【一発ネタ】五条悟ハッピーセット   作:かりん2022

18 / 18
友達<超えられない壁<親友

転移先は、呪世界だった。

メロンパンもセーミも夏油もいない。

たった1人だ。

 

ひとまず、探す所といったらあれだろう。

呪専である。

 

ということで、こっそり侵入する。

 

夏油がぬいぐるみと共にいるのを見て、手を振った。

 

「夏油!」

「さと…り? さとり!!」

「良かった、すぐに逃げるぞ!」

「ちょっと待って、悟に連絡する」

「連絡すんな!」

「なんで?」

「なんでじゃねーよ! 呪術師ってのはなあ!お友達の呪霊と殺し合いしないといけない職業なんだぞ!!」

「呪霊はそもそもお友達じゃないでしょ」

 

 そう言って、俺の首根っこは容易く掴まれた。 

 

「げっ 五条 悟!」

「よろしく、さとり」

「っ」

 

 俺は瞬間移動で夏油を確保し、さらに離脱しようとする。

 

「させないって」

 

 ベリっと夏油を奪い取られ、俺は歯軋りする。

 

「狙いはなんだ!」

「僕のセリフでしょ、それは」

「俺は! 俺は皆と平和に生活できればそれで……!! だから夏油! 一緒に逃げよう!」

「さ、さとり……でもここのご飯美味しいよ?」

「それは友達と殺し合いする理由になんねー!」

「君、そこまで呪霊と親しいわけ?」

「俺は……! 味方の呪霊……夏油の呪霊しか知らない。知る必要もない」

「いやあ。そこは貪欲に知識を得ていこうよ。呪霊以外の友達欲しくない?」

「何度でも言うが、必要ないね。俺は皆と一緒にさえいられればいいんだ」

「さとり……。でも私は、悟が親友でさとりは友達だし……」

「は? だって、俺達、何年もずっと一緒にいただろ。五条悟といた記憶なんてないはずだろ?」

「それでも、私の魂が言ってるんだ……。私の親友は悟だって。悟にとっては偽物だってわかってるけど」

「お、俺は……」

 

 灰になった俺は、容易くオリジナルに捕獲されてしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「わああああああああああ」

「さ、さとり……」

 

 泣きじゃくるさとり。さすがに気づいてよってくる学校関係者。

 

「何を泣いているんだ、早く泣き止ませろ」

「うーん、痴情のもつれかな? 無限に入れて寝てたって言ってたね、そういえば。仲良しなんだね」

「悟の泣き顔なんて珍しーな。撮ってやろ」

「やめて、そもそも僕じゃないし」

 

 そこで、棘がニュース動画をタップ。気になる速報ニュースが出たのだ。

 

『宇宙人現る!!』

 

 嘘くささ大爆発のニュースである。

 

『我々は、宇宙人だ』

 

 喉を震わせての声真似。メチャクチャ嘘である。が。

 

「嘘くせー。って、マジかよ!?」

 

 スマホに映る女の子と空飛ぶ脳みそが並んでいれば、信じざるを得ない。

 

「この声! セーミちゃん!」

「セーミ!」

『我々マブラブ星人は人型ロボットの知識情報と引き換えに、友人の情報と穏やかな生活を求める』

「メロンパン……」

「メロンパン!」

「うーん この脳みそ、君らの仲間? オリジナル?」

「仲間だよ」

「ふぅん。ちょっとお話聞いてみようか」

 

 なんだか嫌な予感!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。