(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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4話

「ユニコーンを殺したですって!?」

 

「あぁ。指輪を取り返すために仕方なく射殺した。指輪は落ちていたしあのガキが着地した場所は致死量の血溜まりがあった。死体はまだ確認してないが死体を発見するのも時間の問題だろ」

 

 ユニコーンが死んだことを楯無とシンシアが聞いた時シンシアは信じられない顔をした。それを見た楯無はなぜそんなに驚いているのか理解していなかった。楯無の方はユニコーンが死んだと聞いても別段驚かなかった。

 

「それにしてもお嬢ちゃんは驚かないんだな」

 

「残念だけどお姉さんとユニコーンは敵同士なの。敵を悲しむほど私は素人じゃないわ」

 

「そうか」

 

「でも、油断は禁物ですよ。少なくとも私はあの子がそう簡単に死ぬとは思っていませんから」

 

 楯無は「それでは」と言って出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 路地裏にある小さなホテル。そこでユニコーンは闇医者に頼んで治療してもらっていた。治療を終えたユニコーンは激しい運動と酒を禁じられているため今できるのは情報収集だけだった。

 

「あのおっさん絶対に殺してやる」

 

 ユニコーンはそう言ってテレビをつけながら新聞を読んでいると。

 

『そう。今、投資するなら発展確実の小国が1番!ローリスクハイリターンで満期後は南国のバカンス!プール付きの豪邸、農場が全てあなたのもの!』

 

というCMが流れていた。

 

「プリンス債。アジアの大手企業も買っているジャンク債。まさかこんな派手な騙しをやるなんて・・・・・・・・」

 

 先程のCMは全て嘘だった。例の小国は満期間近で国はクーデターが起こっており旧政府の債券は全てクズだった。財産を取られた人間からしたらブチギレたり絶望したりと様々な行動をすると思うがユニコーンはこれを見て感心していた。

 

「投資とか興味なかったから今まで無視してたけど・・・・・こんな騙し方もあるのか」

 

 そう言ってユニコーンはベッドで横になると。

 

「・・・・・・欲しいな」

 

 たった一言そう言った。

 

 

 

 

 数日後BOWに動きがあった。

 

「大した女だよあんた」

 

 シンシアと用心棒の男がヘリに向かって歩いていた。

 

「プリンス債の責任はギルバート1人に押し付けて国外へトンズラか」

 

 男は笑いながらそう言うと。

 

「刑務所に入っても民間の最高クラスを用意してあげるしその後には最高の暮らしが待ってるのよ。なんの問題があるの?」

 

「そしてプリンス債の利益は独り占めってわけか」

 

 シンシアがヘリに乗ると。

 

「指輪の謎が解けたら連絡するわ。それまでにユニコーンの死体を見つけておくのよナビコフ」

 

シンシアはそう言うとナビコフと呼ばれた男はヘリの扉を閉めた。シンシアを乗せたヘリは発進しそれを見送ると。

 

「買い被りすぎなんだよ。確かに身体能力とか度胸は驚いたが所詮ただのガキだろ」

 

 ナビコフはそう言ってユニコーンの遺体を探しに行くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シンシア。あなたのおかげで十分に稼がせてもらったわ」

 

「今度はどんな仕掛けで私達を楽しませてくれるのかしら?」

 

「必要であれば私達は協力を惜しまないわよ」

 

 投資家の女性達はそう言うと。

 

「究極の手よ」

 

と、シンシアが言った。

 

「究極?」

 

 男性の投資家が首を傾げた。

 

「戦争」

 

 シンシアは笑みを浮かべてそう言うと投資家達は驚愕して席から立ち上がる者もいた。

 

「現代の大企業と言われるものの多くが戦争を利用し戦争によって巨大化してきた。つまり戦争こそが究極のビジネスチャンスと言えないかしら?」

 

 シンシアは、そう言って立ち上がると。

 

「私達がこれ以上力を伸ばすにはもはや戦争しか・・・・」

 

「待ってくれ!」

 

シンシアの説明を老人の投資家が止めた。

 

「何か?」

 

「この時代でどうやって戦争を起こすのだね?第一次や第二次世界大戦のように戦争を起こせるのか?」

 

「起こせるわ。第三次世界大戦は男と女による性別戦争」

 

「な、なにを言っているんだ!?」

 

「男性軍は基本兵器で女性側を殺戮し、女性軍は世界最強の兵器ISで男性軍を殺戮する。あなた方は1番それを望んでいるんじゃないのかしら?」

 

 シンシアは女性投資家達の方を見ると何人かはやる気満々だった。

 

「だがどうやって」

 

「現れればいいのよ。男性軍でも女性軍でも。どちらでもいい、人類を戦争に巻き込むほどのカリスマを持つ独裁者が」

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