(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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2話

 「「「かんぱーい!!!!」」」

 

 ドックの中に隠されているブラックパール号。甲板ではユニコーン率いる一角海賊団が祝杯をあげていた。

 

「グランクファミリーからの略奪が成功してよかったぜ。見ろよこの札束。これ100億はあるぞ」

 

 ウォッカを飲みながらそう言うと。

 

「・・・・・・わ、私、こんな大金・・・・初めて見た」

 

 一角海賊団のメンバーになったばかりのリンは大金を見慣れていないせいかガクガクと震えていた。

 

「なーに震えてんのよリン。この程度の金で震えてるんじゃないわよ」

 

「こ、この程度って・・・100億よ!100億!!ビビるに決まってんじゃん!!」

 

 リンはキャラ崩壊したような顔でそう言った。

 

「色々なことに使ったらこんな金すぐに無くなりますよリン」

 

 右手にビール瓶を持ったウマ娘、エイシンフラッシュががリンの隣に来た。

 

「先輩として教えますがまずこの金は山分けします。海賊のルールならまず船長に5割、船の資金に3割、残りの2割が子分である私達の取り分になります」

 

「2割って結構少なくない?」

 

「そこから更に分けるから取り分は更に少ないの」

 

 フラッシュがそう言うと。

 

「なんで船長がそんなに貰えるの?」

 

「この船のリーダーっていうのが理由ですね。乗組員の格付けの為に船長だけは取り分が多めになっています」

 

 フラッシュはビールを飲みながらそう教えると。

 

「でも中には取り分を多く取り過ぎたせいで反乱を起こされた船長もいるわ」

 

 そう言って来たのはラム酒のボトルを持ったスズカだった。

 

「私が前にいた船も船長が独占していたから嫌になって抜けたのよ。その後、反乱を起こされて死んだみたいだけどね」

 

 スズカはそう言って呑んでいると。

 

「小娘共!!お待ちかねの山分けだ!!」

 

 そう言ったユニコーンがラム酒のボトルを片手にそう言った。

 

「はー。養えって言った後に取り分が少ないとか海賊になったのは失敗だったかしら?」

 

 リンはため息をついてそう言うと。

 

「それじゃーまず海賊の掟に従ってまず船の資金に3割!」

 

 ユニコーンがそう言うと金の近くにいたスーパークリークが30億の大金を分けた。

 

「そして子分であるお前達の分は5割!!」

 

「「「はいはい5割・・・・・・・・5割!?」」」

 

「そして残りの2割が俺だ!以上!!さあ、飲むぞ!!」

 

 ユニコーンはそう言ってラム酒をラッパ飲みすると。

 

「「「いやちょっと待てぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」」」

 

 ウオッカ達所かモブウマ娘達すらも全員ツッコミを入れた。

 

「え?何よ?」

 

「いや普通逆でしょ!!アンタが5割でしょうが!!なんでアンタが2割なのよ!?」

 

 スカーレットは思わずそうツッコムと。

 

「いや、この金を奪えたのはお前らの力もあってこそだろ。それに俺は酒と装備のメンテナンスさえできればいいし」

 

「イヤイヤ、他にも使い道あるだろ!!ギャンブルとか女抱くとか!」

 

 ウオッカも同じようにツッコム。

 

「それに船長としての威厳も必要ですよユニコーン!」

 

 フラッシュもユニコーンにそう言うと。

 

「あーもう!うっさい!!シャラップ!!黙れ!!船長命令だ!!お分かり!?いいから受け取れ!!」

 

 ユニコーンはそう言ってラム酒をラッパ飲みしスーパークリークが作った酒のつまみを食べた。

 

「ゆ、ユニコーン。本当にいいの?私達が5割で?」

 

 クリークはそう聞くと。

 

「いいから黙って受け取れ!!さもなければ殺すぞ!!」

 

 ユニコーンはそう言って酒を飲むがボトルが空になっておりすぐに新しいラム酒を開けた。すると。

 

「「「う、うおおおおおおおおおっ!!!!!」」」

 

 全員、女性らしくない雄叫びを上げた。

 

「ちょっ!どうするのこれ!?私達で分配してもかなりの額よ!!か、買いたいものがあり過ぎてどう使えばいいのか分からないわ!!」

 

「えっと、超高級な肉を食べて!!派手なドレスを買って!!」

 

「宝石とか買い放題じゃないの!?」

 

「そこは海賊らしく奪いなさい」

 

 船員達は興奮し過ぎて金の使い道を考え始めた。ウオッカ、スカーレット、フラッシュ、タイキ、カフェ、スズカ、クリーク、そしてリンも金の使い道を考えていた、

 

「こ、こうなったら1番カッケェバイクを何台も・・・・」

 

「綺麗な服やドレスを片っ端から・・・・」

 

「落ち着きなさいエイシンフラッシュ。とりあえず大金を持っても計画的に使わないと。とりあえず新しい高級な家具を買い揃えて・・・」

 

「最高級のBBQに愛銃のカスタム、あったそれからデスね・・・・・」

 

「私のコレクションが一気に増えますね」

 

「えっと、とりあえず新しいシューズとタオルを500ずつ?」

 

「・・・・こ、これはでちゅね遊びの道具を買い占めることが」

 

「いや、スズカとクリークは何に使うつもりよ?後、クリーク!アンタがまたそんなのを買って来たら私が海に捨てるから!!」

 

 それぞれ自分が欲しいものを想像し始めた。

 

「リンは無いのか?何か欲しいものは?」

 

 ユニコーンがそう聞くと。

 

「私?私は・・・・・・・とりあえず貯金するわ」

 

 とリンは答えた。

 

「なんだよリンらしくねぇな。大金がここにあるんだから派手に使おうぜ」

 

「こんな大金持ってたら怖くて使えないわよ!!」

 

「なんだそれ!海賊の嫁になったお前がそんなことにビビってどうするんだよ!?」

 

「よ、嫁って!」

 

 ユニコーンの言葉にリンは顔を赤くすると。

 

「言っとくけど逃がすつもりないからな。リンから自分を養えって言って来たんだ。リンにも色々と働いてもらうけど俺から離れることは絶対に許さねーからな」

 

 ユニコーンはそう言って酒を飲んでいると。

 

「船長!!ユニコーン船長!!」

 

 突然全員の1人であるウマ娘が走って来た。

 

「ん?どうした!?グランクファミリーが襲撃して来たか?」

 

「違います!朗報ですよ!!朗報!!」

 

「朗報?」

 

 ユニコーンだけでなくリン達も全員首を傾げると。

 

「一角海賊団船長、キャプテン・ユニコーンが遂にお尋ね者になって賞金がついたんですよ!!」

 

「マジで!?」

 

 ユニコーンは目を見開いて驚き乗って来た船員から手配書を奪い見るとそこにはキャプテン・ユニコーンの写真が載っていた。生死問わず2000万の賞金がかけられていた。

 

「う、うそ。お、俺の首に2000万の価値が?」

 

 ユニコーンはそう呟くと。

 

「ねぇ、ウオッカこれのどこが朗報なの?どう見ても凶報じゃないの?」

 

 リンはこっそりとウオッカに聞くと。

 

「あぁ、普通ならな。だけどオレ達は海賊だぜ。オレ達の船長の首に賞金をかけられるってことはオレ達はそれだけ恐れられ実力が認められているってことなんだよ」

 

「そうなの?」

 

「そうだ。現にユニコーンの師匠のシリウスシンボリの懸賞金は40億もかけられてたんだぜ」

 

「40億!?」

 

 ウオッカの言葉にリンは驚愕していると。

 

「・・・・・こ、小娘共!!今日は朝まで飲み尽くし喰らい尽くすぞ!!俺の手配書と略奪成功の宴だ!!」

 

 ユニコーンがそう言うと。

 

「ま、待ってユニコーン!朝まで飲み尽くすのなら今、船に乗ってるお酒や食料じゃ足りませんよ!?」

 

 調理チームのクリークがそう言うと。

 

「なに!?ならこの金で食料と酒をたらふく買ってこい!!」

 

 ユニコーンはそう言って自分の取り分だった金をばらまいた。

 

「「「わあああああぁぁぁぁぁっ!!!!!!!」」」

 

 ユニコーンの羽振りの良さに全員が興奮し10人の買い出しチームが反省されるとすぐに陸に上がり買い出しに向かった。

 

 結果、一角海賊団の宴は本当に朝まで続くのだった。

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