カオ転三次 転生者がガイア連合山梨支部を作る話   作:カオス転生三次っていいよね

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カオス転生転生者にバリバリきついので賛否両論かも知れません

あと反響が凄かったので初めて投稿後編集します、転生者集団の実力面について 
はっきり言って才能の残酷さと大異界をある程度自由に使える、サポートが手厚く無茶もさせられる、限界を見極められる教官(葵)ですくすく育ってレベル20オーバーで戦闘技能も円熟してます、足りないの精神性だけです


転生者三者三様

「佳乃姉さん、指定されてた転生者集団・・・ある程度鍛え上げられたよ」

「・・・はぁ、うん。ごめん葵、ちょっと、心固めさせて」

 

 最初は転生者が欲しいと思っていた、今も必要だと思っている。

 けれど、同時に思ってしまうことがある。転生者は組織としてはいらない、と。

 才能も凄まじい、知識も多い、今より発展した現代で知識を蓄え、場合によっては女神転生と言うゲームである程度起こりかねないことや効率のいい鍛え方、あるべき未来像や便利な道具、作るべきものを思い浮かべられる。

 そしてはっきり言って現地人とは比べ物にならない性能を持つのが転生者である。特に才能の差は大きい、現地人がレベル5や6、才能があっても10で止まる中で最低ラインでも60をキープしているようなバケモノぞろいだ。

 

 そのうえで思う。あんなやる気がないくせに特別扱いを求め、面白半分で遊びのように私の血を吐く思いの救援を潰したような人間ばかりの集団を、どこまでも真面目に使命感に燃えて本気で国を守るために力を尽くしている中に混ぜるべきではないだろうと。

 いや、はっきり言って私怨が入っているのは分かっているのだ、自覚もしている。あのときのことは私のやり方も相当まずかったし。

 だが会いたくないと思ってしまう。会うと決めたのは私だし直々に指令を出すとも決めたのに、

 

 受ければ覚醒者になれる、私の作った今のガイア連合で行っている修行より格段に緩いショタオジの作った修行。前世でそれを嫌だと受けずにいたのが何人いた?

 うじうじしているなと自分で思う・・・だけれども・・・

 

 燻っていると葵がじっと目を合わせて、落ち着いた声で話し出す。

 

「姉さん、やるんでしょ?」

「・・・うん」

「必要だって思ってるんでしょう?」

「・・・うん」

「怖い?」

「・・・うん」

 

 結局のところそうだ、私は葵や義孝以外の転生者と会うのが怖い。

 事務所の片隅でPCを弄っていた前世の自分を思い起こさせる相手に会うのが怖い。

 ガイア連合の盟主である佳乃でなくなってしまいそうな相手と会うのが怖い。

 だからこそ心の中で必死に罵っている、我ながら器量が小さいというか・・・みっともないというか。

 

「一緒に行くから、それに悪い人たちじゃないよ。

 転生者だって明かしてないからかもしれないけど、鍛錬自体は真面目で、今は戦うのがやるべきことって分かってくれてる。

 今まで仲間になってくれたガイア連合のみんなと変わらない」

「・・・ごめん、葵、情けない姿見せたね

 ふぅぅ・・・よし!行く!」

 

 ぱぁんと頬を張り気合を入れなおす、よっしゃ行くぞ!!

 

 

 

 

―――――――――――――

 

 ガイア連合というものすっごい聞き覚えのある怪しげな組織に会社ごと取り込まれ、なぜか目をつけられたときはあ、終わった・・・と思った。

 だが聞いてみれば地元の霊能者が集まってる組織だし、やってることも地方や家の枠超えてまとまって実力主義で鍛えまくって今起きてる異変に対抗しようぜって割と健全なことだ。いやまぁこれからオワタになるのかもしれんが。

 実際問題メシアあるとかやべぇよぉ・・・って思ってたから今回のことはある意味渡りに船だった、組織内で教えられたことだと国内の失踪かなりメシア教関わってるし、俺と一緒になった転生者仲間の中にはメシアの国内支部にさらわれそうになったのまでいた。

 

 対抗する力をつけるのは悪くないし、幸い転生者ってのは才能に恵まれているらしい。

 すくすく育ち・・・そして全員まとめて集められた、お偉いさんと会わせられるって事で・・・うん、怖い!!

 転生者仲間と駄弁りつつ待っているとじりっと背筋に圧が走る、あ、やばい、だまらな

 全員が一気に黙ったところで見覚えのある太ももが入ってくる。

 ガイア連合に入って良かったと思える最大の点、ナマ牛若丸が見れる・・・まぁ鬼教官だし雑念出してっとシバかれるんだけどな!!

 

「控えい、これより盟主がお主らに命を下さる。

 敬いて拝せよ」

 

「「「「「ははぁ!!!」」」」」

 息を合わせて畳床に頭を擦りつける・・・やらないとめっちゃ周りがキレるんよなこれ。

 公になんと不敬な!とかで。

 

 たんたんと小気味良い足音を立てて盟主とやらが入ってくる・・・威圧感やっべぇな、戦闘向けではないって話だが・・・きっつ。

 

「顔上げなさい、これから命令するのはアンタらの才能見込んでの事よ。

 成功させてもらわないと困るからきっちり聞きなさい、良いわね」

 

 想像していたよりずいぶん軽い語調で盟主が語りだす、言われた通り顔を上げると・・・うお、若いし美人だな、幹部用よりさらに煌びやかなガイア連合の制服が似合ってる。 

 

「これからアンタらには武田義嗣をリーダーに海外救援に行ってもらうわ、メシア教の連中にこれ以上好き勝手ヤラレると不味いけど、下手に全面戦争やらかすとどうしようもなくなる。

 追い詰められてる魔術結社や現地霊能組織を説得して隠密で連れてくるのがアンタらの仕事。

 ・・・それと、現地でアンタらみたいに才能豊かな奴ら見かけたら何が何でも説得して連れて来なさい、メシアに目つけられたら死ぬか、死ぬよりひどい目に合うかよ」 

 

 ・・・え、海外派遣されんの俺ら?

 

 

 

―――――――――――――――――

 

 

 ドォン、ドォンと派手な音をさせて霊能者の使用前提に作られたバケモノ銃器をぶっぱなしまくる。

 魔法での火力は弱点付いてダウン取る事メインだから期待できないし、こういうとこで補わないとな。

 

「精が出るなぁ、そんで腕も良い、全部あのとんでもなく速い的に当ててやがる」

「おっさんか、人いないから良いが気ぃ付けとけよ、これでも俺は偉いし敬われてるんでな」

 

 ガイア連合の拡大に伴い、表の会社を地元有力地主としてのコネや資金で傘下に収めたり色々とやっている。

 その時ついでに中から才能ある人間を抜き出したが・・・その中にはそれなりに転生者がいた。

 佳乃からは転生者ってだけで同族意識持たれてたかられたり舐めた口たたかれると組織として不味いって事で基本秘密にするよう言われているが、俺と葵双方の目で見て問題ないであろう現地に負けないくらいマジな相手には漏らしてもいいともいわれている。

 

 そしてこのおっさんは数少ない認められた相手の一人と言う訳だ。

 十六大地獄修行も乗り越え、いずれは俺の部下として動いてもらうことになっている。

 

「そういえば何人か呼び出し食らってたがなんだありゃあ?俺みたいに兄ちゃんらも転生者だって知らされてるのは外されたみたいだが」

「言いたくはないが・・・まぁ言わない方が不審か」

「なんだ?ヤバイことか?」

「ヤバイっちゃやばいな、転生者内でも選別やってるって話だ」

「・・・生臭そうなの出て来たなおい」

 

 実際当初は俺も少し疑問に思ったが・・・才能で言えば遥かに上だというのに同じ時期入った名古屋や金沢の新人どもより遥かに早く音を上げ鍛錬の場で甘ったれるやつや、見えんとでも思っているのかトイレで掲示板に陰口や葵への劣情を書き込むアホ共見て気が変わった。

 才はあるし使わねばどうにもならんのは確かだが、高い使命感と危機感を持っている現地の人間と違って現代という平和な時代の感覚から抜け出せておらず性根がどうしようもないやつが割といる。

 おっさんのように家族を守る、部下や会社の人間を生き残らせてやりたいと地に足付けている人間でもなければ、組織の中に入れても不協和音を立てるだけだろう。 

 

「選別って言っても粛正するだとか追放するだとかじゃあない、そこは安心してもらって良い」

「当たり前だ、そんな組織ならとっとと飛び出す」

「転生者って言っても結局この地に生きる人間だ、それが分かってないでゲーム感覚の奴らがいるだろう」

「あぁ・・・まぁしゃあねぇだろうがよ、ただでさえあり得ない二度目の人生で、しかもメガテンだぜ?ゲームの世界で手から炎出したり風出したりできて自分は天才様だ、ふわつくのも仕方ないだろう。

 結婚でもすりゃ一発で落ち着くだろうよ」

「それを待っていられる余裕もないんでな」

 

 がちりと60口径のマグナム弾を詰めなおし、再度的を撃つ、今度はさっき開けた穴を通して他の的に当てるか。

 

「生き延びられるだけの実力が付いたと判断したやつから独立部隊として海外派遣する、元からあっちに居る転生者への対応も必要だとは思っていたのがあるし、なによりメシア教が暴れまわる本場だ。

 本物の紛争地帯に突っ込めば流石に目も覚めるだろう、葵がそれでも生き残れるように鍛えた」

「おいおい・・・スパルタ過ぎんだろ、折れるぞ?」

「そうはさせん為に連合でも初期に参加した指折りの優秀な指揮官をつけるさ、元々実力だけは有るんだ、今戦線で出てる中で最強格のパワーだの程度なら一対一で対峙しても逃げられる。

 それに折れても甘いまま死ぬよりかは良い」

 

 腹に響く音を立てつつ銃を撃ち続ける・・・っち、穴が広がってる、かすったな。

 

「あの性根のままだと技術班にすら回せんからな、失敗や想定外が自分では償えないことを引き起こすのだと分からん天才など無能より質が悪い」

「分かるが・・・怖いねぇ、転生者としての仲間意識ってのはなしかい?」

「あるさ、最初っから仲間だった葵と佳乃にはな。他は所詮多少気に掛ける他人だ、アホなら見捨てるしまともなら諸手を挙げて歓迎してやる」

 

 ドォンとライフルか何かのような音を立てて最後の銃弾が放たれ、合間に挟まれた人の的に掠らせもしないまま全ての悪魔を模した的の頭に穴が開いた。

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――

 

 

 ひゅるぅりと軽やかに型稽古染みた鮮やかさで髭面の転生者と葵が剣を交わす。

 まるで全て初めから決めているかのように迷いも躊躇いもなく、凄まじい速さでありながら互いに掠ることもなく木刀と木刀が閃く。

 当然これに台本や打ち合わせた型などない、葵とその弟子がただ無心に振った剣が自然とそうなっているというだけである。

 

「師匠ー、拙者の初陣は決まり申したかー?」

「うん、僕と義孝兄さん、あと義孝兄さんの方も部下連れて4人で阿津賀志山異界を攻略する。

 始めから大異界になるけれどいいかな?」

「お任せくだされ!」

 

 自らが師範を務める剣術道場の門下生が来ぬ、可笑しいと調べ上げ、父母や教師から様子がおかしかったと情報を集めてついにはメシア教に辿り着き、攫われた子を救うのだとメシア教教会に殴り込み捕らえられたところを葵に助太刀されたことを縁として参加したこの男。

 才に恵まれ心強く、師にも恵まれたその実力は新参ながら既にガイア連合の中でも指折りの物であった。

 

「しかし・・・外国に出されたという同胞は無事で帰って来ましょうか?

 やはり拙者もそちらへ・・・」

「仮にも河内源氏の流れを汲む武田家を継ぐにふさわしいと認められた武人が率いているんだ、あまり心配するものでもないよ。

 それに精神鍛錬も兼ねているんだ、君が行っては甘さが出てしまう」

「うぅむ・・・師匠がそう仰るのならばあえて言いはしますまい」

 

 言いつつ乱れた心を読んだ葵が弟子の木刀を跳ね上げ、額を打つ。

 

「僕は僕にできる限り彼らを鍛えた、はっきり言って一般の戦闘員は山梨からついてきてくれるのだって単純な力なら彼らに抜かれてしまったくらいだ。

 彼らを心配するよりも君は国内の平定が仕事だ、まずはそれをしっかりとこなしなさい。

 ・・・もう、見たくないんだろう?メシアの虜となった人間を」

「はい・・・えぇい!心乱した拙者が未熟でありましたわ、師匠!もう一本ご指導願いたく!」

「いいよ、さぁ打ち合おうか」

 




転生者集団が真面目なのは葵の目から見てなので葵をエロい目で見て稽古付けてもらってる時だけはいいトコ見せてやろうと全力なのが大きかったりします
ぐへへ、襲ってやるぜとか犯罪に走りそうな邪念なら見抜けるけどそれほどの度胸はないたぐいなので性知識薄いってか無いに等しいから劣情よく分かってない葵だと見抜けない隙間抜きですね

あとござるは他がいるとバリバリシリアスに武士します

佳乃は一話のミストラウマだから必死で転生者否定する理屈を捻り出しまくってる感じですね

あとガイア連合制服出来ました(ほぼ大正時代の軍服、呪殺祝福無効耐性)指揮官用、幹部用と階級が上がるごとに飾り紐(精神状態異常耐性)外套(火氷耐性)みたいに増えていきます
耐性が優秀な代わりに基本防御力は低めですね、それぞれの支部に合わせて改造も認められています
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