(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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12話

 一角海賊団の新しいアジト。そこではユニコーンが正座をしていた。理由は、簡単。仲間達を心配させたユニコーンを一角海賊団総員で怒っていたのだ。ユニコーンは、「はい」、「すいません」、「もうしません」と言っておりそれを見ていたオグリキャップは。

 

「こんなのに私は負けたのか?」

 

 と、呆れていた。

 

「で、アンタが噂のオグリキャップ?」

 

 治療を受けていたオグリキャップに声をかけたのはリンだった。

 

「はじめまして。私は、鳳 鈴音。ISっていう兵器が存在する世界から来たヒューマンよ」

 

「・・・・・オグリキャップだ」

 

 2人は軽い挨拶をするとオグリキャップはすぐに立ち上がった。

 

「どうかしましたか?オグリさん」

 

 エイシンフラッシュがオグリキャップに尋ねると。

 

「治療は感謝するが私達は、敵同士だ。これ以上馴れ合うつもりはない」

 

「意外と固いのね」

 

 オグリキャップの意見にスカーレットは感心していると。

 

「オグリちゃん!美味しいカレーを作ったとだけど食べますか?」

 

 一角海賊団の料理長、スーパークリークがカレー鍋を持ってきた。

 

「おっ、美味そうだな」

 

 ようやく解放されたのかユニコーンは、クリークが持ってきたカレーを見てそう言うと。

 

「たくさん作りましたからおかわりはたくさんありますよ」

 

 クリークは能天気な声でそう答えた。

 

グゥ〜

 

 そして腹が空いているのかオグリキャップの腹が鳴った。

 

「腹減ってるんだったら一緒に食おうぜオグリ」

 

 ユニコーンはオグリキャップにそう伝えるとオグリキャップはすぐにクリークのところに向かいカレー鍋を持った。

 

「「「ん?」」」

 

 ユニコーン達は、何やってるんだ?と思い首を傾げると。

 

「んぐっ、んぐっ」

 

 なんと、オグリキャップはカレー鍋を持ち上げそのままラム酒を飲むように飲み始めた。これを見たユニコーン達は口をあんぐりと開けた。

 

「フーッ」

 

 そして空になったカレー鍋を地面に置くと。

 

「腹一分目ってところかな?」

 

「「「いや、1人で食うなよ!!すごいなお前!!」」」

 

 オグリキャップの食欲に思わずユニコーン達はツッコミを入れた。カレーを食べた(飲んだ?)オグリキャップは、一角海賊団のアジトから出て行こうとした時だった。

 

「ん?」

 

「?どうかしまシタカ?オグリサン?」

 

 突然、立ち止まったオグリキャップにタイキが尋ねた。そしてユニコーン達は嫌な予感がしたのかすぐさま戦闘態勢に入った。オグリキャップは、ショットガンを向けリンは打鉄を装着しユニコーン達はピストルを向けた。しかし誰も中に入ってくる気配はなかった。ユニコーンはアイスロックを向けながら警戒し扉に近づくと扉を勢いよく開けた。

 

「・・・・・誰もいない?」

 

 ユニコーンはそう言うと。

 

「ん?」

 

 壁に挑戦状と書かれた封筒が貼られていた。

 

「なんだこれ?」

 

 ユニコーンはそれを剥がして封筒の中身を確認した。

 

「えっと・・・・・明朝、アンタが持っているクラム・オブ・ヘルメスを賭けて勝負しろ。場所は、同封した地図に載ってるから。逃げんなよ。タマモクロスより・・・・・あの時の芦毛のウマ娘か」

 

 ユニコーンは、ガルベスの屋敷で見た小柄な芦毛のウマ娘のことを思い出した。

 

「なぁ、誰かこいつのこと知ってるか?」

 

 ユニコーンは、そうきくと。

 

「タマモクロス・・・・いや俺は聞いたことないぜ相棒」

 

「私もよ。タマモクロスって名前は、初めて聞いたわ」

 

 ウオッカもスカーレットも知らなかった。フラッシュ達にもきいてみたが全員知らないと言った。

 

「まいったな。情報なしか」

 

 ユニコーンは頭をかきながらそう言うと。

 

「この前、奪ったお宝もそのタマモクロスが持ってるんですか?」

 

 フラッシュがそうきいてくると。

 

「あぁ、そうだ」

 

 と、答えた。

 

「ユニコーン。ずっと疑問に思ってたんですがそもそもあのお宝が鍵ってどういうことですか?」

 

「言葉通りだ。最初は俺も分からなかったけど昨日、タマモクロスが使って初めてわかった。アイツが持っているお宝はクラム・オブ・ヘルメスで出来た日本刀だったんだ。切れ味もお墨付きで多分俺の白夜と勝負しても白夜が負けるかもしれない」

 

「そんなすごい武器だったんだ」

 

 リンがそう呟いていると。

 

「・・・・お邪魔したな」

 

と、オグリキャップが帰ろうとした。

 

「ん?本気で帰るのか?もう少しゆっくりしていけよ」

 

「敵と馴れ合うつもりはない」

 

「敵って・・・もう敵もクソもないでしょ」

 

 ユニコーンはそう言うがオグリキャップは黙ってアジトから出て行った。

 

「は〜。どいつもこいつも頭固ぇな」

 

 ユニコーンは呆れたようにそう呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方でスラム街を調査しているマックイーンとテイオーは、ジョージと一緒についにユニコーンのアジトを発見した。少人数であるがすでにマックイーンの仲間が集まっておりいつでも攻撃できる体制になっていた。

 

「おい、本気なのか?」

 

「本気ですわよ」

 

「やめとけって、まだ本庁からの援軍も来てないんだ。お前らだけでやったら本部長にどやされちまうぞ」

 

「どうせボク達は、嫌われてるんだ。今更、何を言われてもボク達は気にしないよ」

 

 テイオーはそう言って背中に背負っている両手剣を抜いた。マックイーンもレイピアを抜き海兵達も剣を抜いた。

 

「ユニコーンに時間を与えてはいけませんわ。突撃ですわ!!」

 

 マックイーンがそう命令するとジョージを残して全員突撃した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドゴーン!

 

「ん?」

 

 一方でタマモクロスの対策を考えていたユニコーン達は、扉が破壊されたことに気づきその方向を見ると。

 

「見つけましたわよ一角海賊団!」

 

「あらら、マックイーンじゃねぇの」

 

 ユニコーンがそう言って白夜を抜いた。ウオッカ達もすぐさま剣を抜いて迎撃体制をとると。

 

「フンッ!」

 

「ちょっ!ユニコーン!!?」

 

 ユニコーンが先陣を切っていきなり襲いかかった。

 

「うぇぇぇっ!!!船長がいきなり突っ込んできた!?」

 

 ユニコーンの行動にテイオーは驚いているが。

 

「ハァァァァァッ!!」

 

ギィン!

 

 ユニコーンの右の白夜は、マックイーンのピストルでガードされマックイーンのレイピアは、ユニコーンの左の白夜でガードされた。しかし2人は予測していたのかすぐさま弾きユニコーンは、回転して勢いを乗せ右の白夜で回転切りをくらわせようとするがマックイーンは、姿勢を低くしユニコーンの攻撃を流した。勢いに釣られ体制を崩したユニコーンをマックイーンのレイピアで突き刺そうとした。しかしユニコーンは、あえてそのままバランスを崩して倒れた。マックイーンの突きを避けたそのまま地面を転がり左の白夜を捨てるとそのまま旨のアイスロックを抜き銃口を向けるとすぐさま発砲した。

 

バンッ!

 

「超感覚!」

 

 マックイーンは、超感覚を発動させるとそのままユニコーンの弾丸を回避しマックイーンも撃ち返した。

 

バンッ!

 

「超感覚!」

 

 ユニコーンも超感覚を発動させ撃ち返してきた弾丸をユニコーンは斬り裂きそのまま走り出した。ユニコーンの剣撃がマックイーンに襲い掛かる。マックイーンは、小さく早く動きユニコーンの変則の剣撃を回避した。

 

「フッ!」

 

「ハアッ!」

 

ザッ!

 

 2人はすぐに自分達の立ち位置に戻り超感覚を解いた。

 

「大丈夫マックイーン!?」

 

 テイオーがそう言うと。

 

「まいりましたわね。流石シリウスシンボリの弟子ですわ。完全には避けきれませんでしたわ」

 

 マックイーンがそう言うとマックイーンの服が斬れ体に切り傷ができ血を流した。

 

「中将!」

 

 海兵達は、マックイーンが傷をつけられたことに驚愕していた。

 

「シリウスの英才教育は、最高なんでね。ゾーンは、使えなくても超感覚ぐらいなら使えるぞ」

 

 ユニコーンは、そう言って首を覆っている布を引っ張り上げ自身の口元を隠した。

 

「驚きましたわ。まさかヒューマンが超感覚を使えるなんて・・・・・超感覚もシリウスシンボリに?」

 

「もちろんだ」

 

 ユニコーンはそう言って構えると。

 

「みんな行くぞ!」

 

 ウオッカの号令で一角海賊団は、マックイーン達に襲いかかった。

 

「反撃するよ!」

 

 テイオーはそう言って走り出すと一角海賊団とメジロマックイーン部隊の戦闘が始まった。そしてその戦闘をジョージは、外から隠れて見ていた。

 

「あーあー、もうめちゃくちゃだ。どうなるんだよ。・・・・・・・たかが1つの海賊団を倒しても犯罪が減るわけじゃねーのに」

 

 ジョージはそう言ってしょんぼりしていると。

 

「どわぁ!!」

 

「わぁ!!」

 

 中から海兵が吹っ飛んできた。

 

「お、おい!大丈夫か!?」

 

「おのれ海賊どもめ!」

 

 海兵は、剣を拾い再び戦闘に戻った。

 

「・・・・・とりあえず本部長に報告しておくか」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1時間後。戦闘はようやく終わった。

 

「ゼーハーゼーハー。ど、どんだけタフなのよ・・・・」

 

「テイオー・・・・強すぎる・・・・だろ」

 

「何よウオッカ・・・・・バテてるの?」

 

「お、俺がそう簡単に」

 

「喧嘩してる場合じゃねーだろ」

 

 戦闘は、一角海賊団の勝利だった。メジロマックイーン部隊の海兵達は、誰も死んではいないが無力化され縄で縛られていた。ユニコーンもマックイーンを殺す気がなかったのかマックイーンを亀甲縛りで拘束していた。

 

「この変態!よくもわたくしに辱めを受けさせましたわね!!ヤるならさっさと殺しなさい!」

 

 マックイーンはガルルっと唸りながら吠えるが。

 

「あいにくウマ娘族は殺さない主義なんだよ・・・・・・でも少しくらい食ってもいいよな?」

 

「んなっ!!な、何を考えていますの!?」

 

「そりゃぁ、グチョグチョのチョメチョメな事を」

 

「やっぱり変態じゃありませんの!」

 

「変態じゃねぇ!ウマ娘族が大好きなだけだ!!」

 

「大好きならそんなことするんじゃないわよ」

 

ゴンッ!

 

 そう言ってリンがユニコーンの頭にゲンコツを落とした。ユニコーンは、痛そうに頭を抑えていると。

 

「ほらっ!さっさと出港するわよ!命令しなさい」

 

「分かってるつーの」

 

 ユニコーンはそう言うと。

 

「じゃぁなマックイーン。また遊ぼうぜ」

 

 ユニコーンはマックイーンにそう伝えるとユニコーン達は、ブラックパールに乗りアジトを放棄しそのまま姿を消した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方、噂のタマモクロスはアメリカの1番高いビルの屋上にいた。タマモクロスは、居合の構えをして目を瞑っているとタマモクロスの耳が動きそのまま上に大きくジャンプすると雷が落ちてきた。しかしその雷をタマモクロスの斬鉄剣で斬り裂いた。

 

「おやっさんから教えられた居合と斬鉄剣。ウチに斬れへんもんなんか、一つもないで」

 

 タマモクロスは、そう言って斬鉄剣を鞘にしまうのだった。

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