捻デレボッチ主義の教室へ   作:松陰スミス

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今回は長めに書いているので、番外編ですが読んでいただけると幸いです。


29.5話:予習復習テスト勉強は一人でやるもんだ

「も~sin(π/6)=1/2でしょ、ばかだなあ比企谷菌は」

 

 

「んん?言い間違えてない櫛田さん。君だよね、菌じゃないよね。ファブリーズじゃ除菌できませんよ」

 

 

「はははは、比企谷君面白ーい」

 

 

楽しんでいただけたのなら結構なんだが、なんでこんなことに。

 

 

 

~3時間前~

 

 

「それではこれから期末テストの結果を発表する」

 

 

「赤点は、退学者はいないんですよね?」

 

 

「池よ、まあ落ち着け。喜べ赤点を取った生徒は一人もいない」

 

 

「まあ、あの簡単なテストで赤点を取るやつとかいないよな~」

 

 

「何言ってるんだよ春樹、昨日はやばいやばい言ってたじゃん」

 

 

「安心するのもいいが、これから夏休みに入るため次の中間テストまでの期間が空くことになる、その間十分に復習をしておくように。そしてこれが今回のお前たちの成績だ。何人か赤点すれすれの生徒がいるので気を付けておくように。なお8月になったら実際に分かることだが、今回のテストはクラスポイントに反映されないので十分理解することだ」

 

 

 数学

 ・

 ・

 ・

40位 比企谷八幡 39点

 

 

な、んだと………………

 

 

退学になったらやばいと思い結構勉強したんだが、やはり苦手なものは苦手なようだな、諦めよう。

 

 

問題はこれで掘北兄に知られるとマズイということだ。あのしごきをもう少し妹に分けてあげてほしい、きっと喜ぶだろう。

 

 

ピロン

『本日19時にそちらに向かいます 櫛田』

 

 

こわっ、いつも部屋に来るときは『ホットココア用意しとけよ』とか『今日は一発殴らせろ』とかなのに、あれだよ強面の先生が怒鳴り散らかすよりもいつもは穏やかな先生が口元だけ笑ってるほうが怖いやつ。

 

 

「どうした、勉強してなかったのか?」

 

 

「どうやら俺は数学に嫌われてるようだ。そうゆう綾小路も中途半端じゃねえか」

 

 

ほんとはもっと取れるのに全く何してんだこいつは……

 

 

「まあ俺はこんなもんだ」

 

 

「そうだ、二学期に向けて今日一緒に

 

 

ピロン

『フタリキリガイイナア 櫛田』

 

 

とりあえず打ち上げで池たちとカフェにでも行くか?」

 

 

池がいれば櫛田も積極的には来たがらないだろう。

 

 

「比企谷がさそうなんて珍しいな」

 

 

どんな耳してんだ? 

 

見聞色の覇気使ってるんだって言われても違和感ないわ。ちなみに俺は孤立色の覇気を使っている。これは生まれ持ったもので限られたものにしか発現しない。つまり俺に近づいてきた綾小路は同じように孤立色をだして相殺してるわけだ。

 

 

「嫌ならいいんだ」

 

 

「たまにはいいんじゃないか」お~い池、山内。

 

 

「へ~、比企谷君楽しそうな話してるんだね。私も一緒に行っていいかな」

 

 

夜に会うのにどうゆうつもりだ?

 

 

「いや、男子だけの会なんてつまらんだろ。池や山内だっているし」

 

 

「え~だって比企谷君が誰かをさそうなんて珍しいなあと思って」

 

 

(櫛田が目配せをしてきたぞ)

「いや、今日はテストの結果も帰ってきたし部屋でゆっくりしようと思う(これでいいんだろ櫛田)」

 

 

「じゃあ仕方ないね、私と二人でカフェに行こうか(珍しくナイスだよ、綾小路君)」

 

 

あれ、池と山内は?

 

 

 

 

 

 

当然と言ったらなんだが結局カフェなんかに行くことはなく(なぜか櫛田は残念がっていたが)、直帰した(櫛田とともに)←ここ大事

 

 

早めに来たならちょうどいいと先に勉強するらしい、やっぱり数学の点に問題があったんですね。

 

 

そしてこれは謎だが夕飯をふるまってくれるらしい、「比企谷くんの胃袋をつかんじゃうんだからね」と余所行きボイスを浴びせられた。何のつもりか知らないが小町の料理で鍛えられた俺の舌をなめるなよ。

 

 

まあ、その前にオロチマルもびっくりの羅生門(数学)を超えなければならないのだが。

 

 

「も~sin(π/6)=1/2でしょ、ばかだなあ比企谷菌は」

 

 

「んん?言い間違えてない櫛田さん。君だよね、菌じゃないよね。ファブリーズじゃ除菌できませんよ」

 

 

「はははは、比企谷君面白ーい」

 

 

県大会二回戦でシード選手と当たった時のラリーを繰り広げながら勉強をしていると徐々に接近してくるではないか、もう少しでAT(アンチ友達)フィールドが破られちゃう。

 

 

そして、俺の横に座ると体を寄せ手を伸ばして俺のノートに文字を書く。一行書くごとに茶髪が当たり、いい香りが漂ってくる。

 

 

いかんいかん、このままではちょっと良くない同級生になっちまう。

 

 

反射的に上半身をそらしてしまった。

 

 

そのメロンはずるいと思うんですよ(俺ガイル6.5巻26ページ)

 

 

 

「比企谷、言っとくけどちらちら私の胸見てるのバレてるからね、今まで誰にも言われなかったかもしれないけど。まあ私は普通の女子より視線に敏感なのもあるけど」

 

 

この告発から俺の額がフローリングにつくまで約0.14秒。ギネス記録を狙えるレベルである。テレビの向こう側の記者会見もぜひ見習ってほしい。

 

 

 

「いやそこまでしてほしいわけじゃないから。嫌さ加減で言うと池やほかの男子がカビだとすると、比企谷は油汚れみたいな?」

 

 

何でそこでクエスチョンなの。てか俺の視線はそんなに粘着質でしたか。

 

 

「もう! とにかく謝らなくていいから、比企谷は」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ちなみになんで私を呼んでくれなかったの、あのとき私暇だったのに仲間外れにされて悲しいなあ」

 

 

「いやそれは色々諸事情がございまして」

 

 

「ごまかさずに教えてほしいんだけど」

 

 

「そのー、佐倉を追っかけてた犯人がちょっと危なそうなやつだから、高円寺がいると安心かなと」

 

 

「ふ~ん、つまり私を危険にさらしたくないから遠ざけたってことだよね。私のことが大事だから」

 

 

本当に忘れてただけなんだけど。

 

 

「いや決してそうゆう「そうだよね!」はいそうです」

 

 

「ふんふ~ん」

 

 

何で少しうれしそうなんですかね、いや機嫌がいいのはいいことなんだけど。

 

 

「よ~し、じゃあ後100問解く予定だったのを80問に減らしちゃうぞ」

 

 

ジャパネット櫛田は今日も営業中だ。

 

 

 

 

続きの30話は以下で書いています(ブログなので無料です)

30話:それでも比企谷八幡は呼び渋る

 




続きの30話は以下で書いています(ブログなので無料です)
https://shoinsmith.com/elite-20221211/
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