春夏秋冬廻の事件簿(仮)   作:てんぷら25

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初投稿ですよろしくお願いします。


今日もいい日になりそう♪

私の名前は春夏秋冬 廻(ひととせ めぐる)

 

今年大学を卒業したばかりのピカピカの新社会人……だったのも過去のこと。

就職に失敗した私が卒業前に滑り込んだ会社は絵に描いたようなブラック企業だった。

まさか入社式をした次の日から山奥に連れて行かれて新入社員教育が始まるとは思わなかったね。

三日目で退職したのは英断だったとしか言えないかな。

(その会社はもう潰れたし)

 

そんなこんなで無職になった私はしばらく家でゴロゴロしながら漫画やアニメやゲームに勤しんでいたけどある問題が出てきた。

それがお金だ。

 

そう、何をするにもお金が足りない。

昔貯めていたお金があるけど家賃を含めた生活費には足りていなかった。

(ソシャゲに課金したのも痛かった)

 

お金を稼ぐには働く必要がある。

しかし私は新卒でヤバい会社に当たったこともあり労働意欲が恐ろしく低下してしまっていた。

お金は欲しいが働きたくない。

もしくは楽な仕事で大金を手にいれたい。

難しい問題だが、それをどうにかする方法が私にはあった。

 

なぜなら私には他の人とは違う特別な才能があったから。

それが「窃盗(スリ)の才能」

 

生まれた頃から持っている私だけの特別な才能。

物心つく頃には使うことを控えるようになっていた才能。

それを遺憾無く発揮することにした。

 

私は人の集まる場所でスリを繰り返した。

勿論人にバレるなんてヘマはすることはなく、順調にお金を手に入れた。

 

最低賃金なんて時給1000円を少し超えるくらいなのと比べると、

人の集まる場所でスリをすれば1時間で10万円以上稼ぐのは簡単だった。

そうなると一週間に一時間程度の稼動で充分に稼ぐことが出来る。

時間対効果は抜群で余った時間を趣味に使うことが出来るのだからなんと素晴らしいことか!

 

まぁ、最近はキャッシュレス決済を行う人が増えていることもあり、

現金を持ち歩く人が多い場所を何ヵ所かローテーションする必要もあるが許容範囲だろう。

 

本当ならいけない事だと分かっているけど生きるために必要な事だし仕方ないよね。

そもそもスリをしなくちゃいけなくなったのは元はと言えば入社した会社のせい。

つまり私は悪くないのだ。

(何ヶ月も続けているけど)

 

 

 

 

そろそろ前回稼いだ分も少なくなってきたことだし、今日は一仕事することとしよう。

とりあえず、ソシャゲの周回したら喫茶店でゆっくりしながら時間を潰そうかな。

そのあとは夕方の人混みを狙ってスリでもしよう。うん、そうしよう。

 

天気もよくて良い気分。

今日もいい日になりそう♪

 

 

 

ん、家に誰か来たみたい。

Am@zonで頼んでた荷物……じゃない。

二人組?誰だ?

 

 

 

 

 

 

 

 

「警察です。春夏秋冬廻さんですね。少しお話を聞きたいので署までご同行願えますか」

 

詰んだわコレ。

 

 

 

 

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