捻デレボッチ主義の教室へ   作:松陰スミス

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32話:お前の手柄は俺のもの、俺の手柄も俺のもの

世の中は声の大きいものが得をするようにできている。

クラスの陽キャグループしかり、組織の権力争いしかり。

 

 

つまりスポットの機械を最初に見つけた俺ではなく声高々に宣言した池に手柄を取られたことは必然であって悲しむべきことではない。本当に残念じゃないんだからね。

 

 

「比企谷君は運もないのね」ふふふ

 

 

運以外に何がないんですかね。

 

 

「べ、別にぃ手柄とかどうでもいいしぃ」

 

 

「心配しなくても比企谷くんのことは私が見てるよ」

 

 

「お、おう」

 

 

やめてーーー見つめないでーーー

 

 

そのつぶらな瞳で浄化されりゅ〜

 

 

「なんてね、ドキドキした?どうなのよ、うりうり〜」

 

 

この子(櫛田)の目は完全に濁ってますね。ないわ〜ボッチに対してそれはないわ〜

ぼっちマイスターの俺でなきゃ勘違いしちゃうね。

とはいってもずっと近くにいるといろんな意味で危険なのでスポットの周りを一人で調査する。無心で木の枝を拾うんやー。

 

 

 

 

 

〜櫛田サイド〜

 

 

いるんだよね〜ああゆうやつ。普段大したことないくせに、たまたま自分の得意分野だったときに調子に乗って告白してくるまでがワンセット。

はぁ、去年の体育祭は大変だった。

 

 

それに引き換え比企谷君は…ボッチ街道一直線だよ。あの事故紹介の綾小路君でさえ、にっくき堀北と一緒にいるのに。

 

 

ひとりじゃどんなに頑張っても認めてもらえないよ。

 

 

私が見てるのは…そうたまたまよ。別に何かあるわけじゃあない、時々あいつの部屋にストレスの解消に行くだけ、それだけだから。

 

 

「あ、櫛田さん。そっちの準備手伝うよ」

 

 

「ありがとう、松下さん」

 

 

人のことをよく見ることに関して松下さんもなかなかのもんなんだよね。まあ私ほどじゃないけど。あの三バカ(女子版)の中でも頭抜きん出てるってゆうか、もしかしてばかじゃない?

 

 

「さっき誰かと話してなかった?名前が出てこないんだけど、えっとひ、ひ、ヒキタニくんだっけ」

 

 

はい、バカ認定です。

 

 

「比企谷君のことかな。間違えたらかわいそうだよ」

 

 

「ごめんごめん、比企谷君だよね、ちゃんと覚えたよ」

 

 

ふ~ん、意外とすぐに謝るんだ。これが篠原さんなら「ごめん(笑)めっちゃ影薄くて名前忘れてたわ~」ぐらい言いそう。むしろオブラートに包んだほう。

 

 

「まあ、実際女子の中なら私か堀北さんくらいしか話してないしね。松下さんが知らなくてもおかしくないよ」

 

 

「へ~堀北さんとも話してるんだ。櫛田さんよく知ってるね」

 

 

今日で一番笑顔だけどやけに私の目をじ~っと見てる。あ、これ私の反応を見てるやつだ。

私と化かしあいとかしちゃう~?ふふふ、松下さんには千年早いぞ☆

 

 

「まあね、私はクラスのみんなと話すほうだけど、堀北さんと綾小路君と比企谷君はちょっと特殊だから記憶に残るんだよね」

 

 

「ふ~ん、でもさっき話してた感じ他の男子への対応とは違う気がしたんだけどな」

 

 

「実はね、比企谷君はこの学校へ来るバスで初めて会って話した人で友達になったから、他の人よりちょびっとだけ気にかけてはいるかな」

 

 

「今回はそうゆうことにしとこうかな」

 

 

「もう、ほんとにそれだけだよ」

 

 

むむむ、全然ごまかせてない。てゆうかごまかすほどやましいことないし。たまに遊びに行って、向こうの部屋に出入りしているだけだし。

松下さんは侮れないかな。

 

 

続きの33話は以下で書いています(ブログなので無料です)

33話:無性にチネりたくなるのは俺だけだろうか




続きの33話は以下で書いています(ブログなので無料です)
https://shoinsmith.com/elite-20230116/
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