アー、エット、超絶久々に続き書きましたまる
折角夢の中で母親や弟妹達と再会出来たのにそれを邪魔してごめん。でも、どうしても実弥の助けが必要なんだ。一般人を助ける為にも。
完全に列車と融合する前に車両を切り離しておきたい。一人でも可能な事ではあるけど、万が一切り離した瞬間切り離した側の車両に置いてけぼりになる可能性もあるから。
その役割なら煉獄でも良かったんじゃないかって?煉獄程後輩の面倒見が良い人材居ないでしょ。それに相性も有るし。
まあ、それが言い訳にしかならないのは、それはそう。どれだけ家族を大切にしていたか、幸せだったかなんて本人達にしか分からない。私がカナエやしのぶ達を赤の他人が思っている以上に大切な人達で大好きかを知らないようにね。
結局は己のエゴなのだ。そう思ってないとやってられない。
「・・・起きた?」
「あぁ?紫乃花か。って、おい待て寝てたってどういう意味だァ!!」
「血鬼術。多分睡眠系の類の」
「・・・ッチ、そういう事か。状況は?」
乗客全員が眠っている事、鬼が列車と同化しつつある事、禰豆子が紐を燃やしてくれた事等状況を出来る限り細かく伝えた。禰豆子の事に舌打ちはしたものの、次の行動に移ることにした。
今の状況で何もしないのが一番不味いからね。
鬼の捜索もそうだが一般人の命の方が大事なので三両目で車両を切り離す事となった。このラインが鬼の臭いがしないギリギリのラインだったのだ。
そして切り離す際に実弥の鎹鴉が隠達に連絡を入れ一般人達の身の安全を確保して貰う手筈を整える。
・・・筈だった。
二人して列車から振り落とされるまでは。
鬼の方もトカゲの尻尾切りで対抗してくる事を予想出来なかったのは私の落ち度だ。想像出来た事なのに。予定外の事をすると予定調和の様に別の何かで埋めてくる。そういう事だろう。
振り落とされた後は乗客の安全を確認し、列車を追う形となった。
あーこれ、間に合うかな。不安しか無いんですけど。最悪の場合私達の必要性無いよ。これは困る。ここまで何の因果か知らないけど巻き込まれたのに何も成せず煉獄死なせるとか何が何でも後味が悪過ぎる。
知っていたとしても助けられない命はある。幾度も手から零れ落ちてく命が有る。それでも助けられる『可能性』がある命が確かにあるのだ、それを指を咥えて黙って観てるだなんで出来やしない。
ここまで来て、何も成果を残せないなんて姉や妹にも叱られる。その所為で死にたくはないけどここまで来たらやれる所までやってやるよ畜生。自分の身が危なくなったら引く選択を選ぶけども。
「カァア〜、大丈夫ヨ紫乃花。イザトナッタラ、コノバアヤガ命ヲ懸ケテデモ護ルワヨ」
「冗談はよして。琴葉は大切な家族だからさ、いつもの様に他の鎹鴉達と隠れてて」
「その根性は認めるが死に急ぐ事も無ぇだろうが。紫乃花が悲しむ」
「・・・ソレモソウネ。其ノ時ハ紫乃花ノコトヲ頼ンダワヨ実弥」
最近は琴葉もこんな事ばかり言ってくるし寿命まで生きて欲しいんだけどね!!!なんでこう私の周りの人達は自分の命を軽く扱おうとしてるのかな!?私の身にもなって欲しいんだが。
鬼殺隊員になった頃からずっと一緒に過ごして来て最早家族だもん。大往生して欲しいんだ。彼女だけには何でも話せて本当のお婆ちゃんの様に接していた。今もそんな風に接している。
それぐらい大好きなのだ、鴉だけど。
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side炭治郎
夢から目が覚めると禰豆子が箱から出ていた。そして紫乃花さんと不死川さんの代わりに見知らぬ男女が横たわって居た。多分気絶させられているのだろう。横たわって居るとは言え椅子に寝かされているから多分紫乃花さんかな。あの不死川さんがここまで丁寧な対応をするとは思えない。放置していきそうだし。
あの二人も自力で起きたのかな。だとしたら縄はもう一つ残ってる筈だが。一人が自力でもう一人は縄を燃やして貰ったのが正解だろうけどだとしたらその火種は何処から用意したのだろう。二人からは火薬の匂いなんてしなかったし。
否待てよ?紫乃花さんが先に起きたとしたら禰豆子が居る箱を開けれた筈だ。箱を開けて欲しいと内側からカリカリと音を立ててたら耳が良いから察してくれるだろうし禰豆子が嫌いと言う匂いはあの人からは感じなかった。
それなら納得だ。禰豆子は紫乃花さんを妹の様に思っていて蝶屋敷で出くわした時紫乃花さんの事を撫でていてそういう匂いもしたから。何故妹の様にかは分からないけど禰豆子なりに人間は護る対象だって思ってくれているのだろう。
「禰豆子、他の人達の縄を燃やしてくれるか?紫乃花さんが日輪刀で縄を切らなかった事が気になる」
「むー!」
side炭治郎終
大正コソコソ噂(設定裏)話
実弥が見ていた夢は実は家族の夢ではなかった。
煉獄の夢は幸せな夢よりかは現実に近い夢だったので実弥もそうである。ならば何故紫乃花は前世の夢だったのか?それは紫乃花にとって前世の方が現実(過去)であったからであるらしい。
紫乃花は22年の時を鬼滅世界で過ごして来たので鬼滅の刃の話が多少記憶が薄れつつあるのだ。
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閲覧ありがとうございました( ᴗ ᴗ)"⟡.·