「リッド様。紙はありますか?」
「何枚ぐらい?何に使うの?」
「自分の知っている知識や記憶等を全て書き起こそうと思いまして・・・」
「何枚ぐらい必要?」
「300枚は欲しいですね・・・」
「分かった。用意しよう。」
僕は500枚ほどを用意して彼に渡した。
「-我が魂に眠る数多の情報よ、写実せよ-」
いわば印刷やコピーみたいなもんだろう。
「ナギ!有難う!」
「はい。ただ今ので3分の1ほどですね。残りは自分の得意領域なので記述しませんよ。必要なくなったとか言われて捨てられるのは困りますしね。」
「フフフ。僕はそういった事をしないよ?でもそれでもいいかもね。」
彼は戦術家かもしれない。
「そう言えば母上の車椅子を作ってんだけどアドバイスをくれないかな?」
「分かる範囲でしたら・・・」
車椅子を作っている所に案内した。
「うーん・・・この前輪を動くようにしてサスペンション的・・・衝撃吸収にするべきだと思います。」
「確かに・・・」
「他には・・・
などとどんどん改善されていった。これは木炭車にも応用された。
「当主様。山から真っ黒い石が発見された事はありませんでしたか?」
「ん?あぁ。結構昔にあったな・・・まさか欲しいとか・・・」
「リッド様と共に案内して下さい。」
「・・・分かった。」
僕はナギと共に山に案内された。
「ここだ。数年前からこの黒い石しか取れず廃坑となった。」
「-
「な!?フフフ・・・」
「リッド様。しかし環境汚染対策等もしなければなりませんよ?」
あ!?失念してた!!
「確かにそうだね。」
この山の本格的な開発は数年後になりそうだ。
ナギとはこの後も色々と話した。
「木炭車はわかりますが・・・鉄道とかは考えて無いのですか?」
「魔物に土地、資源量とか色々と限られるからね。」
「機関の開発でも着手するべきです。石炭の大量発見をしたのですから。」
「ただレールとかの工業化が・・・」
「ム・・・確かに・・・」
「あとは自転車・スケボー・キックボードとかは?」
「自転車は良いかもね。」
「あっ・・・チェーンとか難しいかも・・・?」
「あ~・・・」
「モノクロでもいいからカメラの開発はしたいよなぁ~」
「情報戦で有利になりからね。他にも記念撮影とかも」
「未来に残せるから高値でも多くの人が集まりそう」
「皇室に協力を仰げば尚更ね」