神の尖兵となって   作:排他的

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覚醒

なんか新しい力を得て蘇ってた。しかもなんかめちゃくちゃ力が溢れ出てくる。

 

「ステータスプレートを確認している暇はない!」

 

いくら強くなったとはいえ、目の前にはマグマの蛇、マグマ蛇が沢山いる。悠長にステータスを確認してダメージを負ったら本末転倒だから、兵士を出して俺は時間を稼いでステータスプレートを確認しようと思ったんだけど──

 

「……兵士がいなくなってる!?」

 

俺はグリューエン大火山に送る兵士以外にも貯蔵していたはずなんだが………………まさか、蘇る時のコストとかで消えたのか!?

 

「兵士がいないなら宝剣を使って倒すしかない!宝剣はどこに…………………………」

 

ペンダントはどうやら俺の身体しか持ってこなかったらしい。宝剣なかったら強くなったところで…………なんかペンダントが光り出したぞ?

 

なんかペンダントが光を俺の手に伸ばさせて剣の形になっていってる。何言ってるか分からないかもしれない。だけど俺も何が起きてるのか分からない……!

 

「け、剣?」

 

刀身が細長く、鍔の部分がリングの形状となっている赤と銀の剣が俺の手に握られている。どんな銘の剣なのかは分からない。だけどどこか兄の持っていた聖剣……いや、それよりも強いオーラを感じる。

 

「まぁどういうものかはしらないけれど…これで倒せってことだよな」

 

俺は襲いかかってくるマグマ蛇を切り伏せる。…………というか下マグマだよな、何で俺平気なのよ。なんなら暑くないんだけど、さっきまでは兵士だったから暑くなかったけど……一体どうなっていやがるんだ?

 

そもそもなんかマグマ蛇の核もうっすらと見えてるんだけど……マジで一体どうなってるのさ……

 

「………………………もういいや、完全無双状態になったってことにしよ……」

 

俺は新たに作り出された剣……ペンダントカリバーって名前でいいか、ペンダントカリバーに闇の魔力を纏わせる。

「闇よ、この一撃を持って全ての敵を暗闇へ沈めたまえ!!『暗黒斬撃波』!!!」

 

黒い斬撃が俺の目の前に蔓延っている俺の兵士達を倒しまくったマグマ蛇の核を襲う。核さえどこにあるのか分かれば苦戦することなんかないんだよ!

 

「なんか発展技が使える気がする……!闇よ、火よ!その属性を重ね合わせ、我が敵を屠る至上の斬撃を生み出せ!『ダークインフェルノカリバー』!!!」

 

ペンダントカリバーをマグマに突き刺して、マグマを強制的に噴火させ、マグマ蛇に対して攻撃を仕掛けていく。そして俺は暗黒の斬撃を飛ばす。なんか俺のイメージと違うけど、マグマ蛇の数はもうあと十数体程度。魔力もまだ余裕がある。

 

「大技をぶち込んでやる!」

 

俺は呪文を、まだ使ったことも、作ったことも無い魔法の呪文を口ずさむ。

 

「我が敵を討ち滅ぼす天上の光よ……」

 

俺の背後に黄金に輝く魔法陣が5つ現れ、ペンダントカリバーに光を、エネルギーを分け与えていく。

 

「我が身より力を抜き取り、今この時、この瞬間!」

 

ペンダントカリバーと俺から光の柱が立ち昇り、魔法陣から俺に対して与えられた力と俺自身の力が抜き取られていく。

 

「天罰を我が敵に与えよ!」

 

俺の少し上に巨大な魔法陣が現れ、巨大な光の玉が放たれようとしていた。

 

「光灼天!!!」

 

 

 

 

 

光灼天を放ったら、マグマ溜りが陥没したんだけど……この階層って、火山の1番下のマグマ溜りなんだけどさ、そのマグマ溜りの中心が陥没したんだ。マグマ蛇は倒したけども!

 

光灼天って、巨大な光の玉を生成してそれを対象にぶつけてその光の玉で圧死させる魔法なんだけど……俺の魔力じゃマグマ溜りを陥没させるなんて無理なはずなんだが……

 

……ステータス見てみよう。

───────────────────────

天之河 一輝 17歳 男 レベル:1

 

天職:勇者 王 光の戦士

 

筋力:1000

 

体力:1000

 

耐性:1000

 

敏捷:1000

 

魔力:1000

 

魔耐:1000

 

技能:王の証[+兵士作成][+王の勅命]・光の戦士[+オーブカリバー][+オーブリング]・全属性適正・全属性耐性・物理耐性・魔法耐性・環境耐性・気配感知・魔力感知・複合魔法・剣術・高速魔力回復・限界突破・言語理解

 

───────────────────────

 

 

…………なんか頭おかしいことになってない?え?俺サイヤ人だった?サイヤ人は死にそうになると力が強くなるとか言うジンクスがあったけど、俺もなの?

 

まずなんかレベルが下がりまくってる。1って……結構あったと思うんだけどな……リセットされちゃったよ。

 

それと天職も統制者が消えて3つに増えてるよ……勇者。勇者!?それに王になんかぼやけてるやつ……。王は統制者の進化版なのかな?でも勇者とぼやけてるやつどこから来たんだろ……

 

それにステータスが軒並み高くなってるし……兄より高いぞ?なんだよ、1000って……マジで俺ドラゴンボールの世界に来ちゃった?しかも技能に見知らぬ物にまたぼやけてるやつが……

 

王の証は王の力だろうね、それと王の勅命が命令伝達の強化版……魔法耐性に環境耐性、気配感知に魔力感知……なんか色々ついてる……

 

……もう諦めよう。そしてこれは隠そう。また厄介の種になりそうだし、ノイントさんにだけ話しておこうかな……信頼出来るし。

 

なんか陥没させたマグマ溜りの中央部に黒い建造物が出てる。なんか壁に変な模様がある建造物だけど……あれが資料が隠された部屋?……行ってみようかな。

 

俺がその建造物に向かい、壁を触ると壁がスっと音もなくスライドして中に入れた。

 

「……魔法陣?随分とでかいけど……」

 

部屋の中にあったのは資料でも、歴史的価値のある物品でもなくただの魔法陣だった。俺は少し警戒しながらも魔法耐性があると思って魔法陣の中に入った。

 

「ぐぅぅ!?」

 

急に俺の頭に情報が雪崩込む。俺の兵士達と一緒に大迷宮を攻略して失敗しかけ、覚醒後に光灼天でマグマを陥没させたところまでの軌跡が、俺の頭に入ってきた。

 

「なんだ、これ?空間魔法?」

 

変な名前の魔法が俺の頭に刻み込まれた気がする。空間魔法……その名の通りの力であるならば、空間を操れる能力かな?……俺にベストマッチな魔法だな……なるほど、使用方法も教えてくれるのか……便利だな。

 

俺が空間魔法を会得して魔法陣の輝きが収まっていくと同時に、カコンと音を立てて壁の一部が開き、更に正面の壁に輝く文字が浮き出始めた。

 

〝人の未来が 自由な意思のもとにあらんことを 切に願う〟

 

  〝ナイズ・グリューエン〟

 

「ナイズ・グリューエン……ね、どんな存在かは知らないけれど、空間魔法をくれてありがとうございます」

 

俺は魔法陣から習った、空間魔法の使い方通りに空間魔法を使う。

 

「我をここから王宮へと移動させよ……『界穿』」

 

空間が歪んで俺の身体が王宮へと転移させられる。うん、めちゃくちゃ便利だわこれ。

 

……帰ったらノイントさんに問い詰められた。なんか急に俺の身体が光に包まれて持っていかれたらしい。ステータスが変わったこととペンダントが剣になったことだけ伝えて俺は少し寝ることにした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ステータスの変化にペンダントの剣への変貌…………これは主に伝えなければならないですね…」




今回使われた技能とペンダントカリバーについての説明載せときます。

環境耐性:ありとあらゆる環境で活動することが出来る。宇宙空間とかマグマの中とか深海とかじゃなきゃどんなところでも活動できます!

魔力感知:魔力の波動を見る技能。核とか魔石とかが魔物のどこの身体にあるのかもこれで何となく分かります!

ペンダントカリバー:正式名称ではなく、一輝が勝手につけた名前。聖なるオーラが光輝の聖剣より強いこと以外まだ何も分かっていない。

こんな感じですかね。魔法科の方を執筆するのでまた投稿が遅れるかもしれないです。

ではこれからもよろしくお願いします。
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