【公開:短編集】書置き集   作:satikaze

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【単話】マギ・サイエンス研究会創設!

 アールスハイド王国高等魔法学院に僕は入学した。短刀直収に言って僕は日本国からの転生者だ。そして賢者の孫のアニメを知っている。

 

 小等学院時代前半は詠唱魔法を教えられてたが、極少数の友人には魔力制御と無詠唱魔法を教えた。理由として高等魔法学院で究極魔法研究会に対抗するべく、魔科学研究会を立ち上げる為だ。元々は究極魔法研究会所属でもよいと考えてたが、規制や制約が多そうで止めた。

 

 中等学院の最高学年最終末頃に、ある程度の評価を受けるぐらいいに調整した「詠唱魔法と無詠唱魔法の違いに関する研究」を発表した。これは高等魔法学院にて研究会を立ち上げる時に、スムーズにいかせる為だ。

 

 高等魔法学院入学後、新魔法研究会発足の願い届を提出し、担任が付く形になった。担任は1つの研究会を持っているがあまり活発でない研究会である為、私達の研究会も兼任して持ってくれる形になった。

 既に魔法研究会・・・魔科学研究会の発足に同級生や先輩が何名か所属してくれた。

 

「所で会長。魔科学の由来ってなんだ?」

「魔法学と科学の短縮です。魔法学は私達が普段から使っている現象の事で科学は魔法無しでの法則です。」

「法則?」

「はい。何故、物が落ちるのに鳥は空を飛ぶのか。何故、水は液体・個体・空気の状態になるのか。何故、空気を送り込む事によって火がよく燃えるようになるのか等の身の回りにある事象を魔法に落とし込む、又は魔法の現象を科学に落とし込む事を目的としてます。」

 

 そう。僕やシンが使っている魔法イメージを広く広める為だ。まぁ・・・犯罪関連は王国やシンに任せようと思う。

 

「俺は攻撃火力の向上を目的としてるが、委員長は何を目指しているんだ?」

「現在は魔力結晶石・・・即ち魔石の生成仮説を組み立ててます。」

「な!?仮説だが出来てるのか!?」

「まだまだです。他には無詠唱魔法に必要な条件と空間収納魔法の取得手引書を作成してます。」

 

 魔石に関しては実際は嘘だ。既に出来てるが公開タイミングではない。

 

「ふ~ん・・・さっき魔石の事を魔力結晶石と言いまわしてたよな?何故だ?」

「何故だと思います?」

「わからないから聞いているんだ。」

「僕は魔石の他に魔液・・・魔力を帯びた液体が存在するのでは?と思っているんです。」

「な!?」

 

 このようにワイワイしながら研究会は一歩一歩進んでいき、気付けば70人を越える大所帯になってた。沢山の人数が集まった理由としては、僕が中等学院時代に発表した研究報告書、泡沫研究会との合併、究極魔法研究会に入れなかったメンバーに片っ端から異空間収納魔法の取得をチラかせ入れたからだ。

 

 そして、究極魔法研究会を除く研究会に、生徒会の一環として学術会創設を提案して、報告書に纏め上げて図書館にて誰もが見れる状態で保管する事が決まった。

 これが後に国際学術会議に発展するとは思いもしなかったが、また別の話である。

 


 

「これより第1回魔物討伐会を開催する!」

 

 僕は魔科学研究会のメンバーで5人1組で魔物討伐を行い、種類・数・質の総合得点で評価する大会を開いた。これには以下のような様々な理由が挙げれれる。

 ・最小限の攻撃を絶命させなければならない。

  →それには精密で高度な魔力操作が必要になる

 ・冷静的、瞬間的な判断能力

 ・集中力の持続

 ・身のこなし

 ・魔力を効率的、効果的に使う

 などを目的としている。

 結果として大成功に収まり、膨大な資金が手に入った。この資金は委員会専用服の作成に使う予定だ。

 


 

 夏休み初めごろに大規模火力演習を行える場所を探し、偶然(・・)にもシンが使っている場所とダブった。及び、それを利用して究極魔法研究会と模擬戦・合同演習などを行い、それはとても有意義であった。また対魔人戦闘の際に共同戦線を敷く事を提案されたが、究極魔法研究会と一緒だと各自の真骨頂が発揮できなくなる趣旨の事を言ったら究極魔法研究会や軍とは別の行動をする事の許可が得られた。

 

 そして、シンたちとの模擬戦・合同演習の期間が終わったころ合いを見て「魔力制御及び無詠唱魔法と詠唱魔法の在り方と有効性に関する研究」を発表し、その後の夏休みが終わる三日ほど前に「魔石生成仮説と実演結果」を発表した。そして夏休み終了後に小等学院頃から練っていた「魔物ハンター組合の改称と改革案」「付与魔法に対する仮説」「魔法文字(地球言語文字)の提案」を発表し、特に基礎漢字(常用漢字)約三千字の記述と新漢字創作方法案を提案し、それらの文字の読み方や意味を入れた。また商業的利用の場合は金を取るが、個人の利用範囲内では無償又は本人が適正価格だと思われる金額の入費にした。

 論文・仮説・新説・研究・立案などを纏めた「魔科学研究に関する半年間の歩み」を発表し、また様々な商品を取り扱う商会と王国初の私立学院の創設も行なった。

 


 

 対魔人王戦が近付くほど、究極魔法研究会との模擬戦や合同演習が増え、僕は「質量爆散魔法(マテリアル・バースト)」を、シンは「原子力核融合魔法(ニュークリアー・フュージョン)」を開発し、互いの意思疎通能力向上の為に無線連絡用具「インカム」を無償で貸し出した。

 


 

 対魔人王戦ではかなりの苦戦が強いられたものの、最後は僕の「質量爆散魔法(マテリアル・バースト)」とシンの原子力核融合魔法(ニュークリアー・フュージョン)」のダブル高出力エネルギー魔法によって末梢した。

 


 

 魔人王戦役後に僕の発言力は大幅に高まり、各国際組織の立案を行った。特に影響が出かかったのは「魔物ハンター組合」の国際化に伴う「冒険者組合」への改正と、「魔物・魔獣等の危険ランクの統一基準化」と「冒険者ランク創設」だ。

 究極魔法研究会改めアルティメット・マジシャンズと魔科学研究会の卒業生は冒険者組合に登録し、Zランクとなった。

 

 ランク制度は「Z<S<A<B<C<D<E<F<G<H<I」となった。アルティメット・マジシャンズの入会条件の一つにAランク以上であり、かつ二か国以上からの推薦、かつアルティメット・マジシャンズでの総員による審査会などの複数の条件をクリアしてようやく入会許可を得られる事になった。

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