「不★明★認★定」
新「ふ、不明……」
「不明って……俺の心の病気とかそういうのでもなく?」
永琳「それは絶対に無さそうね」
「だって元気そうだし」
新「元気『そう』って…」
頭をガクッと下に落とす。
それは疲れなのか呆れなのか、はたまた両方か。
永琳「でもまだ切り口は残ってるわ」
「科学ではなく、魔術とか、呪術などの」
「非科学的な方面から」
新「非科学的方面からぁ?」
「た、確かに…ここは幻想郷……」
永琳「そうよ、ここは幻想郷、貴方の居た外の世界とは違い、妖怪や神等が存在している場所」
「貴方も既に見たはず、風見幽香とかからもね」
新「でも俺に接触した覚えがあるのは幽香さんとメディスンちゃんだけですよ?そんなワザワザ俺にそんな呪いとか魔法かけるような存在知りませんって」
永琳「必ずしも他人がかけた訳じゃないわ」
「幻想郷には外の世界には無い様々な事象も発生する、そういった所にも原因が潜んでる可能性があるのよ」
新は黙り込んだ、それはもう自分の知らない世界だったからだ。
今までの人生の中でホンモノの魔術等に触れるとは思っても居なかった、それが今、自身を苦しめている幻覚の原因かもしれないという可能性。
既にパンク寸前の脳ミソを何とか爆破させないように押さえつけていた。
新「んで…これは?」
腕に血圧計測の時に使うような巻きつける「アレ」を右腕に巻かれている。
鈴仙「河童特製「ヨクワカールⅨ」です」
新「よ、ヨクワカールⅨ?なんそれ…」
鈴仙「バッサリ説明すると使用者の魔力とか『そういうの』を諸々を検知するスーパーマシンですね」
「そんなに動かした回数は無いですが、性能は素晴らしいですよ〜」
永琳「月の技術と河童の技術のコラボレーション!勿論特注品よ」
新「スーパーマシンねぇ」
永琳「検査室にあった機械の中にも幾つか河童と共同開発した機械があるのよ」
新「河童の技術力恐るべし…」
鈴仙「それじゃあ起動している合間は喋らないようにお願い致しますー」
シュゥゥゥ
腕に巻かれた「アレ」が本来の血圧測定機と同じように膨らんでジワジワと圧をかけていく。
新(これ普通の血圧測定機なのでは…?いいや、俺が知る由もないな)
プシュゥゥゥゥゥ………
継続的にかけられていた圧が気持ちの良い音と共に無くなっていく。
鈴仙「はい、しゅーりょーです」
「何か違和感等は無いですか?」
新「違和感…特には」
鈴仙「分かりました〜」
返事をしながら手慣れた様子で機械を片付けていく。
その合間も永琳は測定結果を無言で見つめていた。
新「あのー、何かありました?」
永琳「ああ、そうだな…不思議なんだが……」
「計測中、ずっと魔力の総数が上がり下がりしていたんだ…」
「普通、魔力が動くのは何かしらの魔法を行使しているとか、どこからか魔法を供給してるとか、それ以外にもまあ変動する原因はあるのだが……」
「動きでいうと、継続的に刻んで魔力が減っているのだけれど、突然魔力が『増える』んだ」
「それも増えるタイミングは一定じゃないし、増える量も多かったり少なかったりでまちまち…」
新「謎が増えた…?ってコトですかね」
永琳「ああ、でも魔力が減っているという事は貴方の周りで魔力を使って行使されているナニカがあるはずだ」
「このヨクワカールⅨ、使用者の身体の中から外までの魔力を計測しているんだ、間違いは無い筈」
興奮しているのか集中しているのかは分からないが、考察の独り言が段々と早口になっていく。
「アーデモナイコーデモナイ、デモコレガアルガチガウ…ダガヤハリ━━━」
新「………次は何を」
永琳「ん?」
「ああ、御免なさい。少し興奮していたわ」
呼びかけに気付き、返事をする。
だがその直後に黙り込み、何かを思考し始める。
永琳「そうね…」
新「お」
永琳「次にやる事を決めたわ」
「貴方の魔力を全て消費して空っぽの状態にする」
新「ハイ?」
永琳「だから『魔力を全て消費して空っぽの状態にする』のよ」
新「と、いうと」
永琳「もう魔法とかを使いまくって減らしていくしか無いわ」
「量は沢山なのよね貴方」
新(また長い事になりそうだな……)
ヨクワカールⅨのⅨはきゅうりから取りました
一応Ⅸ以前のナンバーも存在しているようです
はい、アンケートです。この二次創作の会話文の書き方がどうやら台本形式と呼ばれてるヤツっぽいんですけど、皆さんはこの台本形式にどう思っていますか、アンケで縛られてますが意見欲しいっす。
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台本形式ィ?好きだね
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まあ、イケなくはないな
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少し気になる書き方だな
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あまり好きじゃないね
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どーでもいいからコロナの休憩分書けやコラ