「・・・どうやら私だけではなかったようですね。」
「うん。僕もだよ。よろしくね。」
「役に立てるかは分かりませんが、宜しくお願いします。」
それはそうだ。前世の得意不得意などで活用できるか否かは変わって来る。
「何が得意だったの?」
「現在は全種属性魔法で、転生前は政治経済安全保障のニワカであり、一部スポーツで身体を動かしたり、非科学や科学を調べたりするのが趣味で、医療福祉系学生をしてました。」
「広く浅くなら出来るって事?」
「はい。また特殊魔法を使えば覚えてない記憶を持って来れる場合もあります。」
え!?まさか・・・
「それって魔法による副人格的な・・・?」
「えぇ・・・そうですけど・・・」
まさか僕以外でも使える人が居るとは。
「早速だけど実力を見せて貰ったりできるかな?」
「はい。構いませんが・・・武術は一切出来ませんよ。」
「なら純魔法戦だね」
僕と彼は模擬戦をする事に成った。
「リッド。本当に彼は今からでも動けるのか?」
「純魔法戦なので・・・先々攻撃は彼に行って貰い実力を大まかに測るつもりです。」
「・・・負けるな。」
「はい。」
・・・何故か屋敷の人が多く集まった。
「────それでは模擬戦を開始して下さい。」
「本当に先々攻撃を貰って良いのですね?」
「うん。僕はこれでも強いよ。」
「・・・リッド様にとって魔法とはどういった存在ですか?」
「難しい事を聞くね。ただ・・・人を幸せにするための
「半ば同意ですね。私は魔法とは夢を叶え、夢を現実にする術だと思っているんだ。」
これは期待できそうだ。
「魔法に必要なのは生命活動から生じる魔力。だけど、空気の循環・人が生れ、人が死ぬ・雨が降り、地下水となり、川に流れ、海に流れるなども星の生命活動と言えるであろう。」
星の生命活動・・・僕でさえ考えることのなかった事だ・・・
「星が生命活動ならば宇宙の星々や宇宙そのものも生命活動をしていると言えるだろう」
な!?それは・・・
「
彼に光が収束していく。
「特殊強化魔法-フェニックス-」
───美しい
ニッ
───不味い・・・
「-火槍 ホーミング 連続槍-」
三重防御壁が突破されただと・・・
それに十槍以上を連続でだと!?
「どうかな?僕の魔法は。」
「次はこっちだね。-火槍弐式 十槍-」
彼は飛び逃げながら魔法を発動しようとしてくる
「-土槍 魔力霧散付与 ホーミング-」
な!?魔法が霧散しただと!?
「・・・僕の得意魔法の一つ。魔力霧散。魔法は魔力によって構成され、魔力も生命活動の一つだと考えるとね?」
「確かにね。」
「-
あ・・・不味い。塩化水は電気を通しやすいんだった・・・
「-
「そこまで!両者に生命的危機が及ぶと判断し本試合を中断させて頂きます。」
「なっ。彼はそこまでの強さなのか?リッド。どうだった?」
「強いですね・・・物事の概念を上手く捉え、それを魔法に活用してます。」
「
一々詠唱しないと駄目なのかな・・・?
「お初目に掛かります。ナギと申します。」
「リッドの父だ・・・君ほどの力の持ち主ならば奴隷にはならなかったのではないか?」
「・・・私の両親は虐待に体罰を平気で行ってくるような人たちでした。力を見せてしまえば嫌いなそいつらに利用されかねないと判断して無能を演じ続けてたのです。奴隷とかになっても抜け出す事は容易ですし・・・」
「・・・そっか。」
「それと、彼は僕と同じですよ。」
「な!?そっかそっか、フフフ。リッドやり過ぎるなよ。」
「はい。」