(旧)インフィニット・ストラトス パイレーツ・オブ・ディメイション   作:ナイトメア・ゼロ

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幕間
次元海軍7大将


 多次元世界連盟。通称、「MW」。この組織は、ありとあらゆる世界が次元海の存在を認識し異世界の存在を認め次元海を渡る力を持った世界だけが加入できる異世界連合組織。星の数ある異世界の中で次元海を発見できた異世界は、たったの100。そしてMWに加盟している世界は50。確認された世界の半分しか加盟していなかった。

 

 この組織は、異世界人同士の友好的な交流を目的に組織され助け合い異世界同士の文明の発展や異世界特有の災害時の協力などを約束されている。会議の際は、各世界の代表国の首相が次元海軍の精鋭の案内の下MW本部に向かわなければならない。そしてそのMWの下についている多次元連合軍が『次元海軍』彼らの目的は、次元海の平和と安全、そして異世界のパワーバランスを崩さないようにすることだった。だが、次元海賊が増えて次元海軍も海賊達の逮捕や排除に忙しく人員は、常に不足していた。

 

 だが、海賊以上の問題もあった。それは異世界人同士の交流だった。いくら別世界の交流のチャンスになるとはいえやはり文化の違いや価値観の違いで同じ組織に所属していても仲の悪い世界は存在していた。そしてそれは、次元海軍でも同じだった。

 

 次元海軍は元帥を筆頭に7大将と呼ばれる次元海軍の中でもエリート中のエリートが存在しており各世界の種族が大将になっている。つまり違う世界だったとしても同じ種族が存在していれば各世界のその種族の代表に選ばられているのだ。そしてその次元海軍の本部がある世界。エリアJ-1、『宝石の海』と呼ばれる世界で会議が始まろうとしていた。

 

 会議に参加するのは

 

元帥、『ランド・ウィスカー』種族、パルバッフ族、性別、男

 

大将、『アルム・ソーダー』種族、マ族、性別、男

 

大将、『ハーン』種族、単眼族、性別、男

 

大将、『ジジ・ランドン』種族、魚人族、性別、男

 

大将、『サザンドラ・イブ』種族、長耳(エルフ)族、性別、男

 

大将、『ヒルダ・クルク』種族、鳥人族、性別、女

 

大将、『ゴードン』種族、ドワーフ族、性別、男

 

 そして最後に紹介する大将は、かつて伝説として語られた海賊がシリウスシンボリと互角に渡り合った皇帝の異名を持つウマ娘族。大将『シンボリルドルフ』。

 

 この8人をメインに他にも多数の種族が参加しておりその階級は全員中将だった。

 

「皆様、今回の会議の進行役にはわたくし、メジロマックイーンが務めさせていただきますわ」

 

 スクリーンの前に立っているのはマックイーンだった。マックイーンは、スクリーンを映してもらい今回の会議の議題となっている海賊の手配書を見せた。

 

「お手元の資料をご覧くださいまし。ご存知の通り、また新しい海阪団が出現しました。彼の名前はキャプテン・ユニコーン。本名は、織斑 春八。出身は、エリアF-8のワームホール(島)。そこはかつてシリウス海賊団の船長、シリウスシンボリが発見した世界ですがこの世界は極一部の人間を除いて次元海の存在を知りません。種族もヒューマンしか存在しておらず変わった技術はありますがあの技術レベルではワームホール起動システムを完成させるのは随分先の話になるでしょう」

 

「マックイーン中将。海賊の出身などどうでもいい。問題はこの海賊の存在そのもののことについてだ」

 

 エルフ族のサザンドラは、そう言うと。

 

「そうですわね。それでは話を進めましょう。まず、キャプテン・ユニコーンは、元々シリウス海賊団で海賊見習いをしていたヒューマンでしたが後に海賊団を追放され孤立。その後、自身で新しい海賊団、『一角海賊団』結成しシリウス海賊団を倒しました。彼らは海賊船「そんな話はどうでもいい!!」・・・・・と、言いますと?」

 

「問題は!こんなクソガキになぜ、1億グレンという懸賞金をかけられているんだ!!こいつはヒューマンだぞ!!ヒューマンごときがなぜ億越えになっているんだ!?」

 

「そうよ!!ヒューマンはたいした技術も力もないただ数が多いだけの無能種族になぜこんな懸賞金をかけられているのよ!?」

 

 鳥人族のヒルダが机を叩いてそう怒鳴ると。

 

「落ち着くんだヒルダ」

 

 そう言ったのはシンボリルドルフだった。

 

「落ち着けですって?ヒューマンごときと仲良くしてるウマ娘族が鳥人族であるこのあたくしに落ち着けですって!?」

 

 ヒルダは頭に血が上っているのか顔を赤くし机を叩いて立ち上がった。

 

「ヒルダ。・・・・・・・私は落ち着けと言ったのだが?」

 

ゾッ!

 

 ヒルダは強い殺気を当てられると舌打ちをしてそのまま座り直した。

 

「ワシは、この懸賞金は妥当じゃと思うが?」

 

 そう言ったのはドワーフ族、大将ゴードンだった。

 

「ゴードンの言う通りだ。確かにヒューマンに1億の懸賞金をつけたのは歴史上初めてのことだがこの懸賞金は奴の仲間が全員優秀なウマ娘族だからだ」

 

 ゴードンに続くようにパルバッフ族、元帥ランドがそう言った。

 

「その通りでございますランド元帥。すでに彼は海賊艦隊を編成し力をつけ始めていますわ。また賞金稼ぎ、『怪物オグリキャップ』を芦毛海賊団船長として仲間に引き入れ元鉄人海賊団船長でしたが今は、ブルボン海賊団船長『サイボーグミホノブルボン』が彼の仲間になっています。ただでさえ強かった賞金稼ぎや海賊が仲間になってるのは彼が持つ一種のカリスマ。これ以上増長すれば他の億越えの海賊団と同等の強さを手に入れるかもしれません」

 

「だから先に手を打ったほうがいいと?」

 

 マ族、大将アルムはコーヒーを飲みながらそう答えた。

 

「手を打つにしても打たないにしてもヒューマンの奴らに任せたらどうだ?」

 

 アルムはそう言ってコーヒーを飲み干すと立ち上がった。

 

「どう言う意味だアルム?」

 

「言葉通りですよ元帥。適当なヒューマンに少将の階級でも与えてユニコーンを潰せばいい。確かにウマ娘族がいるのは厄介だがヒューマンが率いている以上大したことないでしょう。それではまだ仕事が残っていますので帰らせていただきます」

 

 アルムはそう言って呪文を唱えるとその場から姿を消した。

 

「フム。他の意見はどうだ?」

 

 残りの大将も意見がなそうな顔で賛成として手を上げようとすると。

 

「お待ちください元帥」

 

「なんだルドルフ?」

 

「此度の海賊の出現は私の親族シリウスシンボリが原因です。今回の一件、ヒューマンはあくまで支援、そしてユニコーンの討伐は、私達ウマ娘族に任せていただきたい」

 

「・・・・・なるほど。だとしたら責任者はどうするんだ?誰を選ぶ」

 

「指揮官はメジロマックイーン中将にお願いしたい。そしてメジロマックイーン中将を中心に対ユニコーン戦の為の艦隊を組織するべきだと進言します」

 

 ルドルフがそう言うと元帥は目を瞑り立ち上がると。

 

「まぁ、好きにするといい。正直、我々はヒューマンなんかよりも危険な海賊団を追っているんだ。そこら辺はルドルフお前に任せたぞ」

 

「ありがとうございます」

 

 そして会議は終わった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「シンボリルドルフ大将」

 

 マックイーンは帰ろうとしているルドルフに話しかけた。

 

「今回の艦隊の設立、わたくしが本当に司令官でよろしいのですか?」

 

「あぁ、勿論だ。彼を1番知っているのは現状で君とテイオーだけだ。テイオーは今回の任務で階級は少佐になるだろうしもしかしたらスクーナークラスの艦長になるかもしれない。ならなかったとしてもユニコーン戦には役立つはずだ。テイオーと一緒に頑張ってくれ」

 

「っ!!分かりました!精一杯やらせていただきます!」

 

 マックイーンはそう言って走ってその場を後にした。資料を持ったルドルフはそのまま自分の仕事部屋に戻ると。

 

「!お疲れ様です。ルドルフ大将」

 

 中にいたのは書類整理をしているヒューマンだった。ヒューマンはルドルフに敬礼すると。

 

「・・・・・・ヤナギ大尉。私と2人っきりの時はなんと呼べと言った?」

 

「あっ・・・・・・・ごめん。ルナ」

 

「よろしい」

 

 ルドルフは席に座り書類仕事を始めヤナギもルドルフに書類報告を始めた。

 

「?どうしたルナ。そんな曇った顔をして」

 

「いやなに。少し複雑な心境なんだ」

 

「?」

 

「相変わらず、ヒューマンへの扱いはひどい。ヒューマンの働きを認めているのは私達ウマ娘族とドワーフ族ぐらいかもしれない」

 

「7大将にいなかっただけでヒューマンに好意的な種族は他にもいるぞ?」

 

「それでも他の種族から見たら君達は寄生虫のように見られている。ちゃんとした訓練と装備を与えればヒューマンはどの種族よりも強いのに連中はヒューマンを全然評価しようとしない」

 

「仕方ないよ。世界によってはすげぇ技術をヒューマンが編み出した世界もあるけど他の種族からしたら俺達の技術なんざいつでもコピーできてオリジナル品を作られるだけさ」

 

「戦争だったらそんなの当たり前だ。現に銃を1番最初に作ったのはドワーフ族だがあの高度な技術をコピーし性能強化を成功させたのはヒューマンだけだ」

 

「ありがとうルナ」

 

 ヤナギは少し曇った笑みを浮かべると。

 

「ヤナギ!」

 

ビクッ!

 

 ルドルフは机を叩いて立ち上がった。

 

「お前はなんだ?」

 

「お、俺は・・・・」

 

「お前は私のものだ。皇帝である私のものだ。そんなお前が何を腑抜けた態度をとっている!」

 

 ルドルフはそう言うとヤナギの胸ぐらを掴み唇を奪った。

 

「っ!!!??」

 

 実際の時間はどれくらいか分からない。だが感覚では一時間も二時間もキスをしたような気がした。

 

「プハっ!分かったな。私の前で腑抜けた態度は取るな」

 

「ごめんルナ」

 

「とりあえず今晩はお仕置きだ。たっぷり『うまぴょい』してやるからな」

 

「いや、俺明日も仕事なんだけど?」

 

「皇帝の命令がきけないのか?」

 

「・・・・・・・・・・・従わせていただきます」




人間から見た他種族の関係。

人間→ウマ娘族(友好)

人間→ドワーフ族(友好)

人間→長耳(エルフ)族(敵対)

人間→鳥人族(敵対)

人間→魚人族(敵対)

人間→マ族(敵対)

人間→単眼族(敵対)

人間→パルバッフ族(中立)


説明

マ族、見た目は人間だが魔法を使える種族。

魚人族、人間に体のどこかに魚の鱗と首にエラ手足に水掻きがついた種族。(ワンピースのような見た目ではない)

単眼族、普通に一つ目小僧とかをイメージしてくれるとわかりやすい。遠くにいる目標を見ることができ即座に距離の計算もできる。

パルバッフ族、見た目は人間だが肌の色は紫で闇夜の世界でも周りの景色を見ることができる視力を持っている。

後は、だいたいイメージ通りの種族です。
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