向日葵畑から(仮)   作:檜の棒

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あーやばす、そろそろ太陽の畑に新を送り返さなければ永遠亭からに題名が変わってしまう!
これはもう俺の構成不足でしたわ
やっぱ大筋のストーリーはプロットで考えておくべきなんだなぁ…(遠い目)


71話「退院、そして帰る…?」

あれから数日経った後。

新は永遠亭で色々あったが故にただでそこを離れる訳にはまだいかない、あの幻覚が竹林を覆った原因等を考察、研究しながら新は永遠亭のお手伝いをしていた。

 

だがそれも今日で終わり、最終的に幻覚は新自身が身につけた能力として判断が降り、今度はまた風見幽香の所に戻る事になった。

 

新(幽香さんの家って俺の家じゃないんだけどね…)

 

永琳「まあ、この物語のタイトルが「アレ」だし、ご都合展開も仕方はないわ」

 

新「メタっ、急にメタいなぁ~」

 

永琳「それに、貴方どうせ身寄りなんてもの無いでしょう?だったら面識のある人の所に送りつけるのが一番」

 

新「まあ…そうなるのかな?」

 

永琳「さぁ、話すことも特にもう無いし、行きなさい」

  「鈴仙、竹林の入口まで送ってあげて頂戴」

 

鈴仙「わかりましたお師匠様!」

 

新「なんかもう、ホントありがとうございました」

 

永琳「こっちこそ、面白いものを見せてもらったから満足よ」

 

新「それじゃ、また会いましょうね〜!」

 

新は手を大きく振りながら軽い足取りで走り出す。

 

鈴仙「ああっ!ちょっと待ってくださいよぉ!」

 

鈴仙が慌てながら新に追いつこうとしたその瞬間。

 

新「ん?」

 

足元に突然『スキマ』が出てくる。

 

新「どぉわっ」

 

前に踏み出した足はスキマに勢いよく入っていく。

 

新「ちょちょちょtyあばっ」

 

穴に全身が入る直前にスキマの『境目』に思い切り頭を打った。

そしてそのままスキマの中へと吸い込まれていったのだった…

 

鈴仙「新さぁあああん!!!」

 

鈴仙は急いでスキマの中を覗き込むも中は目玉が大量に浮かび上がっている空間が広がっているだけで、新の姿はもう既に見えなくなっていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

太陽の畑。

夏はメインシーズンが終わりもう少しで夏が終盤に差し掛かっている時期に対して大量の向日葵はまだ元気に咲いている。

そしてその太陽の畑のほぼ中心に建てられている洋風で少し大きめな家の中では、相変わらず花の妖怪が静かに日常を暮らしていた。

 

幽香「………」

 

花の妖怪、風見幽香は今日も一人で静かな家の中、日差しが適度に入ってくる窓際近くに置いた椅子に座り紅茶を飲んでいた。

 

が、その静寂も一人の来客で終わりを告げる。

 

新「ぐえっ!」

 

空中に開いたスキマからペッと吐き出されるように放り出され、地面に衝突、無様な声を上げる。

地面は太陽光で乾かされており、軽く土煙が舞う。

 

新「あばっ、ゲッホゲッホ」

 

うつ伏せで落とされ、衝撃に身をよじらせながらも仰向けになろうとする。

 

新「ぬぐっ…いててて」

 「この感じ、またあの胡散臭い人の仕業かァ!ってて」

 

男が野外で倒れ込みながらそう叫んでいるとすぐ近くの家の窓から風見幽香が気怠げそうに覗き込んできた。

 

幽香「貴方、また来た訳?」

 

新「あっ幽香さnっ痛ゥ〜」

 「別に、こうっ、来たくてここに来たわけじゃあないんだっゴホゴホ」

 

幽香「その感じ、またスキマ妖怪ね。…全く面倒事を」

 

紫「流石はこの幻想郷の中でも特に古株な貴方、推理力もハンパじゃないわねぇ」

 

幽香「いつまでも自身を10代後半だと言い振らないぐらいには年寄りよ」

 

紫「身体がそうでも心はいつまでもぴちぴちです〜」

 

幽香「見ていて呆れる、それでどうしてまた彼をここに運んできたの、嫌がらせ?」

 

紫「それには理由があるの、すこーしだけ聞いて頂戴」

 

幽香「……貴方、また面倒な事に首突っ込んで無いわよね」

 

紫「ふふふっ、楽しければいいじゃないの♪」

 

幽香「急にやるべき事を思い出したわ、さようなら」

 

そう言い捨てると幽香はいきなり窓をピシャリと閉め、紫の事を無視し始めた。

 

紫「もう、少しぐらい話聞いてもいいじゃない…」

 

明らかにテンションが下がっているように見えるが、どこか演技の様に捉えられる。

 

新「…その胡散臭さをどうにかするのが良いと思うが?」

 

紫「あら、気絶してないのね、意外だわ」

 

その声色は先程と殆ど変わってはいないが少し不気味に感じる。

 

新「まず、出来ればもう少し優しく落としてくれないか?」

 

紫「ここまで送ってあげる時点で相当優しいと思うわよ?」

 

新「まぁ…優しいには優しいとは思うけども…なんっていうんだ、そのー」

 

紫「言いたいことが無いならもう良いかしら?それじゃ」

 

興味が無い、いや、気分が悪い、そんな事が雰囲気で分かる。

気付いた瞬間には既にスキマを使ってその場から離れていた。

 

 

 

新「はぁ…いてて」

 

新は少し立ち上がり、目の前の家に近づく。

 

新(あの感じ、入らせてくれる訳ねぇよな…)

 

家の壁に背中を付け、一つ息を吐く。

 

 

窓が再び開く。

 

幽香「そんな所に居座られたら迷惑よ」

 

新「気付いたんスね」

 

幽香「貴方」

 

新「?」

 

幽香「行く宛は本当に無いわけ?」

 

新「今の所は、永遠亭か幽香さんの所以外は…って感じですかね、情けないっていうかなんていうか、笑えちゃいますよね、知らない土地に来たら一人じゃ無力で何もできやしない、ははは…」

 

力無く笑う。

 

幽香「はぁ…本当そうね」

  「人間じゃなくて妖怪や妖精だったら退治して解決なのに、本当面倒だわ」

 

新(こーわっ)

 

幽香「………今日から丁度一ヶ月後」

 

新「はい?」

 

幽香「一ヶ月後、定期的な日常品の補充をしに人里へ行くの」

  「それまでなら良いわよ」

 

新「えっ」

 

幽香「だから、一ヶ月の合間は家に置かせるのを許すって言ってるのよ」

 

新「あ」

 

幽香「あ?」

 

新「ありがとうございますッッ!!!」

 

幽香「…」

  「鍵、あいてるわよ」




今年の一言は「プロットは書くべき」ですね(一言とは)

あと投稿遅いなと思ったらそんとき私はwarframeとかフォートナイトとか色々ゲームしてるんだなって思ってください
そうした方が気が楽で良いですよ
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