【一発ネタ】五条悟ハッピーセット   作:かりん2022

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オリジナルもやられっぱなしではない

メロンパンが交渉の鍔迫り合いをしている間、俺は夏油に話しかけることにした。

 

「夏油、大丈夫?」

『うん、今の所酷いことはされてないよ。君とメロンパンとセーミは大丈夫?』

「今、メロンパンが頑張ってくれてる」

『メロンパンに任せておけば安心だね』

「おう。だから安心して待ってて」

 

 話していると、五条悟から殺気が漏れた。

 俺は無限でメロンパンとセーミちゃんを慌てて包む。

 

「なになに、なんなんだよ!?」

「君は交渉をちゃんと聞いていてくれないかな?」

 

 メロンパンは呆れていう。なんだか五条悟は怒っていた。

 

「僕と傑の友情が君の策略? 面白いことを言うじゃないか」

「私の策略ではないのだがね」

「別に、人質は1人でも構わない。そうじゃないかな?」

「いいのかな? 私のオリジナルの放った手駒の情報は知りたくないかな」

「あ、あんまり怒るなよ……」

 

 俺は消え入りそうな声で言いつつ、メロンパンを抱き締める。

 

「さとり。私は柔らかいから、もっと優しく扱ってくれたまえ」

「ん、ごめん」

「それにしても信じられないな。君のオリジナルと、僕と、傑。この3人から遺伝情報と記憶をすっぱ抜くなんて、どういう術式だよ。やったのは高専入学前?」

「いや。高専入学後の彼は壊れてしまっただろう? だから、壊れてしまう前まで記憶がロールバックされて作り出されているんだよ。後、私は体が豆腐だが彼は精神が豆腐なので優しく扱ってくれたまえ」

「ちっ!」

「製造者責任は私たちにはないのだから、文句はそっちに言ってくれないか」

「誰だよ責任者」

「神様かな?」

 

 ガンッとテーブルを蹴られて、俺はビクッとなる。

 そこで、轟音が起こった。

 

「呪霊達による襲撃です! と、特級呪霊が数体!!」

「ちょうどいい八つ当たり先が現れたみたいだね。君達はここで待ってて」

「一旦交渉は終わりということにしないかね。自衛をするのに縛りが邪魔だ。なにせ誰が呪術師で呪詛しかわからないからね」

「嘘つけよ。僕よりその辺詳しいだろ。君の本体の記憶があるならさ。交渉を決裂させたくなければ大人しくしておけ。攻撃されたら攻撃するぐらいは許してやるからさ」

 

 そして、五条悟は消えてしまう。

 

『さとりっ 大丈夫かい!?』

 

「夏油、俺達は大丈夫。お前は身を守ることだけ考えてくれ」

『さっき呪術使わないって縛っちゃったよ!』

「ええ!?」

「やれやれ、参ったな」

 

「ひとまず、セーミさんとメロンパンさんは別々に避難していただきます」  

「ふざけんなよ。絶対嫌だ。夏油連れて俺たちは帰る」

 

 伊地知さんの言葉に断固拒否の構え。

 

「セーミさんとメロンパンさんの安全は保証します」

「信じられるか!」

「ではこう言い換えましょう。セーミさんとメロンパンさんと夏油さん、誰が一番大事ですか?」

 

 俺は思わず口籠る。

 これって人質は1人いればいいフラグ!

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