「ふひひなはわーでへははなおっっはっは!」
(不思議なパワーで怪我がなおっちゃった!)
新「はぁ………冗談キツいぜ…」
天井にスパイダーマンが張り付いてポーズを取っている。
しかも東映版だ。
文章にしていなかっただけだが、幻覚はサイズの大きい小さい含め、ずっと見えていた。
ドンキーコングのJUNGLE LEVELが竹林の中で延々と流れたり
歩く音がマインクラフトのSEに置き換わっていたり
8代目将軍様が竹の合間を颯爽と駆け抜けていたり
兎に角
カオスだった
新の精神も中々に疲労していた。
精神が疲労しているから幻覚が視えるのではなく、別に調子が良くても幻覚が視えるので幻覚を見てから精神が疲労するのだ。
幻覚に一々反応してしまうというこの上なくしょうもない癖でもあるが、幻覚が余りにも多く、長く視えるものだからツッコミはいつかしなくなった。
だが心に余裕があったり、暇だったり急に出てきたりなどにはついつい反応してしまう。
だが今は大きい声でツッコミを入れる事は出来ない。
なにせ今は永遠亭という診療所?病院?のような所にあるベットの上で横になっているからだ。
他所で騒いではいけないのは、常識が通じない幻想郷でも当たり前だろう。
それに加えて今は日が沈んでいる。
壁に掛けられた古いアンティークのような鳩時計は11時を指している。
もうすぐで零時、深夜である。
新「もうすぐで影時間、か」
勿論そんなゲームの中だけの現象が現実に存在するワケが無い。
幻想郷に影時間はあるか、と聞かれたらスグに無いとは言い切れないが、多分無い。
新「あー、違和感、特に肩、傷の辺り」
窓から月明かりが差している薄い暗闇の中で独り言を呟く。
何故こんな時間帯に目を覚まして起きているかというと、この肩の違和感のせいである。
無理はない、今日の昼間から夕方にかけての時間帯に怪我の処置をしたばかりだからだ。
新「痛み止めで止まる…いや止まるっていう言い方はおかしいんだろうけどさぁ……」
「痛み止め貰ってこようかな…でも11時…起きてる?」
幻想郷の夜は人を襲う妖怪など魑魅魍魎が文字通り跋扈している。なので幻想郷の人間は基本早寝早起きだ。
11時は人間の時間では無い、完全に妖怪の時間だ、そんな時間に起きている人間は人里の外には居ない。
人里にはある程度人間の安全が保証されていて、妖怪側にも人里の中に居る人間、または人里自体は襲わないというルールを設けている。
だがここは迷いの竹林、人里とは違う。
昼間でも獣の妖怪が活動している竹林のド真ん中に存在している永遠亭、何かしら妖怪から守るシステムがあるのは確実だが、危ない事には間違いない。
新「なんであのうさ耳はここに痛み止め置いていってくれなかったんじゃ……場所教えたって急用だったら使うまでに時間かかるじゃんけ」
「………多分「今はここに私が居るから痛み止めも持ってこれるし大丈夫だわ」とか考えてて忘れたんだろうな」
「スピー、スピー、へぶちっ、………スピー、スピー」
新「なんか聞こえた…怖っ」
「………行くか?こえーけど…確か言われたのは…」
今居る寝室?から出てまず左折、そのまま直進するとL字の曲がりにぶつかるので次は右折、右側に部屋があり、進んで2部屋目が永琳に診てもらった診療室。
だが
新「よいしょっと」
ベットから降りる。
そのまま扉を開けて…
新「右…右だっけ?」
右 折
新「んー、よく見えなーい」
薄暗い廊下の中を肩の違和感を覚えながら進んでいく。
だが進んでいる方向は目的地とは真反対、まあまあ広く、日常的に使ってないと迷うような永遠亭。
加えて今は夜で薄暗く、余り視界が良くない。
条件が重なった結果
新「どこだぁ……ここはよぉ」
迷った
この永遠亭、風見幽香の家にあったような空間を押し広げるような魔法は一部の部屋にしか使われていない。
つまりは普通にデカいということだ。
入り組んでいるとか部屋が多いというよりも、部屋の一つ一つがそれなりに大きいから廊下が長くなっている。
新「もしかしてこっちじゃないんじゃ………」
気付く、だが手遅れ、部屋から出て15分程経っている。視界も悪いので戻るには間取りを知っていないと相当大変だ。
すでに時間は11時30分を切っている。
新「室内に十字路があるとかそうそう無いぞ」
廊下の中に突如現れた十字路。
どの方向に進むと目的地に着くかなんて、もう解らない。
新「んあーっ、なんだっけアレ…なんか、こう、左手を壁に当てながら進むとどうたらこうたらみたいなの……」
クラピカ理論
だがアレは漫画から生まれた造語のようなもの、当てはまる以前の問題だ。
新「ちょっと肩の痛み?も大きくなってきてる気がする…」
「進むしかない」
自身の向いている方向に前進する。
新「ん………今なんか物音が…」
ペタペタ
新(足音?)
こちらに近付いてきてるワケじゃないが、裸足で歩いているような音が微かに聞こえてくる。
新「こっわ…」
l l l l
l 医療薬室 診療室 l
l l l l
l l lーーー ーーl
lーーーーーl 簡易倉庫 l
l l l
l lーーーーーーーーーーーーーー
l
ーーーーーーーーーーーーー寝室ーー
医療薬室は薬品を保存している部屋ですね。
特に軽い治療等に使える(消毒液ややけど治し)比較的日常的に使うような薬を置いてます。
開発はまた別の場所でしています。
また専門的な細かい診察をする部屋も別の場所に設けてます。
はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。
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台本形式ィ?好きだね
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まあ、イケなくはないな
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少し気になる書き方だな
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あまり好きじゃないね
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どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ