捻デレボッチ主義の教室へ   作:松陰スミス

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19話:仕事始めは突然に

暑い、ほんとに暑い、早く帰りたい。

 

 

「さて、報告を聞かせてもらおうか」

 

 

今目の前にいる鬼畜シスコンパイセンは中間試「シスコンではない、妹が大事なだけだ」それを千葉ではシスコンと呼ぶ。

 

 

ここは特別棟二階、堀北兄と中間試験の対策と結果について話し合うために来た。俺は場所はどこでも良かったのだがどうしても監視カメラのない場所がいいと言うのでここを選んだ。

 

何でも副会長の北雲だか、西雲だかに交流を知られたくないかららしい、本当に厄介事にだけは巻き込まないで!

 

 

そうでなくともすでに災害(櫛田、高円寺)に見舞われているのだから、早く保険が下りてほしいものだ。こんど茶柱先生あたりに請求してみようか。保険金代わりにマッカンを要求するのもいいなあ。

 

 

中間試験つっても俺が猪狩先輩から過去門もらったことどうせバレてるんだよな。

 

 

「お前がBクラスの猪狩から過去問を仕入れたことは調べがついている、俺が聞きたいのはどう反映させたかだ。俺の予想では一人くらい赤点が出ると踏んでいたんだがな」

 

 

 

やっぱりな。

クラスのアイドル(笑)の櫛田がいかに上手く過去問を利用しクラスに浸透させたかを伝えると、

 

 

「流石は比企谷、俺の見込んだ通りだ」

 

 

人の話を聞かないやつ(粗品風)。

たまにおる自分の中で完結させるやつな。

 

 

「それはそうと俺の投資はどうなった?」

 

 

「過去問はそんなに費用がかからなかったので10万まるまる残ってます」

 

 

精神的な費用は大赤字ですがね、

 

 

「それは良かった、この2ヶ月程度で溶かすようなことがあったらお前がシスコンであると一年Dクラスに言いふらすところだったぞ」

 

 

「何ですかその嫌がらせ、先輩にも同じことしますよ」

 

 

「お前が言って信用されるかな」フッ

 

 

言い返せぬ。

 

なんとか鬼畜シスコンパイセン戦略を実現できないか考えていると、

 

 

タッタッタッ

 

 

上の階から降りてくる足音が聞こえ、俺達はとっさに隠れて様子を伺っていると、赤い髪でカメラを持った女子が少し焦った様子で一階に降りていった。

 

あれは多分………

 

 

さらに上から

 

 

「くそっ、ほんとムカつくぜあいつら、弱えくせによ」

 

 

レットヘアーボーイまだ懲りてなかったの!?

 

 

 

 

 

 

須藤が去ってちょっとしてから、

 

 

「やったな石崎」

 

 

「ああ、これで龍園さんにいい報告ができそうだぜ」

 

 

「これでDクラスも終わりだな、須藤が切れやすくて良かったぜ」

 

 

新たな三人は知らないが話に出ている龍園というのはCクラスのボス猿のことだろう、この前櫛田が言ってた。

 

 

はあ、ま〜ためんどうな問題持ち込みやがって

 

 

「Dクラスはにぎやかで楽しそうじゃないか」

 

 

「俺的にはホント勘弁してほしいんですけど」

 

 

「これが事件化した場合生徒会が介入する可能性が高い、その時俺が証言すれば間違いなくDクラスが勝つだろう。

しかし、それでは面白くない。俺の証言は最終手段にしてお前たちDクラス自身の力で解決してみせろ」

 

 

「いや、やりたくないんですが」

 

 

「しなかったら…分かるな」

 

 

妹を人質にとるとは卑怯な。

 

 

「楽しみにしているぞ」

 

 

 

 

続きの20話は以下で書いています

 

20話:明日野郎は馬鹿野郎

 




続きの20話は以下で書いています
https://shoinsmith.com/elite-20220926/
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