(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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3話

ユニコーン「おいおい。顔にタトゥー入れただけで弟の顔を忘れたのか?」

 

一夏「忘れるわけないだろ!!本当に本当にハルなんだな!?」

 

 一夏はそう言って膝立ちになりユニコーンの服を掴んだ。

 

ユニコーン「当たり前だ。一応言っておくけど亡霊じゃないし幻覚でもないぞ」

 

 ユニコーンはそう言って一夏を離すとユニコーンはオータムを睨みつけた。

 

ユニコーン「アレがファントムタスクか?」

 

楯無「そうよ」

 

 楯無は肯定すると同時にミステリアス・レイディを装着しユニコーンも剣を抜いた。

 

オータム「何だクソガキ?このオータム様に喧嘩売るつもりか?」

 

 オータムは、そう言ってユニコーンと楯無に銃を向けた。

 

一夏「何やってるんだよハル!!逃げろ!!生身でISに勝てるわけないだろ!」

 

 一夏は何故ユニコーンが武装しているのかと言う疑問より弟が生身でISに立ち向かおうとしている狂行を止めようとした。

 

楯無「それじゃーサポートお願いねユニコーン」

 

 楯無はそう言ってランスを構えるが。

 

ユニコーン「俺に指図するな。俺は俺のやりたいようにやる」

 

 ユニコーンはそう言って構え楯無はそう言われるのを分かっていたのか「あらら」と言いながら『失恋(笑)』と書かれた扇子を出した。

 

 一夏はユニコーンの身を案じて色々と言っているがユニコーンは無視をしていた。

 

オータム「本気で生身で挑むつもりか?はははっ!!バッカじゃねぇのかお前!!」

 

 オータムは笑いながらそう言った。そしてこの油断がオータムの敗因となった。ユニコーンは人では絶対にありえないほどのスピードで懐に入ったのだ。

 

オータム「ハァ!?」

 

 ハイパーセンサーは付いてきていたからユニコーンの突然の突きを避けることはできたがそれでもオータムを驚かせ体制を崩すのには十分だった。

 

 ユニコーンはそのまま回転して左の剣でオータムを横一線に切ろうとしたがオータムは後ろにこけるようにバックステップをしてユニコーンの攻撃を回避した。

 

オータム「このクソガキ!!」

 

 オータムは銃を乱射しようとするが。

 

楯無「お姉さんを忘れちゃダメでしょ!」

 

 そう言って楯無はランスでオータムを突いた。

 

ズガンッ!

 

オータム「ガッ!!」

 

 オータムは絶対防御で何とかなったがそれでも衝撃はオータムの内臓を傷つけた。ユニコーンは右の剣を左から振り切り裂こうとするがオータムは回避し鋭い脚で串刺しにしようとした。だが、ユニコーンの絡みつくような動きでオータムの脚攻撃は回避しそのまま硬い装甲で覆われている2本の脚を斬った。

 

オータム「んな!?」

 

 オータムは驚いて声が出なかった。オータムは姿勢を崩し膝を突きその隙に楯無は指を鳴らしてオータムにクリア・パッションをくらわせた。そして不運なことにユニコーンはその爆発に巻き込まれかけたのだ。

 

ユニコーン「マジかあの女!?」

 

オータム「クソがああああ!!!」

 

 オータムは上を破壊してシンデレラをやっていた劇場に出るとそこはすでに箒達が専用機を装着して包囲していた。それを見たオータムは舌打ちをするがその後に一夏を担いだ楯無とユニコーンが出てきた。

 

ユニコーン「このアマ殺す気か!?」

 

 ユニコーンはそう言って楯無に剣先を向けた。

 

楯無「あなたはあの程度じゃ死なないでしょ?」

 

ユニコーン「死ぬわ!!見ろよ!俺の一張羅が焦げたじゃねーか!弁償しろ!!」

 

 そう言っているユニコーンを見た箒達は驚愕していた。

 

セシリア「ど、どういうことですの!?」

 

箒「一夏が2人!?」

 

 箒達は一夏と同じ顔をしているユニコーンに驚愕した。しかし1人だけ・・・・・リンだけはユニコーンの姿を見て別の意味で驚いていた。

 

リン「ウソ?ハルなの?」

 

 死んだと思っていた幼馴染が生きていたことにリンは自分の目を疑っていた。

 

オータム「このクソガキがあああ!!!」

 

 オータムは粘着性の強い蜘蛛の糸を出すがユニコーンは蜘蛛の糸の間を通り抜けた。

 

オータム「なっ!?」

 

 オータムは驚きながらも迎え撃とうとするが間に合わずやむを得ず左腕でガードしようとした。だが。

 

ズバァっ!!

 

 オータムの左腕は装甲ごと斬られたのだ。

 

オータム「アアアアアアァァァァッ!!!!!!」

 

 オータムは左腕を抑えながら後ろに下がった。

 

一夏「やっぱり。ISの装甲を斬ったんだ!」

 

 一夏は目の前の光景を信じられないというような目で見ていた。そして箒達もこの光景に驚いていた。ユニコーンは更にオータムを斬ろうとするがオータムはISのコアだけを回収し緊急脱出をした。乗り捨てたISは両断され真っ二つになり爆発した。

 

ドゴォォォン!!

 

ユニコーン「逃すかよ!」

 

 ユニコーンはそう言ってピストルを抜き逃げようとしているオータムの前に行くとそのまま銃口を向けた。

 

オータム「クッ!」

 

ユニコーン「海賊の俺が簡単に獲物を逃すと思うなよ」

 

 ユニコーンはそう言いオータムの後ろからは楯無のランスが向けられていた。

 

楯無「まずは一夏君の白式を返してもらうわよ」

 

 オータムはコアを懐に入れ盗んだ白式が入っている小型機械を後ろにいる楯無に投げて渡した。

 

オータム「殺せるものなら殺してみろよ」

 

 オータムは痛みを堪え斬られた腕を抑えながらそう言うと。

 

ユニコーン「まだ殺すつもりはない。お前が知っている情報は全て吐いてもらうぜ」

 

 ユニコーンはそう言って撃鉄を引いた。

 

オータム「このオータム様が吐くとでも?」

 

ユニコーン「なら死ぬか?」

 

 ユニコーンはそう言ってオータムの額に狙いを定めた時だった。

 

楯無「!?ユニコーン危ない!」

 

一夏「ハル上だ!」

 

 上からレーザーがユニコーンを襲った。ユニコーンは横に飛び何とか回避し空を見ると蝶のような形をしたISがいた。

 

ユニコーン「新手か?」

 

 ハルはそう言って構えた。だが相手はユニコーンに眼中がないのかオータムだけを回収してそのまま逃走を開始した。シャルロットとラウラが追撃をしようとするが動きながらビットを展開しシャルロット達を牽制し逃走を許してしまうのだった。

 

ユニコーン「逃げられたか」

 

 ユニコーンはそう言ってピストルをしまい帰ろうとすると。

 

一夏「待てよハル!」

 

 一夏がユニコーンの肩を掴んで止めた。

 

ユニコーン「ん?」

 

 ユニコーンは一夏の方を見ると。

 

一夏「お前今までどこにいたんだよ!俺やリンがどれだけお前を心配してたか・・・・・千冬姉はお前が死んだと思ってISに乗れなくなって剣も振れなくなったんだぞ。それなのに何で今更俺たちの前に現れたんだよ!」

 

 一夏はユニコーンに問い詰めた。

 

リン「ハル!」

 

 そしてリンも甲龍を装着している状態で剣をユニコーンに向けて問い詰めた。

 

リン「生きてたんなら何で私にも教えてくれなかったのよ!私・・・・・アンタが死んで・・・・・・・どれだけ絶望したと思ってるのよ!!生きてたんなら教えてよバカァ!!」

 

 リンは泣きながらそう言った。

 

 ユニコーンは困ったような顔をしていると。

 

ガチャン!

 

ユニコーン「あ?」

 

 いつの間にかユニコーンの隣には楯無が立っており楯無はユニコーンに手錠をかけた。

 

楯無「こんなに油断しているところは初めて見たわよ」

 

ユニコーン「幼馴染と兄貴に久々に会ったからな。それのせいもある」

 

 ユニコーンがそう言うと

 

一夏「楯無さん!!何してるんですか!?」

 

リン「何でハルに手錠をかけてるのよ!?」

 

 一夏とリンは楯無に文句を言うと。

 

楯無「うーん。ねぇユニコーン。この場合あなたはどっちで呼べばいいのかしら?一夏君の双子の弟である織斑 春八君か海賊、キャプテン・ユニコーンか」

 

リン「海賊?何を言ってるんですか!?」

 

 事を知らない一夏とリンは何のことか聞こうとしていた。

 

ユニコーン「一応言っとくけど俺の事はちゃんとユニコーンって呼べよたっちゃん。後、さっきまで流してたけどキャプテンを付けろ、キャプテンを」

 

 ユニコーンは自分の剣やピストル、両手首についている鉤爪ロープや服の中に隠している6本の投げナイフを没収された。

 

リン「ユニコーンって何なんですか!?どう言うことか説明しなさいよ!」

 

 一夏とリンは更に楯無を問い詰めた。ISを待機形態に戻した箒達は一夏のところに向かいそれを見てたユニコーンは「よりどりみどりだな」と、呟きそして。

 

セシリア「きゃぁ!」」

 

 ユニコーン手錠の鎖を利用してセシリアの首を絞めた。

 

「「「「「「セシリア(ちゃん)!?」」」」」」

 

ユニコーン「おっと動くなよ。動いたらこの女の首をへし折るぜ」

 

 ユニコーンはそう言ってセシリアのブルー・ティアーズを咥え口で奪った。

 

セシリア「あっ・・・・・って、わたくしのブルーティアーズを返しなさい!」

 

 セシリアは耳が弱かったのか一瞬顔を赤くしたがすぐにユニコーンを睨みつけ返すように言った。ユニコーンはブルー・ティアーズを右手に持ちそのままセシリアの首を締めたまま後ろに下がる。

 

ユニコーン「それじゃーたっちゃん。俺の武器を全部返してもらおうか」

 

 ユニコーンはそう言うと。

 

箒「貴様!セシリアを離せ!!」

 

 箒はそう言って『紅椿』を装着して刀を向けた。

 

ラウラ「やめろ箒!相手を刺激させてどうする!?」

 

 ラウラは箒にそう言うと。

 

ユニコーン「箒。今すぐそれをしまいな。本気で殺すぞ?」

 

箒「・・・・・クッ。この卑怯者め」

 

 箒はユニコーンを睨みつけながら待機形態に戻した。

 

一夏「ハル!お前自分が何やってるのか分かってんのかよ!?」

 

 一夏はユニコーンを説得しようと口を開いた。

 

ユニコーン「一夏。さっきから黙ってたけどさ俺のことをハルって呼ぶのやめてくれ」

 

一夏「えっ?」

 

ユニコーン「俺は確かに織斑 春八だ。だけどそれは昔の名前で今の俺は海賊、キャプテン・ユニコーンだ。だから俺の事はユニコーンって呼べ。後、キャプテンは付けろよ」

 

 ユニコーンがそう言ってると。

 

楯無「セシリアちゃん。受け取って。」

 

 楯無はセシリアにユニコーンの武器を投げて渡した。セシリアは目を丸くして受け取ると。

 

ユニコーン「女、剣は俺の両腰に帯刀しろ」

 

 と、ユニコーンが命令した。セシリアやむをえず言うことを聞いてユニコーンの方を見ると両腰に剣を帯刀させた。

 

セシリア「あなたが噂に聞いていたハルさんですか?一夏さんとは正反対で全然紳士じゃありませんのね」

 

 セシリアは皮肉を言うが。

 

ユニコーン「海賊に紳士的なもん求める方がおかしいぞ。あ、ピストルは左腰のところだ」

 

 ユニコーンにはきいておらずセシリアに装備させてもらった。全ての武器が戻るとユニコーンはセシリアを前に向かせて再び鎖を首に当てた。

 

ユニコーン「動くなよ。動いたらこの女の首を折るからな」

 

 ユニコーンはそう言うとセシリアごと後ろを向きゲートに向かって鉤爪ロープを撃つと鉤爪はゲートの先を引っ掛けロープを引っ張るのと同時に大きくジャンプしゲートの中に入っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

一夏「ハル・・・・・・何で?何であんなことを」

 

 一夏はセシリアを攫って行ったユニコーンのことを信じられなさそうに見ていた。

 

箒「一夏!何を呆けている!?セシリアを助けに行くぞ!」

 

シャルロット「そうだよ!ラウラ行こう!」

 

ラウラ「もちろんだ」

 

 箒とシャルロット、ラウラは攫われたセシリアを助けるためにユニコーンを追いかけようとした。

 

楯無「はいはい、皆待ちなさい」

 

 しかし彼女達を楯無が止めたのだ。

 

シャルロット「なんでですか!?あの男が持っていた剣は異常だったんですよ!?ISの装甲を斬る剣を持っているあの男がセシリアにその剣を向けるかもしれないんですよ!?」

 

 シャルロットは楯無にそう言うと。

 

楯無「大丈夫よ。セシリアちゃんは絶対に殺されないから」

 

シャルロット「なんで言い切れるんですか!?」

 

楯無「さぁ、なんででしょうか」

 

 楯無はウィンクして人差し指を口に当ててそう言った。

 

リン「あれ?リンは?」

 

 一夏がそう言うといつの間にかリンの姿が消えていたのだった。

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