捻デレボッチ主義の教室へ   作:松陰スミス

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21話:親しき中にも礼儀あり

古今東西誠意の気持ちというのは、まず自分がへりくだることでやっと相手に伝わる。

相手より目線を低くするのは当然のことで、

なんなら同級生であっても敬語を使ってもいいかもしれない。

相手をけなすなんてもっての外だ。

 

つまり何が言いたいかというと、

 

 

櫛田がベットで足を組み、俺が床で正座をしているのは間違っている。

 

 

 

 

 

 

 

放課後、部屋で佐倉のカメラが壊れたのは直接的に櫛田のせいではないが、佐倉は人見知りで心配症で繊細なやつだということを懇切丁寧に説明すると、

 

 

「は、比企谷ストーカーとかマジキモいんだけど」

 

 

あれ、俺おかしいこと一つも言ってなくない。

 

 

「まあ、私はクラスの人気者だからアフターフォローもちゃんとするけどね」

 

 

プルルル

 

 

「もしもし佐倉さん?いま大丈夫?」

 

 

見ーてくださいこの変り身の速さ、世の奥様方もびっくりのよそ行きの声

 

ん?ここでよそ行きの声にするということは櫛田は俺のことを身内だと思っていることにならないか………ならないのか。

 

ピッ

 

 

「比企谷、明日あんたと綾小路と佐倉さんの四人でカメラの修理に行くことになったから」

 

 

「え、それ俺いらなくない?」

 

 

「私もいらないって思ったけど、佐倉さんが比企谷くんは来ないのって言うから行くよって言っちゃった」テヘッ

 

 

そうゆうときだけ通常モードに戻るのやめなさい。

 

 

「まあいいじゃん。あ、でも男子二人女子二人だとなんかダブルデートみたいだね」

 

 

「いやいや絶対釣り合ってないから。」

 

 

「根暗そうな男子ランキング1位と5位だもんね。」

 

 

「一応聞いておくが1位は「もちろん比企谷くんだよ」被せんじゃねーよ、まあ分かってたけどよ」

 

 

「でも、デートだとして比企谷くんはその相手あたしと佐倉さんならどっちがいい?」

 

 

ほれほれ〜答えてみな〜

 

 

って感じで肘ツンしてくる、相手は佐倉がいいと言わねばと分かっていても実際目の前にあると目に入ってしまう、これが万乳引力の力か、

 

 

むむむ、なんとかこの状況を打開せねば、

 

 

ガラガラ

 

 

「湯上がりの私が一番美しい、そうは思わないかね。捻デレボーイ」

 

 

こ、高円寺ーー!

 

 

「は?なんで高円寺くんがいるの」

 

 

雨で浴室乾燥機を使っているから風呂を借りると言ってどうしようかと思ったがナイスタイミングだ。

 

 

「おや、誰かと思えば慈善ガールじゃないか。捻デレボーイも女子を部屋に連れ込むとはやるじゃないか」

 

 

その言い方は犯罪臭がするからやめてほしい

 

 

「今は私と比企谷くんがお話をしてるから入らないでほしいな。」 

 

 

「ふむ、元々すぐに立ち去る予定だったが、一言いわせてもらおう。私は先の佐倉ガールのカメラが壊れた件について君にも少なからず怒りを覚えているのだよ」

 

 

思わず息を呑んだ、普段は瞳の奥に隠れていた圧が全面に出ている。

 

 

矛先ではない俺ですらこれだ、おそらく櫛田は…

 

 

案の定、後ろに組んでいる手が震えていた、地獄のシャワー浴びたあとばりに。あれめっさ冷たくない?唇紫色になっても浴びさせてた教師はある意味体罰だと思ったわ。

 

 

まあここは助け舟出したるか。

 

 

「あー高円寺、櫛田は明日佐倉のカメラの修理についていくつもりだぞ」

 

 

「はっはっはここは比企谷ボーイに免じて見逃すとするよ」セイシュンジャナイカー

 

バタン

 

 

「助けてくれてありがと」

 

 

「まあ、ホントのことを言っただけだからな」

 

 

「捻デレだね」

 

 

櫛田にも言われるとは………って櫛田さん何してらっしゃるんですか、あなたの悪魔の実が俺のお腹に当たってるんですが

 

 

「ちょっとこのままでいさせて」

 

 

どうしちゃったの!?いつもの素はどうした。

 

 

クラスの人気者なだけあってくっそかわいいな。

 

 

思わずお兄ちゃんモード発動するとこだったじゃねえか。

 

 

 

続きの22話は以下で書いています

22話:休日出勤ですか?いいえサービス残業です。

 

 

 




続きの22話は以下で書いています
https://shoinsmith.com/elite-20221010/
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