音を辿り冨岡のいる場所へと到着。
案の定炭治郎と禰豆子も一緒だった。
主人公達に手を出すのは気が引けるが今はまだ鬼殺隊公認では無い。
ならば敵対の意思を向ける他無いよね。
チャキッ
冨岡に攻撃する体制で刀を構える。
勿論彼も護る体制に入る。
「・・・これは隊律違反じゃないの?」
「・・・・・・・・・」
「説明してもらえるよね?」
刀を構えたまま質問をし回答を待つ。
どうも言葉が足りない彼は話す間も長い為一息入れてからゆっくりと語り出す。
それで言葉が重なる事もあり話を譲り自分は黙る体制に入ってしまうのはどうかと思う。
皆が皆待ってくれるとは限らないから。
私はそういうのにも慣れてるから大丈夫だけど・・・団体組織のトップにいる以上もしかしてだけどもう少し頑張って欲しい。
「あれは確か二年前・・・俺がとある任務でとある山奥へと入った時既に血塗れた家族と鬼になった妹、その妹をどうにかして元に戻そうとしていた兄を発見した」
「うん」
「最初は俺もそいつを斬ろうとしていた。だがその兄・・・竈門炭治郎が妹を庇い・・・そして先に炭治郎を気絶させた後妹を始末しようとしたその時、妹・・・禰豆子が庇おうと炭治郎の前に出た。そこで俺は・・・可能性を見た」
「それで今に至ると?御館様への御連絡は?」
「勿論してある。後お前の姉と妹にはその事を話し協力して貰っ・・・「はぁ?」・・・?何故怒っている」
早速フラグ回収とか辞めて。
しかもよりによって私の大切な人達に命掛けさせてるって何。
幾ら冨岡が話し下手で言葉足らずで戦闘外ではゆっくり言葉を語り話を後回しにさせる方だとしてもこれだけは理解出来ない。
御館様の御屋敷から出る時話そうとした事ってこの事だよね正に。
柱合会議を乗り越えてからの事後報告ならまだカナエ達が居るから感情を抑えられた。
でもね・・・ここで普通そんな話する?
キレるでしょそんなの。
姉は鬼と仲良くしたい、妹は姉を見習って薬の研究をしつつ似た様な考えを持っているからこそ協力を仰いだのは分からなくもない。
だからと言って『はいそうですか』だなんて言える訳なくない?
私はただ・・・少なくとも二人だけは護りたいだけなのに。
「何で二人を巻き込んだの?」
「鬼と仲良くなりたい奴を仲間にした方が良いだろうと・・・問題でもあるか?」
「問題しかない。二人共秘密主義だから言うなとでも伝えれば身内の私にだって黙ってる様な人達でこの事も今、アンタの口から初めて聞いた」
「・・・・・・・・・そうか」
「カァァ〜伝令、伝令!炭治郎及ビ鬼ノ禰豆子両名ヲ拘束シ本部ヘ連レ帰ルベシ!喧嘩ハオ辞メ。話ハ後デ、コノバアヤニオ話シ。義勇モ悪気ガ有ッタ訳ジャ無イノデショウ?」
「・・・喧嘩じゃないし」
「喧嘩はしていない」
琴葉の言葉で少し冷静さを取り戻す、許した訳ではないが感情のまま言い散らかすのは止めれるくらいにはマシになった。
許した訳ではないが(二度目)。
「カァ〜ソレナライイノヨ。寛三郎、行クワヨ」
「カァァ・・・」
「寛三郎、そっちじゃ無い」
ガシッ
反対方向へと向かおうとするのを彼が止め頭に乗せながら移動する。
「・・・竈門炭治郎、妹の命共々惜しかったら大人しく着いてきて。鬼殺隊の御館様の命令だよ」
「大人しく着いて行けば禰豆子は助かりますか?」
「少なくとも今の状態よりはね」
「・・・・・・・・・分かりました」
チャキッ
刀を仕舞い隠に二人を預け一足先に現場を去る。
十二鬼月は既に倒したので後は柱抜きでも大丈夫。
途中でしのぶの回収と蝶屋敷に居たカナエを連れ出し御館様の屋敷へと足を運んだ。
柱への連絡は琴葉にしてある、寛三郎は良く言い間違えたりするのでその辺は期待してない。
そして二人を連れて来たのは今回関わりがあるからだ、特に鬼の禰豆子に関して。
不本意では有るが暴れない様に拘束はして置いた。
屋敷へと到着すると既に師範や伊黒、実弥が居た。
ポツンと佇むぼっちの彼も居たが無視。
呑気に姉が『あら〜宇隨くんに伊黒くん、不死川くんと冨岡くんも此処で会うのはお久しぶりねぇ。皆元気だったかしら?』と訪ねる。
自分の置かれた立場を理解した上で言ってるのだから楽観的にも程がある。
それに対し二人はこちらに同情の目を向け師範に至っては肩をポンポンと軽く叩く始末。
彼?知らない、まだ許した訳じゃないから無視。
妹は『カナエ姉さんは楽観的過ぎるのよ!何で紫乃花姉さんが私達を嫌々拘束して此処に連れて来たと思ってるの!?』と姉を叱咤。
流石出来る妹。
暫くして全員が揃い後は御館様が来るのを待つのみ。
その間に竈門炭治郎に質問を投げ掛ける。
「竈門隊士、何故鬼になった妹を連れているの?」
「禰豆子を、妹を人間に戻す為です!妹は俺と一緒に戦えます!!鬼殺隊として人を護る為に戦えるんです!」
「その妹は『何人』人を喰べた?」
「妹が鬼になったのは二年以上前ですがその間人を喰ったりしていない!だから!!」
「人を喰ってないこと、これからも喰わないこと、口先だけでなくド派手に証明してみせろ」
と師範は言う、正論だろう。
私達冨岡を除く誰一人としてその光景を見た人は居ない。
後々見る事にはなるだろうけど。
「・・・鬼が何だって?妹を人間に戻す?鬼殺隊として戦えるゥ?そんなことはなァ、有り得ねぇんだよ馬鹿がァ!!」
ガッ
実弥が炭治郎の隊服を掴みそのまま持ち上げる。
原作ならここは禰豆子が入った箱を片手に持つ所だが今はその状況が多少違う。
その影響で鬼ではなく炭治郎相手に突っかかってる。
本来はもっと私が感情的になるべきなんだろうけど主人公怒りを向けるのは少し違うだろう、協力を促したのは彼であり炭治郎ではない。
が、しかし実弥を止める義理もない。
実際問題まだ隊律違反していることには変わりはないし、私まで疑いを掛けられるのは嫌だよ。
結果的に御館様が来たら禰豆子も鬼殺隊公認になるんだし。
それまでは放置基見守っておけばいい。
閲覧ありがとうございましたーペコリ((・ω・)_ _))
ここでちょっと大正コソコソ噂話
1話目に既に煉獄さんが柱だったのは大体の年齢合わせと言うご都合だよ!
外伝ではしのぶが入った後に入る事になるけどお話の都合上ってやつだね!!