強い方のオルガの逆行奮闘記   作:トライデント

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種割れのSEを文字起こしするとキラキラバシューン!!が大体だと思うんですよ。当社比だけども。
言うほどキラキラバシューン!!って感じしないのに、キラキラバシューン!!以外だとあんま思い付かないし、キラキラバシューン!!でも違和感は無いんすよね。
キラキラバシューン!!の話ばっかしてますけど、今話はキラキラバシューン!!とイタイ!!イタイ!!イタイイイイイ!!回です。


SEED発現

 戦場に到達したオルガが真っ先に確認したのは、敵の数。

 出撃した時に聞いたデュエル、バスター。そしてシグー(ハイマニューバ)を確認。

 既にデュエルは(エール)ストライクと、シグーHはメビウス・ゼロと交戦を開始している。

 後方にいるであろうヴェサリウスからのジン小隊、そして残りのG兵器であるブリッツの増援も警戒しながら、牽制射撃の準備をする。

 

 

「アークエンジェル!ストライクのライフルの射出準備は!?バルカンとサーベルでデュエルの相手は厳しいだろ!」

『格納庫から、既に準備は出来ているそうだ!ヤマト二等兵、一度後方に下がれるか?』

『は、はい…!』

『逃がすか!今日こそ仕留めてやるぞ、ストライク!!』

「一度こっちが見る!さっさと下がれ!キラ!!」

 

 

 ビームマシンガンを発射しながら、Aストライクとすれ違うアドバンテージ。

 Aストライクを追っていたデュエルは、シールドでアドバンテージの射撃を防ぎながら、距離を詰めるタイミングを伺っている。

 

 

『アドバンテージが…!そろそろ貴様も鬱陶しい!!』

『イザーク!援護するぜ!』

「いい加減しつこいんだよ…!テメェら!!」

 

 

 バスターが発射するミサイルを、ビームマシンガンとイーゲルシュテルンの斉射で撃ち落としながら、接近してくるデュエルから距離を保ち続けるアドバンテージ。

 

 

(性能はあっちのが上だ!それに、予備カートリッジは2つしかねぇ…!ビームなんざ使えねぇぞ…!)

『オルガさん!デュエルの相手に戻ります…!』

「すまねぇ、頼む!」

『へぇ?じゃあ、オレたちはこのまま射撃戦続けようぜ!オレは大歓迎だからな!!』

「そっちのが性能上だからって、調子乗りやがって…!」

 

 

 ビームライフルの装備を完了したAストライクが復帰し、デュエルとの交戦を再開する。

 その一方で、アドバンテージとバスターの熾烈な射撃戦は続く。

 ジェネレーターの数と質の差、そして装備している兵装の火力から、アドバンテージよりもバスターの方が性能は数段上なのは、この戦場にいる全員が最初から分かり切っていた。

 オルガもこのまま射撃戦を続けていては、先にダウンするのはこちらだと理解しているが、かと言ってバスターを野放しには出来ないと、二重苦に直面している。

 

 

『オルガ!そっちは大丈夫か!』

「バスター抑えるなら、コイツが一番向いてるだろ!オッサンこそ、その白いの相手に大丈夫かよ!」

『はっきり言って、キツいな…!』

『ハイマニューバ型は、ジンで経験済みなのでね。さて、どうする?ムウ・ラ・フラガ!』

『ちぃ…!ラウ・ル・クルーゼ!』

 

 

 それは、オルガだけが直面している問題ではなかった。

 有線式ガンバレルを搭載しているとは言え、メビウス・ゼロ1機で、グリマルディ戦線から因縁のあるラウの駆るシグー。ましてや高機動型であるハイマニューバを相手するには、いくらムウでもキツいものがあった。

 

 

「イーゲルシュテルン、ヘルダート装填!バリアントの起動はまだか!」

「これだったら、まだジンの小隊が出て来てくれた方がよかったかもしれないわね…!」

「な、なんでですか!?あの3機だけでもこんなピンチなのに、そこにジンもいたら全滅しますよ!」

「それでも、ジンの数を減らせば、撤退の可能性があったってことだろ…!」

 

 

 一方、アークエンジェルのブリッジ内。

 このピンチの状況を見て、そんなことを言うマリューに驚くトールだったが、隣にいるアーノルドが補足に入る。

 

 

「ええ…。この前、最初にGが襲って来た時がそうだったことから、その可能性はあった。だけど、このままでは…」

 

 

 マリューが答えようとした、その時。

 

 

「ぐっ…!?」

「うわぁっ!?」

「きゃあああっ!!」

 

 

 アークエンジェルが、爆音と共に揺れた。

 すぐさま索敵に移ったクルーたちは、襲撃犯の特定へ移る。

 

 

「11時の方向に、熱源確認!」

「敵影捕捉!GAT-X207!ブリッツです!」

「ミラージュコロイドを使った襲撃…!」

 

 

 既に攻撃を終えたことで、展開していたミラージュコロイドは解除され、その姿を確認することになった。

 ラクスを迎えて撤退したイージスを除いた、この戦場で未確認だったG兵器、ブリッツ。

 幸い被弾した箇所は重要部では無かったものの、敵1機がフリーな状態が発生してしまった為、事態は深刻を極めてしまっている。

 

 

「チッ…!やっぱ黒いのもいやがったか!」

『アークエンジェル!?』

「キラはデュエル抑えてろ!オレが何とか援護に…!」

『行かせると思うかよ!』

「だよな…!クソォ!!」

 

 

 なんとかアークエンジェルの救援へと向かいたいオルガだったが、バスターがそうはさせなかった。

 収束火線ライフルからビームを発射し、じわじわとこちらを追い詰めにかかってくる。

 

 

「いい加減にしろってんだ…!大人しくしてやがれ!」

『ぐっ…!?』

 

 

 痺れを切らしたオルガは、装填されているカートリッジに残っているエネルギーを使い切るまでマシンガンを斉射させ、バスターを怯ませる。

 

 

「オラァァァ!!」

『があっ!?や、やりやがったな…!

 

 

 その隙を突き、左腕部からビームサーベルを射出しながら突撃を敢行させる。

 そのまま左手に装備させたサーベルで、バスターの左腕を切り裂く。

 これによって収束火線ライフルと共に、連結使用を封じることに成功し、バスターの戦力を大幅に削ることとなった。

 

 

「バスターの左手を叩っ斬ってやった!アイツもうミサイルや右の銃から撃つことしか出来ねえぞ!」

『了解した!すまないが、こっちは抑えることで手一杯でな…!』

「気にすんな!そのまま抑えてくれ、オッサン!アークエンジェル、いま向かうぞ!!」

『すまないわね…!』

 

 

 バスターを削ったオルガは、専用ライフルのカートリッジを交換させ、アークエンジェルの元へと向かう。

 アークエンジェルの迎撃を回避しているブリッツへとビームマシンガンを発射させ、アークエンジェルから距離を取らせる。

 

 

『オルガ二等兵。バズーカの射出準備が整った。いけるか?』

「バズーカ?構わねぇけど、なんか策でもあんのか?」

『私に考えがある。バズーカに込めたのはアンチビーム爆雷と、散弾だ』

「アンチビーム爆雷に、散弾…?切り替えて使えって……。ああ、そういうことか?」

『察しが良いな。バズーカ射出!受け取り損ねるな!』

「あいよ!」

 

 

 ブリッツが距離を取り、アドバンテージが専用ライフルをウェポンラックに装備させたことを確認したナタルは、ストライクのバズーカを射出させる。

 

 

『装備を変えて、なにをするつもりだ…?ですが、余計なことをされる前に…!』

『アンチビーム爆雷を撃て!その後は、分かるな?』

「分かってらぁ!アンタの策、乗らせてもらうぜ!」

 

 

 ビームを撃とうとするブリッツへ向けて、バズーカからアンチビーム爆雷を発射させるアドバンテージ。

 その直後にビームを発射させるブリッツだったが、ばら撒かれたアンチビーム爆雷により、ビームは相殺される。

 

 

『なるほど…!ですが、姿を消して、接近してしまえば!』

『今だ!サブナック二等兵!』

「姿なんざ消してんじゃねぇ!さっさと出て来やがれ!」

 

 

 ブリッツがミラージュコロイドを展開したことを確認したオルガは、バズーカ内の弾を切り替え、ブリッツがいた方向へとバズーカを向け、散弾を連射させる。

 

 

『なっ…!?』

「かくれんぼは終わりだぜ!」

 

 

 大量にばら撒かれた散弾により、ミラージュコロイドを展開してようが関係無く、ブリッツの姿が炙り出される。

 

 

『元々はそちらのものでしたね…。弱点もよくご存知だ…!』

『ニコル!足付きよりモビルアーマーとストライクを狙うぞ!』

『分かりました…!』

「切り替え早ぇなコイツら…!キラ!オッサン!そっちにバスターとブリッツ行ったぞ!オレもすぐに…!」

『オルガさん!ジンの小隊も確認しました!数は3機!』

「絶妙なタイミングで出して来やがったな…!」

 

 

 ミリアリアの通信とほぼ同時に、オルガもジンの小隊を捕捉してしまった。

 G兵器の動きを封じたとは言え、撤退まではいっていなく、こちらが疲弊した状況での増援は、苦しいものがあった。

 

 

『ジン1機はこちらへ。残りはストライクだ。イザーク、ジンを向かわせるぞ』

『了解!さぁ、どうする?ストライク!!』

『くっ…!このままじゃ…』

「キラ!このバズーカ使え!」

『は、はい…!』

 

 

 アドバンテージが投げ渡したバズーカを左手で受け取り、込められていた散弾を発射するAストライク。

 2機いたジンをそれぞれ分散させ、片方をアドバンテージがレールガンで撃ち抜く。

 

 

『怯むな!こちらの有利は変わらない!』

「数ばっかいやがって…!」

『こっちは撃てるんだよ!AP弾くらいな!』

「ぐっ…!?」

『オルガさん!?』

『オルガ!?』

 

 

 Aストライクの方へと合流したアドバンテージを、残された右手でガンランチャーを使ったバスターが放った徹甲弾が貫く。

 致命傷は負わなかったものの、左腕を吹き飛ばされてしまい、カートリッジの交換を封じられたことと、シールドも同じく吹き飛ばされてしまったことから、窮地に立たされてしまった。

 

 

『サブナック二等兵!大丈夫なの!?』

「オレは大丈夫だがよ…!」

『隙が出来たな。ムウ・ラ・フラガ!』

『なっ…!?くそっ…!!』

『フラガ大尉!?』

 

 

 長い攻防と、アドバンテージの被弾を見たことで生じたメビウス・ゼロの一瞬の隙を突き、高速で接近したシグーHが重斬刀でガンバレル部分を切り裂く。

 すぐにパージしたことで誘爆することは無かったものの、半数のガンバレルを失ってしまった。

 

 

「オッサンは下がれ!オレはまだ…!」

『そこだな!アドバンテージ!』

「チッ…!デュエル…!!」

『オルガさん!!』

 

 

 五体満足のAストライクよりも、被弾したアドバンテージを先に仕留めようとデュエルが襲い掛かる。

 ビームマシンガンとイーゲルシュテルンの一斉射を行うも、装備しているアンチビームシールドと、デュエルらG兵器が持つフェイズシスト装甲で防ぎながら、サーベルを構え接近してくるデュエル。

 

 

『先に貴様を始末してやる!受け取れえええ!』

「ちくしょう…!!」

 

 

 ビームサーベルも一緒に吹き飛ばされてしまい、迫り来るデュエルを対処する手段が無いアドバンテージ。

 黙ってやられるつもりのないオルガだったが、どうにも出来ない状況なのは変わりなかったが…。

 

 

『オルガさん!!』

「キラ!?」

『はっ!ならば一緒に切り裂いてやる!ストライク!アドバンテージ!!』

 

 

 そこへAストライクが割って入るが、それに構わず2機に斬りかかるデュエル。

 

 

 

『やらせるかあああああ!!』

 

 

 突然、ストライクの動きが先程までとは大きく変わった。

 

 

『なにっ!?』

 

 

 接近するデュエルを右足で振り上げ、蹴り飛ばす。

 

 

『やああああああああ!!』

『うわ、うわああああああ!?』

 

 

 その隙を突き、コクピット付近をビームサーベルで切り裂く。

 蹴り飛ばし、デュエルとの距離を取ってすぐにビームサーベルを振り下ろしたため、撃破には至らなかった。

 

 

『痛い…!痛い…!痛いいいいいいいい…!!!』

『イザーク!?』

『なにっ…?』

『隊長!撤退しましょう!敵艦隊が来ました…!』

『ふむ……。ニコル、イザークを頼んだ。全機撤退だ!』

 

 

 いまの一連の出来事、そして艦隊の接近を感知したクルーゼ隊は撤退を選択。

 デュエルの肩を抱えたブリッツと、バスター、シグーH、そして残ったジン小隊がヴェサリウスへと戻って行く。

 

 

『はあ…!はあ…!!』

「キラ、悪い…。助かった」

『はあ…!あっ…?オ、オルガさん……?』

「………ん?」

 

 

 コクピットのサブモニターにキラが映っていた為、そこへ目を向けたオルガ。

 そこに映っていたキラの目は、ハイライトが消えていたような目をしていたと、オルガは認識したが…。

 

 

『オルガさん、大丈夫ですか……?』

「あ、ああ…。大丈夫だ。助かったぜ、キラ」

 

 

 その次に見た時は、いつものキラの目に戻っていたため、いまは気に留めないことにしたオルガ。

 それよりも、顔色と息の切らし具合から心配が勝ち、帰還を急ぐことにしたのも大きかったが、それをキラに伝えることはない。

 

 

『すまなかったな、オルガ。本当に大丈夫か?』

「マジで大丈夫だからそんな気にすんな、フラガ大尉」

『おっ、今度はしっかりと呼んだな。なら本当に大丈夫そうだな』

『第8艦隊との合流も果たせました。全機、帰投してください』

「第8艦隊…か」

 

 

 

 アークエンジェルの前方から、地球連合軍の艦隊が向かってくる。ドレイク級、ネルソン級の他に、アガメムノン級の姿もあった。

 それは、ハルバートン提督が率いる第8艦隊のものだった。




1機増えても戦力差的には厳しいことにはそんな変わんないですわね。マシにはなってますけど。
でもザウートでデストロイを相手するよりは格段にマシです。あのパイロット何したのレベルですけども。運命時にジン乗るよりも酷いでしょ。

※自首しときますけど、投稿してしばらくしてから、バスターの右腕叩っ斬ったのに、右腕生やしてガンランチャー使ってることに気付きました。ガンランチャー使うのは正しいので、左腕に修正しましたわ。自首する作者です。
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