【単話】出店!王立学園!
ん?エリアリアのリムールバードだ
リョウマ・タケバヤシはエリアリアのリムールバードの存在に気付き、足に付いていた手紙を読んだ。
リョウマさんへ。
この手紙を読まれましたら、ジャミール公爵領の領都ガウナゴにある公爵家の屋敷に早急に向かって下さい。ここでは記述出来ない内容であり、父上から直接伺って下さい。
え!?取り合えず急がないと・・・
「て、店長!どうしたのですか!?」
「実はエリアリアから早急の手紙が届いたので、領都に向かわなけれなならなくなりましたので、暫く留守にします。」
「はい。此処はお任せください。」
リョウマは店番に話を通して領都に向かう事にした。
最初に行った時よりも魔力量が増えている事から3回の転移で行けるようになった。
「リョウマ君!助けて!」
「えぇ・・・」
ジャミール家当主のラインハルト・ジャミール公爵から、出会って早々の一言が「助けて」だが・・・公爵がそれでいいのか・・・
話を聞くと、僕がエリアリアに貸したクリーナースライムが学園で噂となり、エリアリアが多くの人が見ている前で実戦と説明をしてしまった為に出店希望が相次いだの事だ。そして、生徒会が中心となり署名活動までに発展し、学校職員も加わり、学園総人数の九十九・五%が署名したとの事だ。その署名は「王国政府」に上がり、僕の意思次第との事であり、僕がラインハルト公爵を通して要請すれば直ぐにでも会談が開ける状態との事だ。
それほどにも大事になっているのか・・・
「わかりました。会談の要請を行います。」
「リョウマ君!助かるよ!」
一緒に王都に行くことになり、会談する事になったけど・・・国王陛下が御前するとか聞いてないよ!
「国王陛下、お初目に掛かります。バンブーフォレス経営者のリョウマ・タケバヤシと申します。」
「国王のエリアス・デ・リフォールだ。今日はよろしく頼む。」
「宜しくお願い致します。」
その後にラインハルト公爵に
そして、今日の会談進行役はラインハルト公爵だ。
「僕としては王立学園の出店には問題が有りませんが、懸念点が幾つかあります。」
「懸念点だと?」
「ざっと思いつくのが、一つ目は誰を雇うのか?二つ目に給料等はどうするのか?三つめはどういった価格にするのか?四つ目に僕が監査できるのか?五つ目に価格や給料等の変更を行う時にどうするのか?六つ目に店の責任者や管理者を誰にするのか?ですね。」
「リョウマ君。取り合えず君が求める条件提示とか無いかな?」
「い、一応準備はしてます。」
リョウマは資料を配り始めた。
「フム・・・リョウマ。我々に利があり過ぎるのでは無いか?」
「陛下。ジャミール公爵家のエリアリア嬢から学園には様々な人が通園していると聞いております。及び署名活動では学園生と職員の九十九・五%の方々は署名したとの事ですので、幅広い方々が使えるような価格・制度にしたいと考えました。また、王立学園は税金で運営されている以上、税金の負担になりにくいようにしました。」
「フム・・・我々としては類ない程の超好条件だ。」
そんなにも良い条件を提示したのか。
「・・・でしたら仮称バンブーフォレス王立学園店運営会議の定期開催を求めます。」
「何故だ?」
「運営状態・価格・給料・雇入れなどの運営の状態や方針の公開・報告・連絡・相談を行う為です。」
「リョウマが勝手に決めればよく無いか?」
「そういった訳にもいきません。税金によって運営されている学園で店を開こうとしているのです。及び、多くの人に公開し、不正が無い事などを知られなけれなりません。」
その後、暫く沈黙が流れる。
「わかった。暫定はこれでいいだろう。リョウマ、何かあればジャミール公爵家の者に言うのだぞ。」
「はい。畏まりました。」
こうしてバンブーフォレス王立学園店への出店が決まった。
噂が噂を呼び、各領土や各家から出店の要請が届いたが慎重な展開をする事になった。また、王国から名誉騎士爵・・・即ち勲章と特別貴族位を貰ったのである。