「「実験動物としての生を歩む」」   作:しろかぴ

3 / 4
まさかこんなに投稿遅くなるとは…。理由は特に無いです。ちょっとサボってた時期がありました。
あと、今回からタイトルの数字のあとに文字入れてみたんですけどどうですかね?ネタバレっぽくなっちゃうならやめます。


〜3〜出会い

 ふわぁ…。

 よく寝たよく寝た。

 普通に寝ただけなのに丸1日寝た気分。

「今日もご飯をおいておいたから食べてくれたまえ。」

「ガウ!」

「まあ、そう吠えずにね。」

 返事のつもりなんだけどな…。

 ご飯かー。どんなのだろ?お肉食べたい気分だなぁ。

 そう思いながらご飯を見てみる。

 …。これ生肉では?やっぱり何か抵抗あるんだけど…。

 え、大丈夫?この建物内に料理できる人いないの?

 こんな考え事をしている内にもお腹は減るので恐る恐る生肉を食べてみる。

 あれ、結構おいしいな。味覚が人間のときと変わっているのかな?

 

 

 

 ふう。お腹いっぱい。だいぶ量を食べた気がするけど気のせいだよね(白目)。

 っていうか、昨日普通にこれ食べてる記憶あるんだが?あと、その記憶、俺四本足で立ってるんだけど?え、これ本当に俺の記憶?

 うーん。考えてもわからないなぁ。合成獣になってからちょっと頭悪くなった気がするけど、これは人間の脳でもわからなさそう。

 うっ、沢山寝たはずなのにまだ眠い…。食後の睡眠ってやつ?あ、もう無理…。

 

 

 

 

 

 うーん?あれ、俺、なにしてたんだっけ…。

 あ、そうか、寝てたのか。いやぁ、楽な生活だなぁ。

 そう思いながら目を開ける。

 閉じる。

 え?何で閉じたのかって?いやー幽霊なんているわけないでしょ(笑)しかも、俺とそっくりで顔しかない幽霊なんてありえないよね(笑)きっと寝ぼけてるんだよ。次に目を開けたらいなくなってるって。

 いくよー。開けるよー。せーの!

 ?????

 まだいるんだけど…。

 え、誰?俺人間の頃そんな恨まれることした?っていうか幽霊とか存在するの?どういう状況?

『どういう状況かは、我の方が説明してほしいのだが…。』

 いやぁ!しゃべった…わけではない?

 頭に直接伝わってくる感じだな。

『え?伝わった?マジ?』

 なんかあっちも困惑してるんですけど…。

『いやぁ、この状態では声が出せなくてな。こまっていたのだ。』

 アッハイ。

 っていうかこっちの考えも『あー』伝わってない?どのくらい伝わって『あー』るの?

 いやうるさいな。

『すまん、少し試していた。多分これは、強く思うと伝わるぞ。だから、お前の考えは大体伝わってきている。』

 え、恥ずかし((

 っていうか、君は誰?

『我の体を勝手に使ってるくせに何を言う。』

 え?これ、俺の体だよ?

『え?』

 え?

『…』

 …

『…どういうことだ?』

 いや、知らんよ。

 えっと、状況を整理すると、俺は合成獣で、合成獣以前の記憶がなくて、合成獣になってから俺がしてないような記憶がある。

『あ、それ、我もある。』

 で、俺は元人間。

『我は元狼。』

 で、どういうこと?

 …やめて、ジト目でこっち見ないで。

『おそらく、お前も我も同じ体を使っている。で、もともとの種族が違うのだから、合成獣になる前のお前と我が合成されたのだろうな。』

 要は、これからずっと一緒ってことか。

『まあ、そうだな。…ところで、我もその体を使いたいのだが…。』

 そっか、同時に使えないもんね。ただ、どうすればいいのかな?

『たぶん、今の我は魂的な状態だ。だから我が体に入ればいけるのではないか?』

 なるほど。

『やってみるぞ。』

 はーい。せーのっ!

 …あれ?はやく入りなよ。

『む、入れないぞ。』

 えー、じゃあどうすr…

 

 

 

 視点が変わった。

 お、我の体だ。魂の状態もちょっと面白かったが、やっぱり体はいいなぁ。

『わっ、変わった?』

 ふむ、同時には入れないようだな。その証拠にあいつが魂状態になっているぞ。

『なんで最初は入れなかったの?』

 おそらく、場所だと思うぞ。我は尻尾に入れた。

『なるほど。俺も一回やってみてもいい?』

 えっ、我の体タイムもうおw…

 

 

 確かに、尻尾にはいれたね。ただ、まだ変わるときの視点の変化に慣れないなぁ。

『そういえば、昨日まであっちに扉あったか?』

 ん、確かに。行ってみる?

『おう、いいんじゃないか。』

 賛同も得たので行ってみよう。

「お、気づいたかい。そっちには君の身体能力を試すためにつくったアスレチックがあるから挑戦するといいよ。」

 わっ、いたのか、忘れてた…。

 扉の前になんか文字が書いてあるけど読めないのでスルーして入ってみると…。

 わーお。でけぇ。

『こんなものいつつくったんだ…』

 やってみようか。

『そうだな。我らの身体能力もよく分かってないからな。ちょうどいいと思うぞ。』

 

 

 

 

 

『…余裕だったな。』

 余裕だったね。

 今はアスレチックで濡れた体を用意されていたタオルで乾かしている最中です。なんか普通にアスレチックに泳いで進まないといけないところがあったんだよな…。

『でも、結局我らの身体能力はよくわからなかったな。』

 確かに。ちょっと余裕すぎてね。あと、比較対象もいないし…。

 はぁ…。もう、やることもないし寝るか…。

 おやすみー

『ああ、おやすみ。』

 あれ、魂状態のときって寝れるのかな…。

 

 

 

 

 

 

──────────────

 観察日記3

 そろそろ精密検査をしようと思ったので餌の肉に睡眠薬を混ぜておく。そろそろとか曖昧な表現を使っているがここの判断に明確な基準はなく、育てている者の判断に任せられるのだ。

 そして、何かを不審に思ったのか睡眠薬入り肉になかなか食いつかないね。ただ、空腹に負けたのか、その後はガツガツ食べ始めた。その後はちゃんと寝てくれて安心したよ。たまに薬物系を無効化する実験体もいるからね。

 寝た後は検査室までこの合成獣を運ぶ。面倒くさいので素手で持っていったがなかなか重かった。

 精密検査の結果はここではないレポート紙にまとめておこうかな。

 精密検査が終わって何時間かすぎて合成獣が目を覚ました。彼はおそらく昼寝程度の睡眠だと思っているだろうが実際は寝始めてから10時間程度はたっている。こっちの都合はいいから問題はないが。

 目覚めて少し経ってからつくったアスレチックに彼は気づいた。彼の身体能力は非常に気になるのでよく見ていようと思っていたのだが、結果はつまらないものになった。なぜなら、ほぼ全ての障害物を跳んでスルーしてしまったからだ。苦戦したところはなし。強いて言うならば最後の水泳ゾーンは遅かったかな。犬かきだったし。

 まぁ、身体能力は極めて高いことは分かったので良しとしよう。

 精密検査もしたし、そろそろあの方の元へ連れて行く頃かな。楽しみにしてくれたまえ。》




主人公とかの名前、どうしようかな…。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。