捻デレボッチ主義の教室へ   作:松陰スミス

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14話:深淵をのぞく時深淵もまたこちらをのぞいているのだ

今回の話は本当は堀北兄と綾小路の喧嘩の前に行われることだったんですが、忘れてしまっていたようで、ここに入れ込みます。本筋にはほとんど影響がないので許してください。

 

 

では本編をどうぞ↓

 

 

 

 

 

教室に帰るとすでに綾小路たちが戻っていたので茶柱先生からの話を聞くとただのど忘れだったらしい。殺したろかあのクソアマ、

と思ったがなんだか須藤たちでも中間試験を絶対突破できるかのような口ぶりだったようだ。

この状況であいつらでも攻略できるとかチートじゃねえか。

チート?……裏技、………………………なるほどな。

              

 

 

放課後、いつも通り勉強会を始めようとすると、なんと須藤が試験までの一週間部活を休んで勉強に打ち込むと言い出した。不良が心を改めるのはよくある展開っていうかマジでやばい状況だからな。

加えて、これはハチマン的にポイント高い。

 

 

部屋に帰ったあと、ステークホルダーとネゴシエーションして疲れを感じたので飲み物を買おうと部屋の外に出ると、綾小路が下に降りていくのが見えた。

 

 

次のエレベーターで寮から出ると櫛田が柵の前にいて、

 

 

「あ〜~うざい」

 

 

へっ!?あんさんそんな声出せんの。一瞬誰か分からなかったまである。

 

一回素の櫛田を見たことがあったがここまでひどくはなかったぞ。

 

てか最近、夜外で事件起こすのがトレンドなの。怪盗キッドかよ。こんだけ目立ってたら中森警部も楽なんだがなあ。今回の場合はこっちが見つかったら問題とかいう謎ケースだが。

 

ガサッ

 

 

「誰?」

 

 

もしかして俺?めっちゃ心臓バクバクしてるんだけど。明石家さんまみたいに「見つかっちゃった」って出ていくのはどうだろう。

いえ、なしよりのなしですね。急いでハングライダーを用意しないと。

 

 

「ここで何してるの」

 

 

「ちょっと道に迷ってさ」

 

 

綾小路OUT!

とか考えながら携帯を構える。

 

 

「今ここで、レイプされそうになったって言ってやる」

 

 

「冤罪だぞ、それ」

 

 

「大丈夫、冤罪じゃないから」

 

 

拝啓 小町へ

 

どうやら友達のほうが俺より先に目の前で大人の階段を登るようです。

 

ちょっと羨ましいと思っている自分がいる、後で感想聞こ。

 

 

「どっちが本当の櫛田なんだ?」

 

 

「関係ないでしょ。あんたにもバレるとかマジで最悪。友達いなそうだから心配なさそうだけど」

 

 

「それはそうなんだが。堀北のことが嫌いならなぜ関わろうとするんだ」

 

 

分かってないな綾小路。いや、ほとんどの人にはわからないというべきか。小学校、幼稚園からぼっちだった俺だからこそ理解できる。人と深くかかわろうとすることに恐怖を覚えた俺と喜びを覚えた櫛田。両極端だからこそわかることがある。そして考え方の根本にあるのはお互いに承認欲求、ヒトに認めてもらいたいっていう気持ちを持ってること、櫛田に会って俺も気づいたわ。

 

だからと言ってジョブチェンジできるわけじゃないんだが。

 

話は終わったようなので見つからないように立ち去った。

 

 

 

 

続きの15話は以下で書いています

https://shoinsmith.com/elite-20220821/

 




続きの15話は以下で書いています
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