要するに箸休めみたいなもんですね。
ガンブレ4が発売されたので、アドバンテージを作ってみました。
素の状態
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武器装備
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これが投稿された後、機体説明の方に突っ込んでおきます。
「これが、第8艦隊がくれた補給ってヤツか」
「あっ、オルガ」
格納庫に着いたオルガは、近くにいたクロトへ話し掛ける。
目の前には、複数のコンテナや、戦闘機であろう、組み立て中の物体があった。
「ストライク用の支援機だって。大気圏内用らしいけど、多分フラガ大尉が乗るんじゃないな」
「この船にMA乗りなんざ、オッサンしかいないしな。てか、アドバンテージもストライク用の支援機だろ?」
「正確には、支援用試作MS。ストライクやバスターの余剰パーツ使ってはいるけど、それ以外はG兵器よりは安価な部品で作られてるからね。量産も視野に入れてたと思う。あとはまぁ、そもそもコンセプトが違うってさ」
「コンセプト、ねぇ」
「アドバンテージはバスターの穴埋めで造られた、支援用MSで。コイツはストライクを直接的に支援するらしいよ。なんか、ストライカーパックを届けるとか」
「あん?ってことはコイツ、ストライクの装備付けれるのか」
「カタログスペックだとね。付けるだけじゃなくて、使用したりも」
「……ほーん?」
クロトが持つ、目の前の組み立て中の機体の資料を覗くオルガ。
そこにはスカイグラスパーと記されていた。
「フラガ大尉も急にはMSなんて乗れないし、ちょうど良いんじゃないかな」
「ってことは、これから地球に降りるのか」
「アラスカに向かってたのは、元々の方針だしな。まあ、キラの坊主が船から降りるってんなら、向こうに移るだろうけどよ」
「おやっさん。その話、どうなったって?」
「まだ返事は聞いてねぇな。まあ、今まで世話になったんだ。降りるってんなら送るし、まだいるってんなら、これからも世話になるが…。そういや、オルガの兄ちゃんはどうすんだ?」
「わざわざここに来てんだ。分かるだろ」
「……そうかい。なら、これからも頼りにさせてもらうぜ」
後ろからやって来たマードックに向けて、そう答えるオルガ。
彼の意思は既に決まっていて、アークエンジェルから降りることなく、これからも戦い続けるつもりだった。
「……?おいクロト。なんであそこにわざわざ、ストライクの装備を全部まとめてんだ?」
「ああ、あれ?あれも新装備だってよ。ストライクのエール、ソード、ランチャーストライカーを全部纏めるようにする、マルチプルアサルトストライカー」
「……へえ?」
オルガが次に見つけたのは、ランチャーやソードストライカーや、その各種装備を付近にぶら下げている、エールストライカー。
よく見れば、そのエールストライカーには、本来のものには付けていない各種アームや、背部のスラスターにバッテリーが増設されていた。
(オーブでストライクが付けてたヤツじゃねえか。あの対艦刀持ったのが、高い機動性で近付いてくるのは、まあ厄介ではあるが…)
オルガが思い出した通り、それは前回の時に、オーブ解放戦線でストライクが装備していたストライカーだった。
オーブのMSだったM1アストレイを撃墜した後、シュベルトケベールを構えて切り掛かり、その後攻防を続けたのは、オルガも覚えていたのだが……。
「……別に、エール装備して、肩にそれぞれウェポンラック付けて、対艦刀持てばいいだけじゃねぇのかとは思うがなぁ」
「まあまあ、おやっさん。ストライクだって試作機なんですから。こういうのもデータとか、必要なんじゃないです?」
「とは言え、ストライクの強みを潰すのはどうだって話だよ」
「……まあ、重量とか増えるだろうけど、エールの機動性なら、ある程度はカバー出来るんじゃねえの?その分バッテリーも増やしてるみたいだし」
「理論上はなぁ……」
「正直、おやっさんの不安は、オレも同じなんだけどね」
(……意外と厄介だったけどな。あの装備)
整備班の意見と、実際に対峙したオルガの感想は、異なっていた。
ただ、マードックとクロトの不安視している問題は、オルガも否定することは無かった。
(まあ、冷静にあの装備を考えると、そう思ってもおかしくはねぇのは分かるが…)
「ただ、換装する暇も無い状況だったら、この装備、使えなくもないかもしれねぇな。継戦能力ってより、敵部隊の穴を空けるのが目的とかならよ」
「それならいいんじゃねぇの?ストライクの強みってヤツを発揮させられないなら、ハナっから出し惜しみしてられない状況ってことだろ」
「裏を返せば、普段使いはしないってことだけどね」
「ただこれは、整備班がとやかく言ってても仕方ないんだがよ。最終的に決めるのは、パイロットだからな」
「キラとかは選ばなそうですよね。あの武装」
(……それはオレも同じ意見だな。でもオーブの時、確かに使ってたんだよな)
キラがあの装備を使ってるのを想像付かないというクロトの意見は、オルガも同意だったのだが、現にオーブで使っていたのを見たオルガは、僅かな違和感を覚えていた。
「それよりオルガ。オルガからしたら、ストライクよりこっちでしょ。アドバンテージの装備とかも届いてるよ」
「ああ、それ見に来たんだ。何があんだ?」
「バズーカ」
「おっ?」
「ストライクのとは違う、専用のバズーカ。と言えば聞こえは良いけどね。ストライクのは散弾とか切り替え機能付いてるけど、そんなのは無い、普通のバズーカ。まあ、MS用のバズーカなんて、まだ少ないんだろうけど」
「いや、それでも充分だ。バズーカは使い易くていいぜ」
「そんなにあの時、ストライクのバズーカで使い心地良かったか?」
「……ああ。手に馴染んだ気がしたな」
クロトの言葉に釣られ、アドバンテージの方へと目を向けると、専用のビームマシンガンの横に、ストライクの物とは別のバズーカが置かれていた。
かつての乗機の主兵装を思い出したオルガは、ニヤリとした顔を見せた。
「とりあえず、今はこんなところってか?」
「今のところはな。他にも武装や部品の設計図を渡されはしたが、すぐに製作ってのは無理だ」
「本当に色々運ばれたんだな」
「試作モビルスーツが多いからな。データが欲しいってのは、さっきも言ってただろ」
「その分、補給はずいぶんとくれたからね。しばらくは戦えると思う」
「そうかよ。なら、オレがヘマしなきゃいいんだな」
「オルガも無理な戦い方する時あるんだから、あんまそういうことするなよ」
「保証は出来ねぇよ」
そう言い残し、オルガは格納庫から立ち去る。
物資の搬入や、整備などで慌ただしさを増したこの場所にいては邪魔になると、そう考えてのことだった。
開戦の時は、近い。