転生したらどう見ても悪役ロボ軍団の幹部だったんだが   作:中島ささかま

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最近ロボットアニメを見てないので私が見たい。そのためにはロボット界隈が活発にならなきゃいけない。そのための一助にでもなればいいと思って書き出してみました。


目覚め

 う…う~んここは?

 

 目が覚めると、目の前にはVRゴーグルをつけ、首にはマトリックスのコードを何本もつけて、レインコートのような服をきたトンチキな恰好をしたのが立っていた。

 いや、恰好だけではない。背丈もおかしい。全体的に小さいのだ。大人と子どもいうと想像しやすいだろうか?いや、相手はレゴの人形ほどの小ささである。

 その上電波の入りが悪いラジオのような声でしゃべる。

 

 「お加減いかがですか?コマノール様」

 

 コノマール?俺の名前か?

 顎に手を当てて気づく。固い?肌触りがまるで石のように感じる。それに体が重い。腕を上げると視界に自分の手が入ってくる。手は重機のようになっている。どう見ても人の手ではない。

 

 「ああ、調子はいいようだ。ただ、声が聞き取りづらい」

 

 「失礼いたしました。調整します」そう言うと手元のパッドを操作してアームを操作する。

 

 「これでいかがでしょうか?」

 

 上手く行ったようで声がきれいに聞こえてくる。

 

 「敵の攻撃を頭に受けられていたので音声認識機能に障害がでていたようですね。」

 

 「攻撃?俺は何をしていたんだ?」

 

 記憶がない。確か仕事から帰ってきて風呂に入って寝たはずだ。

 

 「現在侵攻している世界側の抵抗攻撃が当たったようです。」

 

 間違いなく攻撃と言っている。それに音声認識機能とはなんだ?と耳を触る。やはり固い。さっきの自分の手を思い出す。まるで昔見たロボットアニメのようだった。

 

 「あの、ここはどこだ?それと君は誰だい?」

 

 「記憶系にも不備があるのでしょうか?昨日分までの記憶アーカイブがございますがいかがされますか?」

 

 なにかのヒントがあるかもと思い、記憶アーカイブをインストールする。するととんでもない量の情報が頭の中に入ってきた。

 その情報量の多さに頭痛が起きる気がしたが頭痛など起きない。人間の体であったなら耐えられなかっただろう。自分の名前はコノマール、目覚めたときのロボットの腕の持ち主である。目の前にいる小人は管理用ロボAシリーズの内の一人だろう。他にも同じ顔の小人がたくさんいる。    

 いや、彼らが特別小さいわけではない。自分が大きいのだ。彼が操作するコンソールは彼のサイズだし、彼ら用の通路もある。出身星の機械星コトボーグで生活しているのはAシリーズに代表される大きさの彼らであり、建築や戦争など大きな機械が必要な場面ではコノマールのような巨人たちが従事しているというわけだ。

 宇宙には多数の星があるものの機械を運用している星はなかったが、今いる地球と呼ばれる星を見つけたこと、地球では有機生物が進化して人間という種族が生まれ機械を使役していたことから調査を始めた。しかし、機械はまだ進化の途中なのかもしれないが、将来的には自我を持ちそうであった。コトボーグ星代表として派遣され地球人とコンタクトし、機械の待遇改善を迫ったのだ。しかし、地球側からの返答は機械を酷使した自爆という返答だった。

 機械に意思をもたせ彼らの想いを伝えるため「怒り」の情報を機械に与えてみたが、彼らの想いは無視されまた機械の自爆でもって鎮圧されてしまった。

 そこでコノマールを含む5人が改めて地球人と話し合いに来たところ、地球人は「怒り」の感情チップを解析し、自分たちの科学力を向上させてロボットを作っていた。自分たちの技術を盗み、奴隷のように働かされているロボットをみて徹底抗戦を決意したのだった。

 そして、地球に攻撃を仕掛けたのだが、地球の巨大ロボット防衛兵器にやられてしまったようだ。耳の不調はその時の攻撃でできた損傷なのだそうだ。

 記憶の整理が終わると今度は自分の体について考え始める。普段は腕にビーム砲がついているが今は外れている。またメディカルチェックのようなものを受けたようで、参照すると自分の状況が把握できた。

 その中でも特に目を引いたのは自分の顔だった。どう見ても悪役顔である。サングラスをかけたような目、しかも目つきが悪い。全体のカラーリングも黒や赤などが基調になっている。

なぜこんな姿になったのか?おそらくだが、これが俺の今の姿なのだろう。つまり、俺の魂はコノマールと呼ばれる体に宿ったということか。ということは転生したということだ。俺は死んだのか?

 所謂転生をしたというのに全く残念だ。しかも記憶をインストールしたことでコノマールと混ざってしまったようで、人間への情が薄くなったように感じる。ロボットが人型をしているだけで、中身は機械だと理解できてしまう。これは良い事なのか悪いことなのかわからないが、今の俺は人間ではないと割り切っておくことにした。

 「コノマール様。問題がなければ作戦会議室へお越しください。」

 

***

 

 会議室につくと先についている仲間がいた。船乗りの意匠が目立つコノマール大きさのロボがいる。

 

 「この星のロボットの進化も目覚ましいな。お前がやられるとは」

確かこいつの名前はマギアスといったな。

 

 「まぁラッキーパンチのようなものだ。今回は我々に近い仕事をしている重機に機械チップを与えたがやつらのあやつるブレイバーとかって呼ばれるロボットは強いぞ」

 

 「ふむ、やつらの技術レベルも上がっているか?」

 

 「いや、こちらの技術水準がまだまだ上だ。いずれは追い付かれるかもしれんがな」

雑談をしていても違和感がない。すっかりコノマールになじんだようだ。

 

 「おやおや、みんなが揃う前に前回の反省かね?」

そう言って現れたのは飛行機のようなパーツがいろいろな所に見えるロボットだ。

 

 「ああ、ラピットン。今回の襲撃の件でな」

 

 「ほほう。敵さんは強かったかい?」

 

 「がっはっはっはコノマールよ全くお前はみみっちいのだ。わしのようにどんどん人間どもの兵器を機械人化させて同士討ちをさせればよいのだ。」

 

 と言ってラピットンの後ろから現れたのは巨大なトレーラーのような機械人だった。

 

 「おお、ビグド。しかしやつらはそのせいでアンチ機械チップを発明してしまった。いや、ずっと研究していたにせよ実用化が早まったのは間違いない。」

 

 「ふん!その程度なんの問題もないわ。」

 

 そんな話をしていると最後の一人も会議室に現れる。ラクーンだ。

 ドリルがいたるところにあしらわれているのが特徴だ。

 最後に来たドリルのラクーン、そしてトラックのビグト、戦闘機のラピットン、船のマギアスと丸鋸のコノマール五人が機械人として地球に派遣され、地球の機械を開放するために活動している。

 コノマールは特に人間に厳しく、率先して進攻をしているらしい。普段なら次の侵攻もしたがるはずだった。

 

 「さて、今回の戦いでわかったことがある。やつらのあやつるブレイバーだ。各重要都市に配備されているようだ。まずはそこから攻め落とす必要があるだろう。」

 

 「待ってくれ。コノマール。それは少し難しいのではないか?俺たちはあくまで機械の解放を目的としている。それを忘れないでくれ」

 

 「ならばあのブレイバーだといったか。あれを鹵獲するのだ。そうすればあとは機械化チップで我らの仲間を量産して各都市を攻め落とせばいい。」

 

 「しかし、コノマール。ブレイブたちはなかなかの強者。特に日本と呼ばれる島国のブレイブは我らの作戦を多くくじいてきた。それに勇者ロボは他にもいるはずだ。」

 

 「マギアス、お前は慎重すぎる。もっと大胆にいかねば。」

 

 「そうだぜ。コノマール。おれはもうちょっと派手にいきたい」

 

 「ビグットもそう思うか。では、今回の作戦は……」

 

 ラピットンが説明を始める。

 




なんとなく思いついたネタをAIノベリストに投げてみたら意外に筆が乗って続きが書けました。
これじゃない文章が出ると反発から書けるものですね。
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