向日葵畑から(仮)   作:檜の棒

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アラーガガガァキィー(伝われ)
「女がおった、ビビった」


54話「廊下を歩く少女、そして医療薬室」

少女は廊下をスイスイと進んでいく、その進み方を見て永遠亭の住人というのは確実だろう。

ペタリペタリという音もこの少女の足音だったようで、今もその音が鳴っている。

 

少女「深夜に徘徊とか、貴方もしかして見た目以上なのかしら?」

 

新「んな失敬な、迷ったのは夜でよく見えない廊下の中を歩いてたらこうなったの、ついさっき来たばかりのデカい屋敷とかそんなすぐに覚えられないっての」

 

少女「それもそうね、でも、この幻想郷には長生きなジジババも多いのよ」

  「しかも見た目以上に年を食ってる場合が大多数、一見だけじゃ歳なんてわからないのが普通よ」

 

新「それは身を持って学んだよ…」

 

少女「幻想郷での初恋の相手が数百歳だった?」

 

新「そういうのでは無いぞ」

 

少女「ふーん…」

 

 

 

時刻は1時を過ぎた。

ド深夜の中、ドデカイ屋敷のなが〜い廊下でついさっき会ったばかりの少女に痛み止めの置いてある部屋に案内してもらっている。

こんな状況、現代に居たら絶っっっっっっっ対に起こり得なかっただろう。

 

新「そういやなんでこんな深夜に出歩いてたんだ?」

 

少女「寝る前に用を足して部屋に戻ろうとしたら駄洒落が聞こえてきたから気になって、ね」

 

新「………」

 「もしかして君も見た目より……」

 

少女「ギク」

 

新「ギクって言った」

 

少女「ギクギク」

 

新「しかも2回も」

 「わざわざ口で言うかぁ?てか君もそのー、見た目以上に年食ってるの部類なのかい?」

 

少女「い、いいや違うわ、私はれっきとした可憐な乙女、ぴちぴちよ」

 

新「すんげー焦ってる」

 

少女「とにかく、女性に年齢の事を聞くなんて無礼よ無礼」

 

新「それはすみませんでした」

 

少女「本当に?」

 

新「本当に」

 

少女「誠意が見えないわ、足を舐めなさい」

 

新「え、足?」

 

少女「そうよ」

 

新「それじゃあ舐めますか」

 

姿勢を下げに下げて少女の綺麗なその御御足を命令どおりに舐めようとする。

 

少女「待て待て待て、本当に舐めようとする人が居るワケ?」

 

新「舐めろって言ったのは?」

 

少女「私」

 

再び舐めようと少女の足に近づく。

 

少女「やめっ、命令取り消しっ取り消しぃーっっ」

 

 スッ

 

少女「うわぁ急におとなしくなるな」

 

新は急に立ち上がり舐めようとするの止めた。

姿勢を正し、直立不動。

 

 

新「………www」

 

少女「何笑ってるのよ」

 

新「ちょっと面白かったww」

 

少女「全く…今深夜よ深夜、誰か起きたらどうするのよ」

 

新「あの二人以外にも居るんだね」

 

少女「まあ一応は」

 

 

 

少女「はい、到着」

  「目的地はここよね」

 

新「そうそう、ここ」

 

少女「痛み止めが欲しいと言っていたけども、勝手に持ち出しても大丈夫かしら?」

 

新「うん、一応八意さんに場所は教えてもらってるから」

 

少女「それ大丈夫なのかしら…」

 

新「こう、表示とか書いてあんだろ、多分」

 

少女「変なの飲みそう……」

 

新「まずここまで連れてきてくれてありがとうございます」

 

少女「そうね、死なれちゃ面白くないし」

 

新「死なれちゃって…ああそうだ、名前名前」

 

少女「私の名前?」

 

新「聞いてなかったなぁーって」

 

少女「そうね…かぐやよ、輝くに夜で「輝夜」」

 

新「輝夜…お姫様みたいな名前だな、まるでかぐや姫みたいな」

 

少女「褒め言葉として受け取っておくわ」

 

新「喜んでくれて光栄です、姫様」

 

まるで西洋の騎士の様に跪く。

 

少女「それかぐや姫かしら……随分洋風だこと」

 

新「まーいいじゃん、感謝はしてるんだから」

 

少女「もう夜もそろそろ明ける、早く飲んで早く寝なさい」

 

新「はいはいっと」

 

 

 

医療薬室の扉に手をかけた。

引き戸、音をたてないようにゆっくり静かに開ける。

 

新「おお…それっぽいそれっぽい」

 

ずらりと列んだ瓶、中には液体や固体など様々だ。

 

新「確かーー………ここだ」

 

とある棚の前に立つ。

そこには《痛み止め 乱用禁止》と書かれている紙を貼られた瓶が。

中には固形の錠剤、説明には《一回3錠》。

 

瓶の蓋を開け説明に従い3錠だけ取り出し、持っていた水筒の水で錠剤を流し込む。

 

新「ん、んっんっ‥ふう…」

 

蓋を締め、元の場所に戻す。

これで八意永琳には薬を服用したと言わなければならなくなった。

 

新「さぁってと、寝るか」

 「帰る道筋も輝夜から離れる直前にさりげなく聞けたし、行ける………ん?」

 

医療薬室の向かい、診療室の扉の隙間から光が漏れているのに気付く。

扉には小窓も無いため本当に僅かな光が漏れているとしか見えない。

 

新「……………気になる」

 

好奇心、だがもしその部屋に何か危険なものがあったとしたら…

 

暗い医療薬室、音はしない。

扉を開ける。

廊下からはまたペタペタと足音、輝夜のものだろう。

だが診療室からは音はしない。

 

新「き、気になる…すんげー気になる……でも怖い」




皆もっと感想してくれてもいいのよぉ?
もー皆ドライ(乾燥)なんだからぁ~

はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。

  • 台本形式ィ?好きだね
  • まあ、イケなくはないな
  • 少し気になる書き方だな
  • あまり好きじゃないね
  • どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ
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