「正直にぜーんぶ言ったえーりん」
「結局最後にヘマをしたうどんげ」
新「はぁ……」
何も入っていない、ラベルだけが貼られている空っぽの茶色い瓶を見つめる。
そこには痛み止めの薬が入っている筈なのだが、見えるのは茶色になった向こう側が透けて見えるだけ。
新「ふぅ、んんッ…っと」
肩を刺激しないようにゆっくりと身体を動かす。
新「イチッ痛ぅぅ〜ッ」
結局、ベッドに寝そべる時に気を緩め痛がっている。
窓から外の景色が見えるが、竹と空、風見幽香しか見えない。
新「………ん?」
『竹と空、風見幽香しか見えない』
新「なななな、なんでここに?!?!」
「おいおいおいおいおい」
ベッドから無我夢中で立ち上がり、窓を開ける。
幽香「あら、そこに居たのね」
新「そこに居たのね、じゃなくて!」
「なんでここに?!」
幽香「別に、花を見に来ただけよ」
「花があれば、そこに私は居るの。だって私は花の妖怪だもの」
新「家出る前に面倒だとかなんだとか言ってませんでした…?」
幽香「勿論面倒よ、でも花がそこにあるもの」
「貴方からは見えない位置、壁の向こう側で小さめな規模だけどガーデニングされているのよ」
新「それで」
幽香「竹林の中は竹ばかりで味気ないから、せめて永遠亭の周りぐらいは他の植物を育てたいとここの医者が」
新「だけど植物の扱いはからっきしだから、花の妖怪である幽香さんに見てもらってるみたいな…?」
幽香「まあそういう所ね」
「それと物語における、所謂「ゆうかりん成分」が大分薄まってたからというのも理由の1つよ」
新「メタっ、唐突にメタいなぁ…」
「‥ちなみに、どうやってここまで?」
幽香「低空飛行しながら竹を避けて斬って来ただけよ」
新「 だけ にしては結構力技ですね」
新「そういえばガーデニングって、何の植物を育ててるんですかね」
幽香「どうせ言ってもわからないでしょ貴方」
新「外出歩けるようになったら見に行きますよソコに」
幽香「まあいいわ」
「ここで育ててるのは『風車(カザグルマ)』ね。ツタ植物で上手く育てれば自然の遮光カーテンになるわ」
「花の開花は4、5、6月辺り、大きな8枚の萼(がく)が特徴的ね」
「近い植物で『クレマチス』という植物が存在している」
「…それで、知っているのかしら?」
新「いいえ全く知らないッス」
幽香「まあ、そう返ってくるとは思ってたわ」
新「それで…いつまでここに居るんですかね」
幽香「さぁ、気が済むまで居るつもりよ」
そう言いながら窓から宙に浮きながら入ってくる。
新(スカートの中見えちゃうって)
幽香「別に見られてもただの布じゃないの、怒るとしたら捲って悪戯して来た時よ。悪戯するのが問題よ」
新「そんな、捲るとか考えてもないし、出来ないですよ」
「……やったらもれなく死にそうだし」
幽香「懸命な判断ね」
新「触らぬ神に祟りなし、か」
幽香「妖怪なら余計触らない方が良いわ」
幽香は「ふふっ」と静かに笑った。
鈴仙「なっ!?風見幽香っ、何故ここに居るッ!」
幽香「あら、貴方の「お師匠様」に頼まれて来たのだけれど、そんな態度でお出迎え、とても失礼ね」
空気が一気に変わり、ピリピリとしたオーラが幽香から漂う。
幽香「どうやら今夜は『兎肉』になりそうだわ」
ピリピリとしたオーラが一瞬、強烈な『殺意』になって鈴仙のメンタルに刺さった。
鈴仙「ひっ」
幽香「あらあら、急に良かった威勢が無くなったわね。いや、虚勢だったのかしら?」
『口撃』をしながらゆっくりと歩いて鈴仙との距離を近付ける。
幽香「怯えて動けないのかしら?早く逃げないと、ほら、段々と近付いてるわよ?」
鈴仙の顔が青ざめていく。
永琳「意地悪はそこまでにしてもらえないかしら?」
幽香「あら、居たのね」
永琳「こんなオーラ出されたら素人でも気付くわよ」
幽香「命拾いしたわね、兎」
永琳「貴方にも非があるわよ」
「玄関から入りなさい」
幽香「あらあら、これは失礼だったわ」
永琳「何も知らされてなかったらまず疑うのが普通だと思うのだけれど」
幽香「ふふふっ」
新(笑ってごまかした…)
殺気
新「…ッスー」
ハーメルン、なんか色々やればルビが振れるそうですが、いまいちやり方がわからないなぁ…
そだ、『風車』ですね、書いてる途中でなんか良いのないかなとググって選出しました
特別花の知識があるわけでもなく、逆に全く知らないんですよ…
こんな事ゆうかりんの目の前で言ったら首絞められちゃうなぁHAHAHAHAHAH
ゴキッ
はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。
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台本形式ィ?好きだね
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まあ、イケなくはないな
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少し気になる書き方だな
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あまり好きじゃないね
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どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ