(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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4話

 警察の追跡を振り切ったフードの男と麻記はアジトにいた。

 

「これで分かっただろ?俺は泥棒じゃねーけど少なくとも他の泥棒はこんな事をしてるんだぜ。警察に追われ敵には命を狙われ夜も眠れない。自らこんな闇の世界に入ることなんてないんだ。分かったら家に帰りな。両親が心配しているぜ」

 

「いやだ」

 

「麻記・・・・」

 

「私は泥棒になるんです。泥棒になって悪い奴からミサ姉ちゃんを取り戻す」

 

「ミサ?いったい誰なんだそいつは?そいつが泥棒になりたい理由なのか?」

 

 男の言葉に麻記は首を縦に振った。男は興味が湧いたのか詳しい話を聞き始めた。

 

 麻記は幼い頃両親に育児放棄をされていた事。

 

 施設に入ってミサと呼ばれる少女と出会った事。

 

 ミサは麻記にとって本当の姉のようであった事。

 

 そしてミサの特殊な体質のことなど麻記は全てを男に話した。

 

「なるほど、あの闇オークションには藤堂の婆さんも居たらしいからな婆さんからそのミサって子を取り戻すためにあそこで張ってたのか」

 

 男はウォッカを飲み干してそれをテーブルに置くと買っていた新しいウォッカを取り出し蓋を開けた。

 

「・・・・・・しかし命に関わるケガも自然治癒するなんて本当なのか?」

 

「はい。ミサ姉ちゃんはどんな怪我をしてもまるで最初から怪我をしてなかったみたいに回復してるんです」

 

「・・・・・ありえないな」

 

「信じられないかもしれないけど本当なんです!信じてください先生!」

 

「・・・・って普通の奴ならそう言うだろうな」

 

「えっ?」

 

「あいにく俺も普通とは違うタイプの人間だ。それよりも麻記、お前のおかげで八百比丘尼の財宝の正体もある程度予想出来た」

 

「財宝の正体が?」

 

「あぁ。とりあえずまずはこの2つの宝玉の謎を解かないと」

 

 男はそう言うとホテルから借りた映写機を使いはじめた。

 

「謎解きとかは嫌ってぐらい叩き込まれたし何回か解いたこともある。多分これは鱗のように反射している光は一つに組み合わせれば・・・・」

 

 男はそう言って映写機に映っている映像を見ながら宝玉を弄っていると二つの鱗は地図になった。

 

「地図だ!」

 

「ビンゴ。なるほど財宝のありかは海鳴島だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それは本当なの?」

 

 裏路地にいる裏世界の情報屋。そこで楯無は情報屋の男に金を払い情報を聞いていた。

 

「間違いないぜ。医療機器の中から大量の爆弾を見たって言う男がいた」

 

「氷室・・・・・叩けば叩くほど黒い埃が出てくるわね。警察が調査をしないのも日本女性権利団体の圧力ね」

 

「そうだ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 フードの男はギターケースに自分の武器を入れると首の骨を鳴らしながら麻記を見た。

 

「もしかしたら八百比丘尼の財宝の真の鍵はそのミサって言う女なのかもしれない。掴まっているとしたら氷室の所だ。俺は氷室からミサを取り戻す。麻記はここにいろ」

 

「嫌です!私も一緒に行きます!」

 

「大丈夫だ。必ずミサは取り戻す。だから麻記はここで待っていてくれ」

 

 男はミサを取り戻すことを伝えると麻記も男を信頼しているのか了承した。

 

「いいか。誰が来てもここを開けるな。俺が帰る時は自分で鍵を開けて入る。絶対に外に出るなよ」

 

 男はそう言うと部屋を出て行った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 夜中の2時。男は氷室の屋敷の前に来ていた。男はギターケースから武器を取り出しそれらを装備すると壁をよじ登り敷地内に侵入した。すると。

 

バウバウッ!!

 

 2匹のドーベルマンが男に襲いかかった。男は剣を抜くと2匹のドーベルマンに向けて突くと2匹のドーベルマンの顔面に突き刺さり串刺しとなった。

 

「悪いな」

 

 男はそう言って引き抜き剣をしまうと物影に隠れながら行動を始めた。見張りの黒服が別の方向を見ている間に行動したり物影から暗殺をするように見張りを殺害しながら進んでいた。そして屋敷内に侵入すると男は怪しい部屋を見つけた。男はそのまま扉を開けて当たりを警戒しながら奥に進むと。

 

「!?」

 

 男はすぐに身を隠した。目の前には牢屋があり牢屋の中には悪そうな顔をした男達がいた。

 

「むさ苦しい牢屋だこと」

 

 男はそう言うと。剣を抜いて目の前のエレベーターに剣を突き刺して無理矢理こじ開けるとロープを掴みそのまま勢いよく下に降りた。エレベーターの上に乗るとそのままハッチを開けて中を確認し素早く中に入ると剣を抜いて慎重にドアをこじ開けて中に入った。

 

「・・・・・地下にこんな施設があったのか?」

 

 男はそう言って機材の影に隠れながら進んでいると。拘束されている少女を見つけた。

 

「あの子がミサ?」

 

 男はそう言ってピストルを抜くと。

 

「ガアアアアアアアアアッ!!!!!」

 

 悲鳴が聞こえた。男は確認すると拘束されている裸の男が痙攣を起こしながら苦しんでいた。そして今その前には氷室がいた。氷室はニヤニヤと笑いながら銃を向けて発砲すると男は死んだ。しかし死んだはずの男がまた行動を始めるがそれは一瞬の出来事ですぐに物言わぬ死体になってしまった。

 

「・・・・・・間違いない。ありゃマーマン症候群じゃねーか・・・・・まさか俺の故郷にもあれが存在していたとわ」

 

 男は冷や汗を流していると。

 

「やはり不完全な活性化細胞では役に立たないか。お前の使い道は八百比丘尼の封印の扉を開く。それしかお前の価値はないみたいね」

 

 氷室はニヤニヤと笑いながら顔を死体からそらしているミサに言った。

 

「なんでこんな酷いことができるのよ」

 

「それは前にも言ったでしょ?私が欲しいのは万能活性化細胞だけ。八百比丘尼の子孫であるあなたの血は万能活性化細胞を手に入れるヒントであり鍵。場所もどこにあるのか既に分かっているし後はあの下等生物が宝玉を持って海鳴島に向かうのを待つだけ」

 

「私は絶対にあなたに協力しません」

 

「ふーん。・・・・・まぁ私は別に構わないわよ。でもそれだと大切な妹さんはどうなるのかしら?」

 

「!?」

 

「お前にとってあのガキは大切な家族。私が命令すればあのガキの命は亡くなるわよ?」

 

「この悪魔!」

 

「フフッなんとでも言いなさい。お前達もミサが逃げないように見張っておきなさい」

 

 氷室が女性の研究員達にそう伝えるとそのままエレベーターで上に上がって行った。それを見たフードの男はピストルをしまい剣を抜くと。

 

「うぐっ!」

 

 研究員の口を押さえて首を切った。ミサは突然のことに驚いていた。

 

「アンタがミサか?」

 

「は、はい」

 

「俺は麻記の知り合いだ。お前を助けにきた」

 

「麻記の?」

 

「話は後だ。まずは脱出するぞ」

 

 男はそう言って剣で拘束具を破壊するとそのまま手を引っ張ってエレベーターに向かった。

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