(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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15話

 一角海賊団とガルベス一家の戦闘は突然始まった。ガルベスの手下、総勢60人に対し近接戦闘班20人のウマ娘を率いたタイキシャトルがユニコーンの合図と同時に現れ激しい銃撃戦が始まった。ウマ娘族は、持ち合わせた力を使って走り回り的をしぼらせようとしなかった。タイキ達がガルベスの手下を相手している間にユニコーンとオグリキャップ、タマモクロス、サイレンススズカは、ガルベス本人との戦いが始まった。10人の手下のうち4人は火炎放射器を装備し他はサブマシンガンでユニコーン達を狙った。ガルベスも片手でマシンガンを乱射した。タマモクロスは、銃弾を弾き火炎放射器を回避した。オグリキャップは、ショットガンを撃ちながら後ろに下がると狙い撃つかのように炎がきた。オグリキャップは、転がって回避しタマモクロスと背中合わせで構えると。

 

「やるか?」

 

「決まってるやろ」

 

 2人はそう言って即席のタッグチームを作った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方でユニコーンは、超感覚を使い白夜一本で銃弾を回避していた

 

(チッ、弾幕が激しい。ヒューマンの俺じゃこの弾幕に押し潰されるのも時間の問題だぞ)

 

 ユニコーンは、内心焦っていると。

 

ギャン!

 

「!!しまった!!」

 

 ユニコーンは、お宝を、クラム・オブ・ヘルメスを銃弾で弾かれてしまった。幸いなことにユニコーンの後ろ側は、岩がありその後ろにクラム・オブ・ヘルメスも落ちている。ユニコーンは、後ろに大きくジャンプして身を隠しお宝を探そうとすると。

 

「宝は、貰いますよ。ユニコーン」

 

 そこには元鉄人海賊団の船長、ミホノブルボンと副船長のライスシャワーがいた。

 

「ミホノブルボン!ライスシャワー!!」

 

「行きますよライス!」

 

「うん!」

 

 2人は走って逃げた。

 

「そうか。ガルベスを呼んだのはアイツらだったのか。この混乱に乗じてお宝を取り戻すつもりだな」

 

 ユニコーンは、2本目の白夜を抜き後を追おうとすると。

 

ダダダダッ!!

 

「っ!超感覚!!」

 

 ガルベスの手下に邪魔をされた。ユニコーンは、弾幕を全て弾くと。

 

「邪魔をするな!!」

 

 ユニコーンは、そう言って襲いかかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 一方でマックイーンとテイオーは、ユニコーン達がいる公園に向かっていた。マックイーン達は、誰よりも先に公園での銃撃戦の通報を受け急いで現場に向かっていた。

 

「銃声が近い。もうすぐですわ!」

 

「やり合ってるのは多分ガルベスとユニコーンだ!この戦闘に乗じてならガルベス一家もユニコーンも一網打尽にできるはずだ!」

 

 いつものやる気のなさはどこに行ったのかジョージは、テイオーにおんぶしてもらいながらそう答えた。そしてその3人の横をミホノブルボンとライスシャワーが通り過ぎた。

 

「「「!!ミホノブルボン!!?」」」

 

 3人は、足を止めてそっちを見ると3人はすぐさま2人を追いかけた。テイオーとマックイーンは近道を通り岩をジャンプ台に見立てて大きくジャンプすると。

 

「見つけましたわよ!ミホノブルボン!」

 

「君もだよライスシャワー!」

 

「へっ?ちょっ、な、投げるなよー!!」

 

 ジョージは投げ捨てられるとそのまま木にぶつかった。マックイーンとテイオーはミホノブルボンとライスシャワーを抱きつくように捕まえるが。

 

「!!クッ!」

 

「離して!!」

 

 2人は無理矢理振り解き走って逃げた。振り解かれたマックイーンとテイオーはうまく着地すると。

 

「逃しませんわ!!」

 

 マックイーンとテイオーは2人を追いかけた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

 ガルベスの手下達は、オグリキャップとタマモクロスを殺そうとしていた。火炎放射器で2人を焼き払おうとしてもタマモクロスが先頭に立ち斬鉄剣を回転させて火炎放射を防ぎその後ろからオグリキャップがショットガンで攻撃した。

 

ドォン!ドォン!

 

 弾丸は、背中に背負っている燃料に命中すると火炎放射器を装備した手下は爆発した。

 

「「うわあああ!!!」」

 

「撃て!!撃て!!撃ちまくれ!!」

 

 手下達は、サブマシンガンで2人を狙うが。

 

「デヤァァァァァッ!!!!」

 

 すれ違いざまにタマモクロスが斬った。精鋭がいなくなったガルベスは目を充血させやけになったのか吠えながらマシンガンを連射した。タマモクロスとオグリキャップは、左右に避けて反撃しようとするが。

 

ドッ!

 

「ガハッ!」

 

 後ろから剣で刺された。

 

「後ろがガラ空きですよ。ガルベスさん」

 

 そう言ったのはスズカだった。

 

「あまり戦闘に出ませんけど私も意外と戦えるんですよ。私に背を向けていたあなたの負けですよ」

 

 スズカはそう言って剣を引き抜きそして

 

「「うおおおおおおっ!!!」」

 

 オグリキャップは、オノでタマモクロスは斬鉄剣でガルベスを斬った。

 

ブシュゥゥゥゥっ!!!

 

 ガルベスから激しく血が吹き出しそして地面に倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ミホノブルボンとライスシャワーは、マックイーンとテイオーに追われていた。とある廃墟に逃げ込むがそこは行き止まりだった。入り口にマックイーンとテイオーが仁王立ちして。

 

「追い詰めましたわよ。ミホノブルボン、ライスシャワー!民間人からの略奪や殺し、その他もろもろの容疑で逮捕ですわ!」

 

 マックイーンは、そう言ってレイピアと多情を取り出した。テイオーも両手剣を取り出し構えると。

 

ガンっ!ガンっ!

 

「「っ!!!」」

 

 2人は後頭部を殴られて気を失った。2人の後ろには、アイスロックを持ったユニコーンがいた。

 

「ユニコーン!」

 

 ミホノブルボンは警戒してユニコーンを睨みつけた。

 

「いくら俺がウマ娘族が大好きだからって流石にここまで舐められたら俺もヤるとこまでヤるぞ?」

 

 ユニコーンはそう言って銃口を向けた。

 

ダァン!!

 

「グッ!」

 

 たが、ユニコーンは何者かに撃たれアイスロックを弾かれてしまった。

 

「誰だ!」

 

 ユニコーンは撃たれた方を見るとそこにはガルベスの手下であるジェイドがいた。

 

「また、テメェか。しつけーな」

 

 ユニコーンは睨みつけながらそう言うと。

 

「いや、しつこいのはお前だぜユニコーン」

 

 そう言ってミホノブルボンとライスシャワーは、ジェイドの後ろに立った。

 

「なに?ガルベスから鞍替えしたってのか?」

 

「あそこじゃずっとガルベスの下働きだからな。人手が少なくなって鉄人海賊団になら俺も新しい地位を手に入れることができるって思ったんだよ」

 

「あなたを出し抜くにはこれくらいしないと無理だと判断しました」

 

 ブルボンはユニコーンにそう伝えると。

 

「6000万の賞金首に言われて光栄だ」

 

 ユニコーンは笑みを浮かべながらそう言うと。

 

「ジェイド、任せましたよ」

 

「あぁ」

 

 ジェイドは、撃鉄を引きユニコーンに銃口を向けた。ユニコーンは右腰のアイスロックを抜いて早撃ちの体制に入った。

 

「死ね」

 

 ユニコーンは素早くアイスロックを抜きジェイドは、大口径のリボルバーをユニコーンに向けてそして。

 

バンッ!

 

 銃声が響いた。

 

「?」

 

 だがユニコーンは、撃たれてもいないし撃ってもいなかった。

 

「どう言うことだ?」

 

 ユニコーンは首を傾げると。

 

「ぐっ」

 

 ジェイドが倒れた。そして後ろではミホノブルボンがピストルを抜いていた。

 

「な、何がどうなってるんだ」

 

 ミホノブルボンとライスシャワーは、ジェイドに近づき。

 

「な、何を」

 

 ミホノブルボンとライスシャワーは冷たい目で銃口を向けた。

 

「・・・・・もう、宝なんてどうでもいい」

 

 ミホノブルボンはポツリとそう呟いた。

 

「裏切りが起きたのは私の責任です。私がちゃんと仲間達をまとめられなかったから私達は裏切られた。だけど裏切りの原因を作ったお前を、私が仲間にすると思ったのか?私達はおまえを許さない」

 

 ミホノブルボンは、そう言うと。

 

「・・・・・ミホノブルボン」

 

 ユニコーンは、なんとも言えない顔で見つめていると。

 

「クソッタレが!!」

 

 ジェイドは懐に忍び込ませていた手榴弾を取り出した。

 

「!!やばい!!」

 

 ユニコーンは走りそしてミホノブルボンとライスシャワーを抱きしめるように捕まえて廃墟の外に飛び込んだ。

 

「フフフッ、クククッ、あーははははははっ!!!!」

 

 ジェイドは大声で笑いそしてユニコーンがミホノブルボン達と逃げる際にミホノブルボンが落とした巻物がジェイドの隣に落ちた。そして。

 

 

ドゴォォォォォォォン!!!!

 

 爆発した。伏せていたユニコーン達はすぐに起き上がると。

 

「あの野郎自爆しやがったな」

 

と、呟いた。

 

「ステータス「困惑」。ありません」

 

「ブルボンさん?」

 

「どうした?」

 

「クラム・オブ・ヘルメスがありません!!」

 

「えぇー!!」

 

「ウソッ!!」

 

「ブルボンさん!あれ!」

 

 ライスシャワーが指さした方を見るとそこには空に浮きどんどんと灰になっていくクラム・オブ・ヘルメスの巻物だった。巻物はどんどん燃えていきそしてこの世から消え去ってしまった。

 

「あ、お宝が」

 

 ユニコーンは残念そうな顔でそう呟くのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 そしてその光景をオグリキャップ、タマモクロス、スズカ、タイキ、そして仲間のウマ娘達が見ていた。

 

「oh、失敗してしまいましたね」

 

 タイキはそう言うと。タマモクロスは興味を失ったのか帰ろうとしていた。

 

「ん?帰るのか?」

 

 オグリキャップがそう尋ねると。

 

「巻き物はこの世から消えた。やからもうここにいる理由はないわ」

 

「また会えるかしら?」

 

 スズカはタマモクロスにそうきくと。

 

「ウチもまだまだ未熟や。やからいつかきっとまた会えると思うで」

 

 タマモクロスはそう答えてその場を後にした。

 

「それじゃぁ、スズカ!警察とマックイーンの海兵部隊が勝てマスし逃げましょう!」

 

「そうね。ユニコーンとは後で必ず合流できるし先に逃げるべきね」

 

 スズカがそう答えるとスズカ達はその場から逃げ出しオグリキャップもその場を後にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鉄人海賊団は本格的に壊滅したしこれからどうするんだ?なんなら仲間になるか?」

 

 ユニコーンは、警察とマックイーンの海兵部隊に逮捕されているガルベス一家を見ながらそうきくと。

 

「ここで終わるつもりはありません。受け継いだ海阪団は無くなりましたが今度は私が1から作った海賊団でもう一度成り上がるつもりです」

 

「私もブルボンさんに協力するよ」

 

「そうか・・・・・・・・また会えるよな?」

 

「今度は敵としてですね」

 

「そうか」

 

 ユニコーンは残念そうな顔でそう答えるとミホノブルボンとライスシャワーは、その場を後にした。ユニコーンも仲間達と合流するためにその場を離れようとすると。

 

ガシャン!!

 

「ん?」

 

「逮捕ですわ!!ユニコーン!!」

 

「ゲッ!マックイーン!!生きてたのかよ!?」

 

ガシャン!!

 

「僕も生きてるよ!!」

 

「お前もかよテイオー!!」

 

 そして2人はユニコーンのあらゆる所に手錠をかけて身動き取れない状態にした。

 

「やっと捕まえましたわよユニコーン!!」

 

「さすがの君もこれなら逃げられないでしょ!!」

 

 マックイーンとテイオーは勝ち誇った笑みと声でそう言いユニコーンはため息をついた。

 

 そして現場では銭湯で殺されたガルベスの手下と生き残った手下達の確保が行われていた。立役者の1人となったジョージは照れ臭そうに頭を掻き笑顔を浮かべていた。

 

「ジョージ!!」

 

 テイオーの声が聞こえたジョージは、振り向くと。

 

「やったよー!!ユニコーンを捕まえた!!」

 

 テイオーとマックイーンは、嬉しそうな顔で手を振りながら向かって来た。

 

「おーい!!」

 

 ジョージは笑顔で手を振っていると。

 

「あれ?」

 

 手錠をかけられている人間を見て驚愕していた。

 

「おい、2人ともそれ」

 

 ジョージは指を指しマックイーン達はそっちを見ると捕まっていたのはガルベスだった。

 

「ユニコーンじゃなくなってる!?」

 

「い、いつのまに!?逃げられましたわ!!」

 

 2人は驚愕していると。

 

「マックイーン君!テイオー君!!」

 

 そこに突如、クラフォード本部長が現れた。クロフォードは笑顔でマックイーンとテイオーに握手をすると。

 

「いやー、君達のおかげでようやくガルベス一家を壊滅させることができたよ!!いやー、私は君達ならガルベス一家を壊滅させられると思ってたけど私の勘に間違いはなかった!!」

 

 クロフォードは嬉しいのかあれだけ他種族否定派の考えだったのに今はマックイーン達のおかげだと肯定し更にガルベス一家の壊滅の手柄を横取りしようとしているように見えた。マックイーンはムカついたのかクロフォードを指を指し。

 

「この方は、ユニコーンですわ!!ユニコーンを逮捕しなさい!!」

 

 前にクロフォードに化けられたせいなのかクロフォードは簡単な捕まった。

 

「違う!私はユニコーンじゃなーい!!」

 

 クロフォードは悲鳴を上げながら捕まったのだった。

 

「結局、ボクたちは空振りだったね」

 

「諦めるのか?らしくない」

 

「諦めないよ!でも、逃げられた以上もうボク達の担当じゃないから」

 

 テイオーは悔しそうな顔でそう言うと。

 

「その心配はありませんわ」

 

と、マックイーンが答えた。

 

「戻り次第わたくしは、一角海賊団の危険性を次元海軍本部、元帥と7大将に報告するつもりですわ。運が良ければわたくし達が対一角海賊団討伐軍を編成することが許される可能性もありますわよ」

 

「それ本当!?」

 

「えぇ!!それ本気なの!?」

 

「本気ですわ。ジョージ、アナタも手伝ってくださいませんか?今ならメジロ家の推薦でアナタを次元海軍に入隊させることもできますわよ」

 

「いや、俺はいい。最後にこんなでかい星を上げられてよかった」

 

「え?最後?」

 

「俺は引退するよ」

 

「引退」

 

 マックイーンとテイオーは驚愕していると。

 

「2人があの海賊を捕まえられることを祈っているよ」

 

 ジョージはそう言うとそのまま歩いてその場を後にするのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「えっほ、えっほ、えっほ」

 

 マックイーン達とジョージが別れた後ユニコーンは、走って合流地点に向かっていた。ユニコーンが走っているとクルマを運転しているオグリキャップが見えた。オグリキャップは、ユニコーンの前で止めるとユニコーンは首を傾げた。

 

「動かすなら君が動かしてくれ」

 

「サービス悪いぜオグリ」

 

 ユニコーンはそう言って車に乗り合流地点に向かい始めた。

 

「なかなか、楽しかったなオグリ」

 

「あれを楽しいって思ってるのは君だけだぞユニコーン」

 

「自由に冒険して自由に奪い自由に生きる。それが楽しい海賊暮らしさ。さて、次は何をする?」

 

 ユニコーンがそう尋ねると。

 

「勝手に私を仲間にするな」

 

 オグリキャップはそう言って顔を背けると。

 

「ほら」

 

「ん?」

 

 オグリキャップに渡したのは瓶に入ったにんじんジュースだった。

 

「いつか、お前と一緒に冒険してみたいんだよ」

 

「・・・・・ふんっ」

 

 オグリキャップはにんじんジュースを奪い栓を開けてジュースを飲み始めた。

 

(なんだか、今日のにんじんジュースはいつもよりおいしい)

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