(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション 作:ナイトメア・ゼロ
IS学園は地獄と化していた。
「きゃあああああぁぁぁぁっ!!!」
「いやああああ!!!」
突然の夜襲に海から雪崩れ込んできた謎の男達、IS学園は強度なセキュリティを用意していたにも関わらず襲撃を許してしまったのだ。
「この!男の分際で!!」
ユニコーンを見張っていた女教師はそう言ってリヴァイブのライフルを発砲しようとするが何者かが走り抜きそしてナイフで女教師のくびをさした。
「ガフっ!」
女教師が血を吐いて倒れると最後に見えた景色は馬のような耳と尻尾を生やした女性の姿だった。
司令部に来た千冬は忙しそうに指示を出していた。
「前田隊は、学園寮の正面入り口を固めろ!!敵はもしかしたら春八の仲間なのかもしれない!絶対に春八を奪還させるな!」
『了解!』
「佐々木隊!迎撃はまだなのか!?」
『もう少し待ってください!・・・よし行けます!』
「織斑先生!宮下先生の隊が撤退の要請を!」
「ダメだなんとしてでも食い止めろ!生徒達に危害を加えさせるな!!」
「はい!宮下先生、撤退要請は却下!絶対に食い止めてください!」
『無理に決まってるでしょ!!なんなのよこいつら!たかが男の寄せ集めのくせに!なんの役にも立たない男のくせに!!なんでこいつらこんなにも強いのよ!ギャアアアアァァァ!!!!いや、やめて助けてぇぇぇ!!!』
「宮下先生!!」
「クッ!スーザン隊を向かわせろ!!」
「は、はい!!スーザン先生!聞こえてますか!?宮下先生に援軍を!」
『む、無理です!お、男共の中にば、化け物が・・・・アアアアア!!!』
千冬はなんとか迎撃の指揮をとるが相手が強すぎるのかそれともISという最強兵器に酔っていた教師達が弱いのか前線は押されまくっていた。
「何が・・・・一体何がどうなっているんだ!!」
千冬はそう言って机を叩いた。
一夏達も前線に出ていた。一夏達は偶然にも箒以外は全員一夏の部屋におり突然の騒ぎを聞いた一夏達は外を確認すると謎の武装集団が襲撃してきたことを知った一夏達は避難指示を無視して前線で戦っていた。
「ハァッ!」
「ぐおあっ!」
一夏は既に白式を装着しており白式でその後ろから敵を蹴り飛ばすと後ろからマスケット銃を構えた数人の男が銃口を向けていた。
(なんであんな古い装備なのかは知らねーけどあんなのがISに通じるわけがない!)
そう思いブレードを構えた。
ドンッ!ドンッ!ドンッ!
男達は一夏に向けて発砲した。一夏は絶対防御もあるしあの程度の攻撃は効かないと油断していた。
ドッドッドッ!!
「ガハッ!」
しかし銃弾は絶対防御を破壊して入り込み残りの弾も装甲を破壊した。肩を撃たれた一夏と装甲を破壊された白式は解除され地面を転がった。
「ど、どういうことだ?なんであんな古い銃で?」
一夏は驚いていると。
「「「うおおおおおおおっ!!!」」」
武装した男達が一夏を殺そうと走ってきた。
「やばい!」
一夏がそう言った瞬間。
「「一夏!!」」
リンとシャルロットがライフルと龍砲を撃って吹き飛ばした。
「大丈夫一夏!?」
「あぁ、悪いシャル」
「なんなのよこいつら!?いきなり襲ってくるし」
リンとシャルロットさ構えると。
「気をつけろリン、シャル!こいつらどう言うことかわからないけどISを破壊できる武器を装備している!」
「なんですって!?」
リンは驚いて一夏を見た。
「ISを破壊できる武器?」
一夏の言葉にシャルロットは疑問を覚えそして。
「もしかして春八君の言ってることが本当ならこの人達は海賊?そして春八君の仲間?」
シャルロットがそう言った瞬間だった。
ドゴォォォン!!
IS学園寮が爆破された。
「しまった!」
「あそこも襲撃されたの!?」
一夏達は急いで寮に向かおうとするが
「オラっ!」
ガンっ!ガンっ!ガガンッ!
3人は後頭部を何かで殴られそのまま倒れ気を失った。
「あーらら。寮への襲撃を許しちゃったのね」
そう言って廊下から聞こえる悲鳴を聞きながらベッドで横になっていた。ブラックパール号からの砲撃は激しいが略奪品を残しておきたいのか寮にはあまり攻撃しないようにしていると分かっているのかユニコーンは余裕そうな顔をしていた。そんな時だった。
「!」
ユニコーンは殺気を感じた。ユニコーンは素早くベッドの下に隠れた。
「オラ!」
そして中に入って来たのは武装した海賊達だった。
「金目の物を探せ!!」
海賊達はそう言ってタンスを開けたり机の引き出し、冷蔵庫などを開け始めた。1人は冷蔵庫に入っていたリンゴを取りそれを丸齧りし始めた。
「クソッ!ここには金目の物なんかねーじゃねーか!!」
海賊はそう言ってテレビを蹴り飛ばした。
「何やってるの」
聞き覚えのある声がユニコーンの耳に入った。ユニコーンはベッドの下からこっそりと覗いた。
「シービーさん」
シービーと呼ばれた海賊の顔を見たユニコーンは心の中で舌打ちをした。
(ミスターシービー。また、懐かしい顔だこと)
「・・・・・・ったく、何もないなら次のところにとっとと行きな」
「す、すいませんシービーさん!」
「すぐに!」
海賊達はそう言って部屋を出て行くとシービーだけが残り頭のウマ耳をひこひこと動かしながら周りを見ていた。
「・・・・・・ふーん」
シービーはニヤリと笑みを浮かべると右腰からピストルを取り出した。
ドンッ!
シービーは、発砲し窓よりも上の壁を破壊すると月の光が入って来た。シービーはその光の中に左手を入れた。
「!?」
それを見たユニコーンは目を見開いた。シービーは振り返って部屋を出ようとするとベッドに目を向けピストルの銃口にキスをしてから出て行った。ご丁寧に扉はちゃんと閉めて。
「・・・・・・・あいつ、俺がいた事に気がついてやがったな。それにしてもあいつら・・・・・呪われているって噂は本当だったのか」
ユニコーンはそう言ってベッドの下から出て来た。
「・・・・・呪われた海賊か・・・・・・・・・これは相当面白いかもしれねぇな」