ジェダイが行くドールズフロントライン   作:ウエストモール

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ジェダイがドルフロにINする話です

スターウォーズ勢は基本的にオリキャラになります


EPISODE1 ジェダイの目覚め
ジェダイの受難


 

遠い昔、はるか彼方の銀河系で…(A long time ago in a galaxy far, far away…)

 

 

ヤヴィンの戦いの19年前(19BBY)

 

 クローン戦争終盤の頃、アウターリムに所属するとある惑星の大気圏内において、3機のファイターが哨戒任務に就いていた。

 

 先頭を行くのは、ジェダイ・インターセプターとも呼ばれるイータ2アクティス級軽インターセプター。後のTIEファイターのご先祖様でもある。そして、クローン・トルーパー・パイロットの駆る2機のARC-170スターファイターが、その後尾に付いていた。

 

「お、今日も飛んでいるな」

 

 ジェダイナイト、サイモン・ウェストは地上からスターファイターの3機編隊を見上げていた。彼の周囲には、彼の率いる第420星間兵団のクローントルーパー達が立っている。

 

「コマンダー、連合軍の動きはどうだ?」

 

「はい、将軍。今のところ連合軍に特に動きはありません。それにしても、ブリキ野郎のくせに休むとは、羨ましいものです」

 

 彼の副官は初代ARCトルーパーの1人であるクローンコマンダーで、アルファ42というコードネームを持っていた。

 

「それは同感だ、コマンダー」

 

 2人は笑みを浮かべると、それぞれの持ち場へと戻っていった。

 

 一方その頃、3機編隊を組んでいるARC-170スターファイターの1機に、フードを被った老人のホログラムと共にとある通信が入っていた。

 

時は来た、オーダー66を実行せよ(The time has come. Execute Order 66.)

 

はい、閣下(Yes, my lord.)

 

 通信を受けたそのクローン・トルーパー・パイロットは、突如として上官であるジェダイが操縦しているインターセプターに機首を向けると、翼下のレーザー砲のトリガーを引いた。味方が撃ってくるなど想像もしていなかったジェダイは、その命を空で散らした。

 

「何!?」

 

 サイモンはジェダイ・インターセプターが味方に撃墜される光景を目撃した。

 

「どうなって・・・ん?」

 

 サイモンは気配を感じて後ろを向く。すると、アルファ42を含めたクローントルーパー達が自身にブラスターを向けていた。

 

「コマンダー、これは…」

 

 サイモンが言い終わらない内に、青いプラズマの銃弾が彼に殺到し、彼は地面に倒れこむ。

 

「何故…」

 

 ブラスターを何発か受けてもなお、サイモンはまだ生きていた。そして、駆け寄ってきたアルファ42はサイモンの体を支える。

 

「申し訳ありません、将軍。私は命令に逆らえませんでした」

 

「命…令…?」

 

「はい、将軍。上層部からジェダイを抹殺する命令を受けたのです」

 

「そうか。コマンダー…特に君を咎めることはしない…命令に従うのは兵士にとって当たり前のこと…」

 

「ですが、私は・・・」

 

「いずれ、ジェダイは滅びる運命だったのだろう・・・私は…この死を受け入れる…」

 

 その直後、サイモンは副官のアルファ42の腕の中で息絶えた。不思議なことに、その遺体とライトセイバーはまるで空気のように消えてしまったという。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ここは、どこだ?」

 

 副官の腕の中で死んだ私は目を覚ました。起き上がって周りを見ると、廃墟の中にいることが分かる。

 

「私は、死んだはずだ…」

 

 なぜ生きているのだろうか?あの時、間違いなく死んでいた。だが、実際のところ肉体はあり、呼吸もできている。理由を考える前に、まずは私がどこにいるのか知るべきだろう。

 

 ふと、廃墟の中にあった全身が映る大きさの鏡を見る。そこには、パダワン時代の頃にまで若返った自分の姿が映っていた。

 

 目の前に映っている若返った自分は、ジェダイのローブを着た黒髪の好青年。マスターとの訓練に励んだ毎日を思い出す。

 

 今度はベルトに付けてある2本のライトセイバーを手に取る。私のライトセイバーは少し変わっていて、一刀流や二刀流で使うのは勿論のこと、2本のセイバーを連結することでダブル=ブレード・ライトセイバーとして使うことが可能だ。

 

 私は廃墟の2階から外の様子を確認した。すると、今居るのは廃墟となったゴーストタウンであることが分かる。見たところそれなりに高い技術を持った文明のようだったが、この星の文明は、すでに滅んでいるのだろうか?

 

「あれは?」

 

 一瞬、視界の端に紫色の人間のようなものが何体か写った。人がいるのか?とりあえず、接触はすべきだろう。たとえ、それがこの惨事の元凶だとしても。

 

 私は廃墟を飛び出すと、フォースによる身体能力強化を行って走り出す。数分もかからずに目撃した地点の付近に到着し、見つからないように私は路地裏に隠れた。

 

 その直後、紫色の集団が路地裏の近くを通りすぎた。その集団を、私は背後から観察する。結論から言うと、見た目こそ人間の女性であったが、彼らから生命反応を感じ取れなかった。2挺の武器を所持していることからバトルドロイドの類いのようだが、何かと服装が際どい。開発者の趣味だろうか?

 

 そして、私は彼らの前に姿を現した。

 

やあ!(Hello there!) 少し話を聞かせてもらっても?」

 

 だが、相手は返事を銃弾の雨で返してきたため、たまらず私は物陰に飛び込んだ。

 

「交渉は終了」

 

 実体弾武器による銃撃がしばらく続いた後、攻撃が止んだ。そして、足音が近づいてくる。おそらく、数は2体。後方に残りが控えているだろう。話は通じそうにない。ならば、やることは1つ。

 

 私は1本のライトセイバーを握り、起動させる。その光刃の色は、青だ。そのまま物陰から躍り出ると、セイバーを一閃して近くにいた2体の首を一気にはねた。

 

 2体の体が地面に倒れる前に、私は駆け出す。後方の敵から飛んでくる実体弾を次々と叩き斬ると、フォームⅣ(アタル)の要領で飛び上がった後に空中で1回転し、着地場所にいた敵を縦に一刀両断。残りの敵も、全て斬り捨てた。

 

 

 

 

 

「ひどい目にあった…」

 

 サイモンは倒した敵の残骸を調べていた。ドロイド擬きとはいえ、女性の姿をした敵の残骸を調べることに抵抗がありつつも、彼は分析を始める。

 

「これはリッパーというのか」

 

 詳しく調べたところ、製品名が書いてある箇所があったため、名前が判明した。私の記憶には、このようなものを運用している勢力はない。それに、ドロイドとは少し技術系統が違うようだ。

 

 だいたい、純粋な戦闘用のドロイドを人間によく似た見た目にする意味が分からない。男を惹き付けそうな見た目にも関わらず、色仕掛けできそうな程の自我を持っていなかった。

 

 とりあえず、この星は別の銀河にあることは確定だ。このドロイドの見た目に関しては、開発者の趣味ということで片付ける。

 

 サイモンは、他の敵が来る前に移動を開始した。

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