「英霊について説明したからあとは頼んだわよ。」
「分かりました。これから召喚について説明します。本来は英霊を召喚するには触媒、縁のある品物を用意する必要があります。今回は触媒無しでもできる状態にはなっていますが安定はしません。」
マシュは説明しながら魔法陣の1つに立った。
「英霊と縁を結ぶために皆さんの血液を使わせて頂きました。」
暗くてよくは見えないが描かれている文字や線は少し赤かった。
「そういえばけったいな量持ってかれて死ぬかとおもたわ。」
逢川めぐみの言う通り入隊前に健康診断として血液検査を行ったのだ。
「召喚に必要最低限の量と適正を測ったので摘出量は人それぞれ変わりますね。」
「なんか私のだけ注射針腕ぐらい大きかったんですが!ホントに死ぬかと思った!」
「んなわけねーだろ。てか刺してたらここにいないだろ。」
「確かに!」
國見タマのボケ(?)も終わり緊張感が出てきた。
それぞれの魔法陣の前に案内されその時を待っていた。
「では最後に詠唱についてです。デンチョにメッセージを送ってあるのは確認してますね。」
「あー…確か今日の夕飯が刀削麺だって話だっけ。」
「夕飯の案内がここで役にたつとでも思ってるのか。しかも好きだな刀削麺。」
「刀削麺の素晴らしさを知らないの?!あの料理は…」
「分かったって!これ前もやったよな!」
「2人とも仲良いですね。」
マシュから言われハッと意識し少し照れた和泉の顔を茅森は見逃さなかった。
(部屋帰ったら言ってやろ〜)と小悪魔になっていた。
「でもこんな長い文章みたけど練習なしで言うの難しくない?」
「噛みそう…」
東城つかさと朝倉可憐の悩みは最もで、詠唱は長いうえ単語の言い回しが複雑である為フリガナ付きとは言え難しい事に変わりはない。
「確かに難しいですが形式上やらないといけないことなんです。ただ、噛んだり分からなくなっても言い切れれば大丈夫なので落ち着いて唱えてください。」
マシュは丁寧に答えた後、真剣な眼差しになった。
「最後に利き手を魔法陣と平行になるように出してください。文字が見ずらくなってしまいますがよろしくお願いします。では、私の合図で初めてください。」
そしてマシュは部屋を出て少し経ち
『皆さん初めてください。』
と合図が出た為、各々唱え始めた。
『
閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。閉じよみたせ。
繰り返すつどに五度。
ただ、満たされる刻ときを破却する。』
唱え始めると魔法陣が青く光始めた。
ここまで来たらやるしかないと一同は思い続けた。
『――――告げる。
聖杯の寄るべに従い、この意、この理に従うならば応えよ。
誓いを此処に。
我は
我は常世総ての悪を敷しく者。
汝 三大の言霊を纏う七天、
抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ―――!』
言い終わると同時に閃光弾でも炸裂したように目の前が白くなった。
あまりの眩しさに茅森は尻もちをついてしまった。
次第に目が慣れ恐る恐る目を開けるとそこに1人の男性が立っていたた。
「サーヴァント アーチャー。召喚に応じ参上した。」
ホールの電気がつく中スポットライトのように2人を照らしていた。
今、運命の歯車が動き出す。
まぁ1話目で誰呼ばれるかバラしてましたがここから本番です。
在り来りな組み合わせですけどこれしか思いつかん…笑