「お前たちはこの部屋に入ってろ」
「え、ここ給湯室じゃないっすか」
「馬鹿だな比企谷、ここで茶柱を立てるまで修行しろってことだよ」
「私がいいと言うまで音を立てたり出たりするなよ、もし破ったら退学だ、わかったな」
ガタン
(綾小路、お前心臓強すぎだろ)
(冗談を言うと先生とも仲良くなれるって池から聞いたんだが)
(お前ってどっか抜けてるよな)
「失礼します」
「話とはなんだ?堀北」
どうすんだよ、堀北来ちゃったよ。
Dクラスに配属された理由が知りたいとか自信過剰かよ、理由なんて明々白々だよって綾小路くんが思ってまーす。
おれと綾小路を見てみろよ。Dクラスに配属されたことに全く文句をつけてねえぜ。強いて言えば就職先を楽に見つけることができなくなったくらい。
「そうだった、他にもお前に関わりのある者を指導室に呼んでいる、出てこい。」
「いつまで待たせるんですか?」
「綾小路くん、それに比企谷くんも。話を聞いていたの」
「俺は悪くないぞ、悪いのはこの薄い壁と茶柱先生だ」
「お前らは後で本当の面談をする必要があるようが、今はいい。堀北、こいつらはAクラス昇格に役立つかもしれんぞ」
「俺は平凡な人間ですよ」
と言うが出るわ出るわ天才の証拠が、全部50点とかきっしょって堀北さんが考えていましたー。
「比企谷も、何か飛び抜けた才がある訳ではないが、初日にすべての監視カメラに姿を現している」
やはりバレてたかー、おいお前等そんな目で見るな、カメラヲタクだとでも思っていてくれ。
「この二人をうまく使えばAクラスに上がれるかもな」
茶柱先生からは開放されたが
「待って、さっきの話は本当なの?」
「さあどうだろうな」
こいつやっぱ誤魔化すの下手だわ。
「比企谷君も初日にそんなことしていたってことはAクラスを目指すことに前向きってことよね」
「そんなことはないぞ。あれはただの好奇心だ。その証拠に今現在はなにもしていないだろ」
「堀北はAクラスに並々ならぬ思いがあるようだな」
「いけない?私はなんとしてもAクラスを目指すつもりよ」ニイサンニミトメテモラウタメニ
ほう、あのシスコン容疑のかかっている兄貴に、な。
「それは大変だぞ、あの問題児だらけのクラスを何とかしなくちゃならん」
「あなた達は私に協力してくれるの?」
「どうだろうな」
「社に持ち帰って前向きに検討させてもらうわ」
「それ絶対にしないやつじゃない!」
当たり前だ、そんな社畜街道まっしぐらなことしてられるか。
「まあ、俺が普通に学校生活を送るうえで負担にならない範囲なら手伝ってやらんでもない」
「捻デレだな」
「捻デレね」
ほっとけ。
「俺たちは疲れたからもう帰るぞ」
「比企谷くんは待ちなさい、さっき悪魔って言ったことまだ忘れてないわよ」
このあとこってり搾られました。
続きの11.5話は以下で書いています
https://shoinsmith.com/elite-20220728/