今回は短めです。次回は長い話にするのでお許しを(懇願)
とあるゴーストタウンにて、戦闘が起こっていた。
頭部の大部分をヘルメットで覆った鉄血の下級人形であるヴェスピドが、装備したアサルトライフルからプラズマの弾を目の前の敵……それも一人に向かって連射している。
紫色の集団に向けて突撃していくのは、茶色のローブと銀色の装甲服を身に纏い、籠手にバックラーのようなエネルギーシールドを装備している男。その手には、青い光刃のライトセーバーを持っている。
光刃の色で分かるように、男の正体はグリフィンに所属することになったサイモンである。彼の身に付けている装備は、DC-17とZ-6から発見されたデータを元にグリフィンで製作されたものだ。
銀色の装甲服は、DC-17達の装甲服を参考にしつつも、サイモンの監修によって古代のジェダイが着ていたという鎧に近い見た目に仕上げられている。
なお、ライトセーバーを扱う際に動きが制限されないように、装甲に覆われているのは前腕と胸部、太もも、すねのみである。一応、ローブの方には耐エネルギーの加工が施されている。
そして、籠手に装備されたエネルギーシールドは、戦闘民族マンダロリアンの戦士が使用する個人用戦闘シールドそのものである。
これら以外にも、様々な装備が製作されているが、大半は試作品の域を出ないものばかりだ。
「クローン戦争を思い出すな」
ライトセーバーを駆使し、飛来してくる無数の光弾を撃ってきた敵に偏向して倒す。そして、敵の先頭集団に突入すると、その光刃の威力を存分に発揮し、次々と斬り捨てていく。
まさに、クローン戦争の再現である。だが、クローン戦争で戦っていたのはジェダイだけではない。
「二人とも、今だ」
サイモンは優秀な味方2人に合図を出す。すると、近くの建物から二体の人影が空に飛び出した。
「お任せを!」
「暴れるぜ!」
飛び出したのは、背中にジェットパックを装備したDC-17とZ-6。空中という敵も予想していなかった所から、敵に対して攻撃を加えていく。DC-17は、二丁のハンドブラスターによる射撃を敵の胸部と頭部に一発ずつ叩き込み、確実に倒す。一方、Z-6は回転式ブラスター砲の大火力を地上に向けて投射し、一気に多くの敵を文字通りの蜂の巣にして倒していた。
「周辺に敵影なし。着陸します」
最後の一体を斬り捨てたサイモンの傍に、二人が降り立つ。
「今日もキレがあって良かったぜ、指揮官」
Z-6は、ライトセーバーで戦うサイモンの姿を褒めた。
「ありがとう。だが、私を褒めても何も出ないぞ?」
彼らは、すでに幾つかの戦場を転々としながら、グリフィンの人形部隊の勝利に貢献していた。
「指揮官、本部の方から通達です。どうやら、私達の同族が保護されたようです」
DC-17の言う同族。つまり、ブラスター系武器の戦術人形ということだ。すぐさま、サイモン達は本部に向かうことになった。
「私はDC-15A。共和国軍において最初期から使用されている、栄光あるブラスターライフルです。よろしくお願いいたします、指揮官」
「私……DC-15Sと言います。あっ、その……15Aお姉ちゃんの妹です。よろしくお願いしますぅ……」
例の応接室には、二人の人形がいた。
DC-15Aと名乗った方は、高身長の黒髪ポニーテールの気が強そうな女性であり、白いフェイズⅡクローントルーパーアーマーを着ている。その右肩には、ポールドロンを装備していた。
頭に装備されているヘッドセットの横には、レンジファインダーが取り付けられており、遠距離からの射撃や偵察の際に活用するのだろう。
一方、DC-15Sと名乗った方はDC-17と同じくらいの小柄な少女で、15Aをそのまま小さくしたような見た目なのだが、それとは対称的に気が弱そうな印象だ。なお、ポールドロンは装備しておらず、代わりに腰にカーマを装着している。
「よろしく頼む。君達には私の指揮下に入ってもらい、DC-17とZ-6と共に部隊を結成してもらう。その名も、ブラスター小隊だ」
「イエッサー! 姉妹共々、指揮官のために全力で尽くす所存です」
「が……頑張りますぅ!」
こうして、サイモンの指揮するブラスター小隊は誕生した。ちなみに、隊長はDC-17に、副隊長はDC-15Aに決まった。
今後はライトセイバー的な武器を装備した敵を出したいですね。とはいっても、今のところシスとかダークジェダイを出す予定はないです。