暫く(多分)無限列車編続きやす(ง ˙ω˙)ว
「行ってくれるね?」
「・・・はい」
柱の仕事以上の量をしている気がする、気の所為じゃ絶対ない。
煉獄の任務に私も同行させられるという。
『紫乃花なら大丈夫』じゃない、今回ばかりは大丈夫じゃないです。
あの猗窩座が出てくる。
上弦の参と戦え、そう宣告されているも違わないんだけど。
御館様にその意思が無くとも。
死刑宣告か何かかな。
いいや、生きるけど。
煉獄と私だけなら生存率はフィフティーフィフティーだ。
『あの』煉獄が殺られる程の強さを誇る鬼に私が加入したとして完璧に助けられるとは限らない、だから。
今回も巻き込む、人は違えど強い人を。
必要なら本人が了承さえすればいいと御館様に事前に許可を得ている。
流石に何人も連れて行けはしないが一人くらいならね。
後重要なのは人選だが既に決めている、実弥だ。
主人公達との相性は余り良くは無いし冨岡の方が良いという声も有るだろう。
だがしかし冨岡はこういう時に限って別任務が入っているのであった、悲しい。
「そんなにヤベェのか?今度の奴は」
「十二鬼月が最低でも二人は出るんじゃないかな」
「下弦の鬼なら煉獄とお前だけでも大丈夫だろうが」
「下弦の鬼だけで済めばいいね。ただ今回ばかりは幾ら準備をしていても嫌な予感がして」
「鬼に手段を選ばねぇお前がか?」
「上弦の鬼が来る可能性が高いと読んでる」
「つまり付いてけばその上弦の鬼のご尊顔を拝めるってことか。良いぜ、行ってやる」
「否定しても御館様の許可は頂いてるから連れて行く予定だったけど」
「おい」
ペシッっと頭を叩かれた、痛い。
手加減はしてくれてるけど小突く勢いじゃないよねこれ。
あー細胞何個か死んだ。
冗談はさて置きこれで少しは『無限列車編』も楽にはなっただろう。
助けない判断も出来たが流石に自分まで巻き込まれるとなると逃げる選択肢はない。
それに生きてさえいれば人手が幾つあっても足りない最終決戦にも多少の余裕は出来るだろうし一人増えるだけでも心強い。
積極的に助けようとする意思がないと思われるがチートを持って転生したとかそんなの全くない。
強いて言うなら耳が良くなったので声真似がしやすくなったとか音が聞こえやすくなったぐらいでそんなに珍しいことでもないのでこうもなるでしょ普通は。
死に急ぎたくないだけ、臆病者と思われても構わないし実際そうである。
力の有利が無ければ数の有利で、それも生きる為に選んだ方法で。
駄々を捏ねる人体に鞭を打ち平然を装って彼の待つ列車へと足を運ぶ。
すると案の定駅弁食べており『うまい!』を連呼していた。
一般の人が彼の周りに座らない理由はこれも有るのではないだろうか。
良い奴ではある、でも変人には変わらない。
まあ、そういう所かな。
一声掛けてから後ろの席へと座り他の隊士達が来るのを待つ。
暫くして全員合流しそれぞれ座る。
女性好きな善逸が声を掛けずに伊之助の方へと顔を向けているのは多分だけど私の隣に座っている人が怖いからだろう。
音は心地よく優しいが表面上傷も多く目付きも悪い方だから誤解もされ易い。
だがそれを踏まえても前世から知っている私にとっては誰よりも優しい人で善い人だよ。
やり方は違えど弟想いで、配慮も出来て言葉は厳しい時もあるけどその人の事を考えてのことで。
それに忙しい筈なのに合間を縫ってついででもお見舞いに来てくれたり、家まで送ってくれたり。
戦い方すら否定しないでくれるとか神かな(推しフィルターON)。
戦い方はまるで真逆なのに苛つく音も聞こえやしない。
心広すぎる、流石推し。
苛つく態度は表面上だけという流石大人。
考えてみればまあそうだよね、あれ程苛ついて居ながらあの剣捌き普通に無理でしょ。
うん、理解して少しスッキリした気分だ。
これからスッキリしない事に足を突っ込まなければならないが。
閲覧ありがとうございましたー( *˙˘˙ ) *.ˬ.))ペコリ