殿下とやまがたラーメン紀行   作:さくらん坊主T

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今回は感想にて釋廉慎さんより紹介いただきました店舗です。
本当にありがとうございます!
皆さんの感想が励みになります!
今度こそ鶴岡編ラストです。


6杯目 鶴岡旅の最後に濁った汁と麺をすする (なが〇ラーメン)

一杯平らげた直後にハシゴを宣言したファイン。

そんな彼女が選んだ店とは……

「えっとね……"きしラーメン"ってお店!」

「初めて聞く名前だな……どんなとこなんだ?」

「なんでも、"にごりラーメン"っていうのが人気なんだって」

聞くからにこってりしてそうだ。この腹具合で入るか……?

「では、私がナビゲーションを担当します」

さりげなく申し出るSP隊長助かる。

 

ものの10数分できしラーメンに着く。住宅街の中ということもあってか、隠れた名店といった感じだ。

らっしゃいませ」

明らかにファインとSP隊長を見てメン食らったな……ラーメン屋だけに。

券売機を見ると「ラーメン」と「にごりラーメン」のボタンが一際大きくなっている。

分かりやすいまでに看板商品なんだな。……「ペ・〇ング(油そば)」は色々大丈夫なのか?

俺とファインがラーメン、SP隊長がにごりラーメンを注文した。

「ところでファイン、どうやってこの店知ったんだ?」

「んー、実はネット見てたらこの店が『個人的フェイバリット』って書かれてたのを見つけてね。それで興味を持ったんだよ」

「なるほどなぁ……」

今どきネット情報も馬鹿にならないな(ファインの場合は殊更に注意が必要だろうが)。ひとまず、書いた人に感謝だ。

そうこうしているうちに注文したものが来たようだ。

まずはにごりラーメン。

「これがにごりラーメンですか……こう表現するのもなんですが、確かに濁ったような色ですね」

俺とファインが頼んだラーメンはというと、正統派といった感じである。スープの色はやや濃いか?

早速一口。麺の太さが選べるというので細麺にしたが、はてさて。

……うん、普通に美味しい。もちもちとした麺にスープがよく絡んでいる……似たような感想ばっか言ってるような気がするな。

別に元々食リポが得意なわけではないのだが。

「濃口なんだけど、なんだろう……脂が丁度よくて、まろやかで……麺もしっかりしてるね」

ファインの方も概ね高評価のようだ。それならばよし。

SP隊長がにごりラーメンのスープを一口。

「ふむ……豚骨ベース、でしょうか。脂が浮いている割には脂っこさやしつこさがありませんね。見た目に反してすっきりした味わいです」

「へぇ~、意外。もっとギトギトしそうなのに」

「こってりの中に甘みがあって……ちぢれ麵とよくマッチしていますね」

なかなか好評だったようだ。

 

食べ終わったあたりで、時計を見る。

「……そろそろ帰らないとマズいな」

「え~っ!?もう帰るの~!?」

ファインはまだまだ物足りなさそうだ。

「まあ、今日は仕方ないですよ。また来ましょう」

SP隊長がファインを諭すように言う。

物産館でお土産も買い、帰路に就く。

ちなみにファインは金平荘の中華そばを買った。ファインらしいといえばファインらしいチョイスだ。

 

そんなこんなで、俺とファインモーション、そしてSP隊長の山形……鶴岡旅は終わった。

見事にコンディション"太り気味"を獲得してしまった俺はしばらくの間、トレーニングついでにダイエットする羽目になったが……それはまた別の話だ。

若いっていいよなぁ……




以上、鶴岡市編をお送りしました。
次はどこの市町村に行きましょうか…?
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