)

 

女性の声。

かなりの早さの返答に余計怪しさを感じ取りながらも部屋の中に入る事をケツイする。

まあみなぎった事も無いが。

 

 ガチャリ

 

新「失礼します」

 

「おっと、思ったより中々な怪我をしてるわね貴方」

 

新「ははは…ちょっと妖怪に襲われてしまって……」

 

「それはとても災難だったわね…」

 

苦笑いをするもその表情の下には疑い感情が取り巻いていた。

眼の前で新と声を交わした女性、その姿は中々独特である。

 

赤と青のツートンカラーの服、しかも縦に交差している。

上の服が右が赤で左が青、下のスカートは上の服を左右逆にした配色。

仮面ライダーダブルのヒートトリガーかビルドのラビットタンク、または人造人間キカイダー。

帽子はナース風でこれまた赤と青のツートン。

袖にはフリルがさり気なく付いている。

何故か中華風。

長い三編みの銀髪が普通の人間では無いと伝えている。

 

部屋も部屋である。

物の配置から現代の病院の診察室らしい雰囲気があるが、背後に茶色い布がかけられた謎の物質が鎮座している。

うさ耳の少女はチラチラとその布がかけられた物に視線を度々移し気にしている。

 

「鈴仙に大まかな怪我の内容は聞いているわ、早めに治療に取り掛かりたいわね」

 

新(あの子れいせんって言うんだ…)

 (てかこの人…表情とか声色は普通、なんも隠してるようには見えないけど)

 (後ろのあのれいせんが怪しい動きしすぎだろ!)

 

布に視線を移すのは止まったがソワソワとしており、額からは汗がたらりと流れる。

別に部屋の温度はそこまで暑くはない、すぐそこに置いてある温度計も適温を指している。

これがもし普通の汗というなら結構な運動をしてたのか、それとも重度な暑がりかの二択だ。

 

「ああそうだ、自己紹介が遅れていたね、私は八意永琳、後ろのうさぎ耳をしてるのが、鈴仙・優曇華院・イナバ、よ」

 

新「あ、ええ?う、うどんげ…ハイ?」

 

永琳「鈴仙・優曇華院・イナバ、よ」

 

新「あの、その…それでフルネーム‥ですか?」

 (胡散臭えぇえええええええええええええええ)

 

永琳「そうよ、まあ別に長い名前で呼びづらいだろうから鈴仙かうどんげとでも呼んでもらって構わないわ」

 

鈴仙「ちょっとソレ私が言うべきじゃ」

 

永琳「いいじゃないの別に」

 

新「………」

 

永琳「ああごめんなさい、それで一回その怪我の様子見を含めて診察したいのだけれど構わないかしら?」

 

新「…最初っからその気で来たんですよ、よろしくお願いしますね」




すみません
鈴仙・優曇華院・イナバの名称についてですが
「うどんげ」だと4文字で文章のスタートがデカいんですよね

新「キミの名前どーなってんのよ」

うどんげ「名付け親に聞いてくださいよ…」

とまあ感じになるんで、この話では「鈴仙」でヤッてみました。
アンケートで

「鈴仙の方が読みやすい!」
「うどんげでも構わん!」

ってな感じのを取るんで投票是非よろしくお願いしマッドローグ

はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。

  • 台本形式ィ?好きだね
  • まあ、イケなくはないな
  • 少し気になる書き方だな
  • あまり好きじゃないね
  • どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ
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